FinOps Foundationがクラウド フィナンシャル マネジメントと教育を推進するための協力体制を業界全体から幅広く結集
オープンソースを通じた大規模イノベーションの実現に取り組む非営利団体である Linux Foundation は 8月20日 (現地時間)、ベストプラクティス・教育・標準確立を通じたクラウド フィナンシャル マネジメント分野の推進を目的としたFinOps Foundationの設立を発表しました。
2020年8月20日 サンフランシスコ発― オープンソースを通じた大規模イノベーションの実現に取り組む非営利団体であるLinux Foundation ( https://www.linuxfoundation.jp/ ) は、ベストプラクティス・教育・標準確立を通じたクラウド フィナンシャル マネジメント分野の推進を目的としたFinOps Foundationの設立を発表しました。Linux Foundationは6月にOpen Source Summit North AmericaにてFinOps Foundationの設立計画を発表していましたが、本日、創立メンバーであるApptio、Cloudeasier、Cloudsoft、CloudWize、Contino、Kubecost、Neos、Opsani、ProsperOps、Timspirit、VMwareのサポートを受けてFinOps Foundationの設立を発表しました。
新規に設置された技術諮問委員会 (Technical Advisory Council : TAC)Technical Advisory CouncilにはApptio、Google、VMWareの代表者を招き入れるほか、Atlassian、Nationwide、Pearsonの代表者が既存のプラクティショナー メンバーとして名を連ねます。TACの規則はメンバーを指名あるいは投票により選出することを定めており、今後はエンドユーザーのプラクティショナーも加わる予定です。TACの初期メンバーは以下の通りです:
「ITおよび財務の両チーム間でのクラウド関連の調達業務をサポートする新たな協業形態に対する需要を受け、FinOpsコミュニティは急激に成長しています。私たちはこの成長をサポートするインフラやガバナンスを有しており、同分野をさらに成長させるための最高レベルのトレーニングや教育機会を提供することができます。これは、今回発表された我々の創立メンバーによるコミットメントを通じて実現されます。今後もこれらのメンバーたちも協力していくことを楽しみにしています。」
また、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)CTOであるChris Aniszczykは、以下のように述べています。「KubeConやCkoudNativeConでは効率化とクラウド フィナンシャル マネジメントが大きな議題となりつつあるなか、そこでFinOps Foundationが公式にローンチを発表したことをとても喜ばしく思います。CNCFは、クラウド ファイナンシャル マネジメントをすべての人にとってより良いものとするべくFinOps Foundationと協業していくことを楽しみにしています。」
また本日、FinOps認定プラットフォーム、FinOps認定サービスプロバイダー、ならびにトレーニングパートナー プログラムがそれぞれ公式に開始します。
FinOps認定プラットフォーム (FinOps Certified Platform : FCP) は、クラウド フィナンシャル マネジメントを導入するためのソフトウェア ソリューションを提供する、事前資格審査に合格したテクノロジー プロバイダです。開始時のパートナーはApptio Cloudability、CloudHealth by VMware、CloudWize、Kubecost、Opsani、ProsperOpsとなります。
FinOps認定サービス プロバイダー (FinOps Certified Service Provider : FCSP) は、クラウド フィナンシャル マネジメントを導入する企業のサポートにおいて深い経験を有する、事前資格審査に合格したテクノロジー プロバイダです。FCSPパートナーはクラウド フィナンシャル マネジメントの導入に踏み切ろうとする企業や団体に対して、FinOpsにおけるサポート・コンサルティング・プロフェッショナル サービス・トレーニングなどを提供します。開始時のパートナーはApptio、Cloudeasier、Cloudsoft、Contino、Neos、Timspiritとなります。
またFinOps Foundationでは、一部のFinOpsトレーニングパートナー (FinOps Training Partners : FTP) を認定します。事前審査に合格したこれらのトレーニング パートナーはいずれも、クラウド フィナンシャル マネジメントにおける深い経験を有するパートナーとなり、開始時のパートナーはApptio、Cloudeasier、Contino、VMwareとなります。
メンバーが受講できるトレーニングには、今夏Linux FoundationとFinOps Foundationにより開始された無料のedXコース「Introduction to FinOps」があり、現在受講者を募集しています。またFinOps Foundationは、FinOps認定プラクティショナー試験 (FOCP https://training.linuxfoundation.org/certification/certified-finops/ ) を提供しています。FinOps全体のランドスケープに関する説明は、こちらでご覧いただけます: https://landscape.finops.org
