数10社100件以上のＤＸプロジェクトで実績を出したアプローチを徹底解説。新刊『ＤＸＣＸＳＸ』3月28日発売！

～47の事例で学ぶ、経営パラダイムシフト～

クロスメディアグループ株式会社

2022年3月28日 11時00分

株式会社クロスメディア・パブリッシング（所在地：東京都渋谷区千駄ヶ谷、代表取締役：小早川幸一郎）は、3月28日に八子知礼氏による書籍『DX CX SX』を発刊いたします。本書は本気でＤＸに挑戦するすべての企業に爆発的な成長をもたらす経営の思考法を解説した一冊です。

DXであらゆる課題を解消するには、「境目に着目せよ」

あらゆる問題や課題は「モノゴトの境目」で発生しています。

ビジネス、生活、社会情勢、国際関係、政治ーー。
世の中を広く見渡して目を凝らすと、注目すべき問題や課題は、そのほとんどが「境目」で起きていることに気づくのではないでしょうか。

この「境目」に着目することが、あらゆる経営課題をＤＸで解消するための第一歩です。経営やビジネスにまつわる空間的・物理的な境界はもちろん、組織や商取引、生活、業界、業務プロセス、概念に至るまで、あらゆる領域まで拡張して「境目」と捉えて「データ」でつなげることで、既成の枠を飛び越える経営とビジネスへの変革が始まります。

デジタルツインと全体最適

ビジネスをデジタルで進化させるには、現実空間のあらゆる事象をデータで捉え、デジタル空間上に同一環境を構築する「デジタルツイン」が不可欠です。

それは【データ取得 → 分析・シミュレーション → 現実空間へのフィードバック → アクション……】というＰＤＣＡを構築するための方法論です。一般的には、ＰＤＣＡサイクルという業務改善の手法が広く知られていますが、デジタルツインはそれをさらにデジタル側に拡張して進化させたものだと言えます。

このデジタルツインを通じたトランスフォーメーションでビジネスに新しい全体最適を実現すること。これこそがＤＸに欠かせない考え方なのです。

業界不問のビジネスを創造する

デジタルツインですべてがデータで可視化された時、デジタルなＰＤＣＡサイクルによって未来予測の「シミュレーション経営」が可能になるでしょう。

全体最適を目指す視点を持ちながら領域を越境して境目をつなげ、未来からのバックキャストで戦略を考える。この時、あらゆる状況に対して弾力性をもって有機的に自己を変革できる能力＝ダイナミック・ケイパビリティを発揮し続けるためには、「私たちはどのようにトランスフォームしなければならないのか？」という問いに対する明確な答えを持てるようになります。

そしてこれまでにはなかった「儲けの仕組み」を生み出し、業界を問わないあたらしいビジネスを走らせることができるようになるのです。

本書の構成

第1章爆発的な成長を生み出す革命的なビジネスとDXの本質
第2章今後20年のトレンドを読む上での大前提
第3章「魔のデッドロック」を乗り越えるDXアプローチ
第4章「境目」を「データ」でつないで「全体最適」を実現する方法
第5章 DXの影の王「データ」が切り拓く新しいビジネスの世界
第6章業界を問わないデジタルな新規事業の事例
第7章 DXからCX、そしてSXへ

著者について

八子知礼（やこ・とものり）

1997年松下電工（現パナソニック）入社、宅内組み込み型の情報配線事業の商品企画開発に従事。その後、介護系新規ビジネス（現パナソニックエイジフリー）に社内移籍、製造業の上流から下流までを一通り経験。その後、後にベリングポイントとなるアーサーアンダーセンにシニアコンサルタントとして入社。2007年デロイトトーマツコンサルティングに入社後、2010年に執行役員パートナーに就任、2014年シスコシステムズに移籍、ビジネスコンサルティング部門のシニアパートナーとして同部門の立ち上げに貢献。一貫して通信／メディア／ハイテク業界中心のビジネスコンサルタントとして新規事業戦略立案、バリューチェーン再編等を多数経験。2016年4月よりウフルIoTイノベーションセンター所長として様々なエコシステム形成に貢献。 2019年4月にINDUSTRIAL-Xを起業、代表取締役に就任。2020年10月より広島大学AI・データイノベーション教育研究センターの特任教授就任。著書に『図解クラウド早わかり』、『モバイルクラウド』（以上、中経出版）、『IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書』（監修・共著、SBクリエイティブ）、『現場の活用事例でわかる IoTシステム開発テクニック』（監修・共著、日経BP社）がある。