パナソニック工場でのセキュリティ監視ノウハウを駆使した「工場向けSOCサービス」をパッケージ提供

パナソニックソリューションテクノロジー株式会社

2024年9月3日 10時00分

パナソニック工場でのセキュリティ監視ノウハウを駆使した「工場向けSOCサービス」をパッケージ提供

パナソニックソリューションテクノロジー株式会社（本社：東京都港区、代表：伊藤一義）は、パナソニックの工場で運用している産業システム向けセキュリティ監視をベースにパッケージ化を行ったSOC（Security Operation Center：サイバー攻撃の検知・分析とその対策を行う組織）サービスを2025年4月より提供予定です。

本サービスでは「パナソニックの工場セキュリティに関する豊富な知見」の活用だけではなく、さらにオプションとしてAIを活用したネットワーク監視装置の利用で、最新のAIテクノロジーによる脅威検出を掛け合わせた、より高度なサービスを提供します。

サービスの特長

　・パナソニックの工場での経験を基にした『ちょうどいい』セキュリティ対策を提供

　・分析官による詳細かつ迅速な分析、24時間365日の監視にも対応

　・工場ネットワークへの影響なし

【工場向けSOCサービスの概要】

工場におけるセキュリティ対策の重要ポイントである工場ネットワークの監視は、一般的なITネットワークの監視とは一線を画すものであり、全ての企業にそのノウハウがあるわけではありません。また、自社の環境に合わせた監視の仕組みを一から構築するためには工場セキュリティの専門知識や多大なコストが必要であり、それ故に導入が難しいとの相談の声が多く寄せられます。

当社ではパナソニックの工場で導入した工場ネットワーク監視の経験を豊富に有しており、その経験から得られたノウハウも十分に蓄積しています。そのようなノウハウをベースに汎用的な要素を抽出し、標準化を図ることで幅広いお客様にご利用いただきやすいサービスとして提供します。

このサービスのご利用で、工場ネットワークの監視のノウハウがないお客様も十分な実績に裏打ちされたセキュリティ対策が可能です。また、監視環境の構築・運用に多大なコストを要していたお客様も、標準化されたサービスメニューの活用でコスト削減が可能です。

加えて、ネットワーク監視という分野においてはさまざまな専用装置がありますが、AIによるネットワークの分析でほかの機器では発見できない脅威を検知できるネットワーク監視装置「Darktrace」をオプションとして利用できます。このオプションの利用により、導入しやすいリーズナブルなパッケージサービスでありながら、より高度なセキュリティレベルの実現が可能です。

【SOCサービス】

▼産業制御システム向けセキュリティソリューション

https://www.panasonic.com/jp/business/its/ics-security.html

【オプション機能】

▼ネットワーク脅威検知ソリューション「Darktrace（ダークトレース）」

https://www.panasonic.com/jp/business/its/darktrace.html

【サービスの開発背景】

世界的に産業システムのスマート化が推進され、日本でも多くの企業が取り組みを進めています。しかし、スマートファクトリーの推進は多くの効果がある反面、サイバー攻撃を受けるリスクは高まります。最近では強固なセキュリティ対策を実施している企業本体ではなく、セキュリティ対策が不十分な工場が狙われるケースが増大しています。工場がサイバー攻撃を受けると、工場の機能が停止し大きな損害になるだけではなく、攻撃前の生産状態に戻すのにも莫大な時間と費用、労力が必要です。万全なセキュリティ対策が必要だとわかっていても、工場のIT製品に対する標準的なセキュリティ対策は難しいという課題があります。

＜工場でのセキュリティ対策が難しい理由＞