FinOps Foundationは世界中から集まる、1,200社以上を代表する2,000名近いプラクティショナー メンバーによって構成されており、DevOpsが従来型の縦割りのシステムを破壊し、機動性を高めることで開発に革命をもたらしたのと同じように、FinOpsは、新しい文化、知識スキルならびに技術プロセスを持つ、テクノロジー、ビジネス、金融の専門家を結集することでクラウドのビジネス価値を高めています。
FinOpsはクラウドの運用モデルであり、システム、ベストプラクティス、文化を組み合わせて、企業にクラウド関連コストの理解ならびに情報に基づいたビジネス上の意思決定を行う能力を高める転換をもたらします。FinOpsは、企業がクラウドに費やすすべてのコストから最大限の価値を得られるようにします。開発者が購買決定をコントロールする領域まで支出に対する説明責任を広げ、購買の効率性を最大化し、支出をチームに割り当てられるようにする新しい中央集中型のプロセス群を提供します。
FinOpsに関する詳細及び参加方法はこちらhttps://www.finops.org/をご覧ください。
創立メンバーの声
プレスリリースをご参照ください (原文) : https://www.linuxfoundation.org/press-release/2020/08/finops-foundation-quickly-gains-industry-wide-support-to-advance-cloud-financial-management-and-education/
FinOps Foundationについて
FinOps Foundation (F2) は、世界中のFinOpsプラクティショナーで構成される非営利の事業者団体です。F2は、FinOpsプラクティショナーの実際の体験談、専門知識、インスピレーションに基づき、クラウド フィナンシャル マネジメントのベストプラクティスと標準確立を体系化および促進し、コミュニティ メンバーとそのチームがクラウド フィナンシャル マネジメントを改善できるようにすることを主目的としています。詳細および参加方法はこちら https://www.finops.org/ をご覧ください。
Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、www.linuxfoundation.org をご覧ください。
###
The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページ ( https://www.linuxfoundation.jp/trademark-usage/ ) でご確認いただけます。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
新規に設置された技術諮問委員会 (Technical Advisory Council : TAC)Technical Advisory CouncilにはApptio、Google、VMWareの代表者を招き入れるほか、Atlassian、Nationwide、Pearsonの代表者が既存のプラクティショナー メンバーとして名を連ねます。TACの規則はメンバーを指名あるいは投票により選出することを定めており、今後はエンドユーザーのプラクティショナーも加わる予定です。TACの初期メンバーは以下の通りです:
- Eugene Khvostov 氏 (Apptio、製品・エンジニアリング部門 VP)
- Matt Leonard氏 (Google、Compute Cloud billings製品マネジメント リード)
- John McLoughlin 氏 (VMWare、CloudHealth製品マネジメント ディレクター)
- Mike Fuller 氏 (Atlassian、FinOpsプリンシパル システムエンジニア)
- Joseph Daly 氏 (Nationwide、クラウド最適化 ディレクター)
- Ashley Hromatko 氏 (Pearson、FinOps シニア マネージャー)
「ITおよび財務の両チーム間でのクラウド関連の調達業務をサポートする新たな協業形態に対する需要を受け、FinOpsコミュニティは急激に成長しています。私たちはこの成長をサポートするインフラやガバナンスを有しており、同分野をさらに成長させるための最高レベルのトレーニングや教育機会を提供することができます。これは、今回発表された我々の創立メンバーによるコミットメントを通じて実現されます。今後もこれらのメンバーたちも協力していくことを楽しみにしています。」
また、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)CTOであるChris Aniszczykは、以下のように述べています。「KubeConやCkoudNativeConでは効率化とクラウド フィナンシャル マネジメントが大きな議題となりつつあるなか、そこでFinOps Foundationが公式にローンチを発表したことをとても喜ばしく思います。CNCFは、クラウド ファイナンシャル マネジメントをすべての人にとってより良いものとするべくFinOps Foundationと協業していくことを楽しみにしています。」
