寄付DXのコングラント、「インパクトレポート2025」を公開。寄付DXがソーシャルセクターや企業にもたらしたインパクトを可視化

累計寄付流通額は134億円を突破。継続利用団体の寄付額は1.8倍に成長、企業連携による新たな資金循環も加速

コングラント株式会社

ソーシャルセクターと企業向けに「寄付DXシステム」を提供するコングラント株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役:佐藤正隆、以下「コングラント」)は、コングラントのこれまでの実績や、寄付DXがソーシャルセクターや企業にもたらした社会的インパクトについて定量・定性的にまとめた「インパクトレポート2025」を公開いたしました。

インパクトレポートとは

インパクトレポートとは、企業や団体が行った活動やプロジェクトが、社会や環境にどのような影響を与えたかという社会的インパクトを評価・報告するための報告書です。本報告書は、2024年度にコングラントが出した社会的インパクトについて記載しています。

※社会的インパクトとは、「短期、長期の変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的、環境的なアウトカム」のことを指します。

※アウトカムとは、事業や取り組みの実施後の直接、間接の影響として、受益者やその周辺や関係者、または取り組みのターゲットに現れてくる変化を指します。

インパクトレポート2025発行の背景

複雑化・多様化する社会課題に対し、既存の枠組みでは十分に手が届かない領域が拡大している日本。こうした日本の顕在化してきている様々な社会課題に最前線で取り組むのが、NPO・ソーシャルセクターです。

しかし、慢性的な資金不足や人材不足などが組織の持続可能性を阻む大きな壁となっています。NPO・ソーシャルセクターの活動に不可欠な「寄付」の募集を支える仕組みと、生活者にとって寄付が日常的な行動となることが求められています。

コングラントは「あらゆる困難に寄付が届く世界」をビジョンに掲げ、NPO・ソーシャルセクターの寄付募集・決済・CRMをワンストップで支援する寄付DXシステム「コングラント」を提供してきました。サービス開始以降、導入団体数は約3,700団体に達し、これまでに累計134億円を超える寄付流通を創出。プラットフォームの提供にとどまらず、日本の寄付システムが抱える構造的な問題を解決するために、政策レベルでの変革にも注力しています。

「インパクトレポート2025」では、コングラントの事業実績に加え、「寄付DXが組織にもたらした変化」を定量・定性面から分析しました。システム導入がスタッフの意識変容や信頼性向上に与える影響、寄付アプリ「GOJO」や企業連携による新たな資金循環の仕組みなどをご覧いただけます。

数字で見る寄付DXシステム「コングラント」

コングラントを継続的に利用することで、寄付額・継続寄付者数ともに大きな成長を見せていることが明らかになりました。

継続利用団体の成長率

コングラントを3年以上継続利用している団体における2024年度の実績を前々年度と比較したところ、寄付総額は1.8倍、継続寄付者数は1.5倍に成長しました。こうした成果はコングラントでの持続的な資金調達と関係構築の確かな効果を示しています。

コングラントの活用によって生まれている変化

コングラントの導入によって利用団体には、寄付額や寄付者数の増加にとどまらない、さまざまなインパクトが生まれています。

・スタッフの寄付に関する関心や意欲が高まった

・事業活動の幅が広がった、新しいことにチャレンジできるようになった

・寄付者側だった方が、活動に参加してくれるようになった

・自分たちのやっていることに自信や誇りが持てるようになりました

これらの変化は、コングラントが単なる「寄付決済ツール」ではなく、寄付者との関係性強化やスタッフのモチベーションアップといった組織・活動の変化にも寄与していることを示唆しています。

従業員の社会参画を推進する新たな取り組み

2025年は、企業とソーシャルセクターをつなぐ新たな取り組みも加速しました。

寄付アプリ「GOJO」の開始

「寄付する人がもっと楽になる幸せになる」をテーマに、1タップ100円から寄付ができる「GOJO」の提供を開始。企業と連携した従業員寄付やポイント還元の仕組みを通じて、寄付の裾野を広げています。

エンタープライズ連携の拡大

ソニー銀行や阪急阪神ホールディングスなどと連携した企業支援型クラウドファンディングや、戸田建設などによる従業員募金の導入が進み、企業の人的資本経営やマテリアリティ推進と連動した社会貢献の形を創出しています。

代表取締役CEO 佐藤正隆より

2025年9月、コングラントはサービス開始から8年を迎えました。NPOが直面する「寄付の壁」を打破するために生まれたこのシステムは、当初300団体ほどの試験的な取り組みからスタートしました。現在では、認定NPO法人を含む約4,000の団体に導入され、累計流通額は130億円を超えるまでに拡大しました。さらに2025年5月には、ソーシャルセクターと寄付者をつなぎ、より良い寄付体験を提供する手段として、「寄付する側」にアプローチするスマート寄付アプリ「GOJO」を開始しました。

私は「日本には寄付文化がないのではなく、寄付システムの構造がないのだ」と確信しています。私たちの目的は、単なるシステムの提供に留まりません。テクノロジー、政策改革、そして企業との共創という多角的なアプローチを通じ、「誰かの役に立ちたい」という人々の想いが、社会の隅々まで毛細血管のように循環する仕組みを構築することにあります。

かつて宅急便が物流の常識を変えたように、私たちは“想い”を届けるインフラとなり、あらゆる困難に支援が届く世界を実現します。日本の寄付のあり方をアップデートし、新しい社会参加の形を、ステークホルダーの皆様とともに創り上げていければ幸いです。

コングラント株式会社 代表取締役CEO 佐藤 正隆

コングラント株式会社について

コングラント株式会社は、ソーシャルセクターと企業向けに寄付決済を中心とする「寄付DXシステム」を提供しています。寄付募集・決済・CRMなどNPO経営に必要なすべてをワンストップで提供し、導入団体は3,700団体以上、寄付流通総額は130億円を突破しました。企業・従業員の寄付DXを推進する事業も展開し、大企業の人的資本に関連する開示項目の改善・発展に貢献しています。

【会社名】コングラント株式会社

【代表】代表取締役CEO 佐藤 正隆

【設立】2020年5月11日

【所在地】〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1-22-17 江戸堀イーストビル6F

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会社概要

コングラント株式会社

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URL
https://congrant.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市西区江戸堀1-22-17 江戸堀イーストビル6F
電話番号
-
代表者名
佐藤 正隆
上場
未上場
資本金
1億1015万円
設立
2020年05月