1本の標識が「道迷い」をゼロに
ビッグデータが導く遭難課題の解決
登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップ(福岡市、代表取締役CEO 春山慶彦、以下ヤマップ)は、昨年(2021年8月)「日本一道迷いしやすい登山道」として、日本全国5箇所の登山道を抽出・発表しました。このうち、道迷い多発地点に標識が設置された、神奈川県の2事例についてデータを検証したところ、大界木山(だいかいぎやま)で、道迷いがゼロになったことをご報告いたします。
背景
密を避けるレジャーとして人気の登山ですが、近年、山岳遭難は年間3,000人前後で推移※。また、遭難難原因の1位は「道迷い」で、遭難者全体の4割以上を占めるなど、遭難防止のためには道迷い対策が急務となっています。
安全登山を推進するヤマップは、登山地図GPSアプリYAMAPに投稿された「『迷いやすい』タグ付き投稿(フィールドメモ)」と登山者の軌跡データを分析。そのうち、日本の登山道において特に「迷いやすい」地点5箇所を制定し、2021年8月に発表いたしました。
https://corporate.yamap.co.jp/news/archive/2021-08-06/
ヤマップの働きかけもあり、神奈川県に位置する「道迷い」多発地点の2箇所に標識が設置されました。その後「道迷い」の変化をご報告いたします。
事例①:道迷いがゼロに 大界木山(だいかいぎやま)/神奈川・山梨
神奈川県と山梨県の県境に位置する、西丹沢の大界木山〜浦安峠です。尾根づたいに道がありますが、「右」に曲がるルートが正しい登山道です。
通った人の数を色で識別するデータでは、かなりの人が道を間違えています。【緑:人数が少ない、赤:多い】
神奈川県の丹沢山、櫟山〜栗ノ木洞に位置する登山道です。左右に登山道がありますが、正しい登山道は「左」です。
「日本一道迷いしやすい登山道2022年版」も来月(2022年7月)に発表を予定しています。
※ 出典)警察庁「令和2年における山岳遭難の概況」
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/chiiki/R02sangakusounan_gaikyou.pdf
『迷いやすい』タグ付き投稿(フィールドメモ)について
登山活動中の危険な箇所やおすすめのスポットなど、現地のリアルな情報を『地図上』に投稿・表示できる「フィールドメモ」機能。投稿された情報は他の登山者も見ることができるので、次にその登山道を通る人の役に立ちます。
このような「フィールドメモ」のうち、今回は「迷いやすい」タグを付けて投稿されたものを抽出し、データを分析しています。
(左)フィールドメモ投稿初期画面、(真中)フィールドメモ投稿詳細画面、(右)登山地図に反映されたフィールドメモ
電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。
2022年5月に累計310万ダウンロードを突破。
URL:https://yamap.com/
株式会社ヤマップ 会社概要
会社名 株式会社ヤマップ
本社所在地 福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F
資本金(資本準備金含む) 1億円
事業概要
1. 登山・アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運営
2. 登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営
3. これからの登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営
4. スマホから申し込める登山保険「YAMAP登山保険」の販売
5. 山・自然を活用したコンテンツ開発・コンサルティング・プロモーション 等
URL:https://corporate.yamap.co.jp/
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