また本日、FinOps認定プラットフォーム、FinOps認定サービスプロバイダー、ならびにトレーニングパートナー プログラムがそれぞれ公式に開始します。
FinOps認定プラットフォーム (FinOps Certified Platform : FCP) は、クラウド フィナンシャル マネジメントを導入するためのソフトウェア ソリューションを提供する、事前資格審査に合格したテクノロジー プロバイダです。開始時のパートナーはApptio Cloudability、CloudHealth by VMware、CloudWize、Kubecost、Opsani、ProsperOpsとなります。
FinOps認定サービス プロバイダー (FinOps Certified Service Provider : FCSP) は、クラウド フィナンシャル マネジメントを導入する企業のサポートにおいて深い経験を有する、事前資格審査に合格したテクノロジー プロバイダです。FCSPパートナーはクラウド フィナンシャル マネジメントの導入に踏み切ろうとする企業や団体に対して、FinOpsにおけるサポート・コンサルティング・プロフェッショナル サービス・トレーニングなどを提供します。開始時のパートナーはApptio、Cloudeasier、Cloudsoft、Contino、Neos、Timspiritとなります。
またFinOps Foundationでは、一部のFinOpsトレーニングパートナー (FinOps Training Partners : FTP) を認定します。事前審査に合格したこれらのトレーニング パートナーはいずれも、クラウド フィナンシャル マネジメントにおける深い経験を有するパートナーとなり、開始時のパートナーはApptio、Cloudeasier、Contino、VMwareとなります。
メンバーが受講できるトレーニングには、今夏Linux FoundationとFinOps Foundationにより開始された無料のedXコース「Introduction to FinOps」があり、現在受講者を募集しています。またFinOps Foundationは、FinOps認定プラクティショナー試験 (FOCP https://training.linuxfoundation.org/certification/certified-finops/ ) を提供しています。FinOps全体のランドスケープに関する説明は、こちらでご覧いただけます: https://landscape.finops.org
FinOps Foundationは世界中から集まる、1,200社以上を代表する2,000名近いプラクティショナー メンバーによって構成されており、DevOpsが従来型の縦割りのシステムを破壊し、機動性を高めることで開発に革命をもたらしたのと同じように、FinOpsは、新しい文化、知識スキルならびに技術プロセスを持つ、テクノロジー、ビジネス、金融の専門家を結集することでクラウドのビジネス価値を高めています。
FinOpsはクラウドの運用モデルであり、システム、ベストプラクティス、文化を組み合わせて、企業にクラウド関連コストの理解ならびに情報に基づいたビジネス上の意思決定を行う能力を高める転換をもたらします。FinOpsは、企業がクラウドに費やすすべてのコストから最大限の価値を得られるようにします。開発者が購買決定をコントロールする領域まで支出に対する説明責任を広げ、購買の効率性を最大化し、支出をチームに割り当てられるようにする新しい中央集中型のプロセス群を提供します。
FinOpsに関する詳細及び参加方法はこちらhttps://www.finops.org/をご覧ください。
創立メンバーの声
プレスリリースをご参照ください (原文) : https://www.linuxfoundation.org/press-release/2020/08/finops-foundation-quickly-gains-industry-wide-support-to-advance-cloud-financial-management-and-education/
FinOps Foundationについて
FinOps Foundation (F2) は、世界中のFinOpsプラクティショナーで構成される非営利の事業者団体です。F2は、FinOpsプラクティショナーの実際の体験談、専門知識、インスピレーションに基づき、クラウド フィナンシャル マネジメントのベストプラクティスと標準確立を体系化および促進し、コミュニティ メンバーとそのチームがクラウド フィナンシャル マネジメントを改善できるようにすることを主目的としています。詳細および参加方法はこちら https://www.finops.org/ をご覧ください。
Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、www.linuxfoundation.org をご覧ください。
###
The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページ ( https://www.linuxfoundation.jp/trademark-usage/ ) でご確認いただけます。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。