スペラファーマ株式会社、社員の執筆論文が「ACS Editors' Choice®」に選定されました。
スペラファーマ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:岩城 慶太郎)のCMC研究本部 原薬チームのメンバーが国立大学法人東北大学の皆さまと共著した以下の論文が、ACS(アメリカ化学会)の「ACS Editors' Choice®」に選定されました。
▶URL: https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.oprd.2c00355
現在、期間限定で無料公開されておりますので、この機会に是非ご覧ください。
今後もスペラファーマ株式会社は培った技術と経験を活かし、これからもお客さまの課題解決をサポートし、迅速な医薬品創生に貢献して参ります。
タイトル:Efficient and Scalable Asymmetric Total Synthesis of (−)-Emetine with Pharmaceutical Grade Quality;First Multigram Scale Synthesis
掲載日 :2023年1月24日
著者 :Masatoshi Yamada(※Corresponding Author), Kazuki Azuma, Iori Takizawa, Yuki Ejima, Mitsuhisa Yamano, Kimio Satoh, Takayuki Doi, Hirofumi Ueda, and Hidetoshi Tokuyama
しかしながら、化学合成で取得することが難しい天然物合成の世界において、筆者らは(–)-エメチンを工業的に化学合成可能な方法を開発することに成功しました。不斉点を構築する不斉誘導工程では、弊社オリジナル不斉配位子(R)-DADMP-BINAPを用いるエナンチオ選択的な銅触媒的不斉アリル化反応の開発に成功し、テレスコーピング技術や高い精製効果のある単離工程を組み入れて、計13工程でシリカゲルカラムなどの工業的に不向きな精製方法を用いることなく(–)-エメチンに誘導することに成功しました。
さらに、開発した合成法を適用して安価な出発原料であるホモベラトリルアミン1.4kgから最終物(–)-エメチン二塩酸塩237gを目的の品質として取得しスケールアップに対する堅牢性も確認しました。
▶DOI: https://doi.org/10.1021/acs.oprd.2c00355
▶「Chemistry Views」ニュース:
https://www.chemistryviews.org/scalable-total-synthesis-of-%e2%88%92-emetine/
▶本論文執筆者の一人である、弊社山田 雅俊のコラム:
『不斉合成技術を活用し、効率的な原薬プロセス開発に貢献』
https://www.spera-pharma.co.jp/column/p7483/
■スペラファーマ株式会社 お問い合わせフォーム
https://www.spera-pharma.co.jp/inquiry/
■【スペラファーマ株式会社 会社概要】
会社名:スペラファーマ株式会社
所在地:大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85号(武田薬品工業 大阪工場内)
代表者:代表取締役社長 岩城 慶太郎
設立 :2017年(平成29年)4月20日
URL :https://www.spera-pharma.co.jp/
事業内容:医薬品のCMC研究開発および製造受託事業
▶URL: https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.oprd.2c00355
現在、期間限定で無料公開されておりますので、この機会に是非ご覧ください。
今後もスペラファーマ株式会社は培った技術と経験を活かし、これからもお客さまの課題解決をサポートし、迅速な医薬品創生に貢献して参ります。
- 原論文情報
タイトル:Efficient and Scalable Asymmetric Total Synthesis of (−)-Emetine with Pharmaceutical Grade Quality;First Multigram Scale Synthesis
掲載日 :2023年1月24日
著者 :Masatoshi Yamada(※Corresponding Author), Kazuki Azuma, Iori Takizawa, Yuki Ejima, Mitsuhisa Yamano, Kimio Satoh, Takayuki Doi, Hirofumi Ueda, and Hidetoshi Tokuyama
- 概要
しかしながら、化学合成で取得することが難しい天然物合成の世界において、筆者らは(–)-エメチンを工業的に化学合成可能な方法を開発することに成功しました。不斉点を構築する不斉誘導工程では、弊社オリジナル不斉配位子(R)-DADMP-BINAPを用いるエナンチオ選択的な銅触媒的不斉アリル化反応の開発に成功し、テレスコーピング技術や高い精製効果のある単離工程を組み入れて、計13工程でシリカゲルカラムなどの工業的に不向きな精製方法を用いることなく(–)-エメチンに誘導することに成功しました。
さらに、開発した合成法を適用して安価な出発原料であるホモベラトリルアミン1.4kgから最終物(–)-エメチン二塩酸塩237gを目的の品質として取得しスケールアップに対する堅牢性も確認しました。
- 関連URL
▶DOI: https://doi.org/10.1021/acs.oprd.2c00355
▶「Chemistry Views」ニュース:
https://www.chemistryviews.org/scalable-total-synthesis-of-%e2%88%92-emetine/
▶本論文執筆者の一人である、弊社山田 雅俊のコラム:
『不斉合成技術を活用し、効率的な原薬プロセス開発に貢献』
https://www.spera-pharma.co.jp/column/p7483/
- ACS Editors' Choice®とは
- お問い合わせ先
■スペラファーマ株式会社 お問い合わせフォーム
https://www.spera-pharma.co.jp/inquiry/
■【スペラファーマ株式会社 会社概要】
会社名:スペラファーマ株式会社
所在地:大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85号(武田薬品工業 大阪工場内)
代表者:代表取締役社長 岩城 慶太郎
設立 :2017年(平成29年)4月20日
URL :https://www.spera-pharma.co.jp/
事業内容:医薬品のCMC研究開発および製造受託事業
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