自宅浪人(宅浪)の学習計画における実態調査。計画作成時と実行時の課題とは?

57.9%が年間計画を基に学習、24.9%が戦略なき短期計画に依存

じゅけラボ予備校

じゅけラボ予備校(所在地:大阪市北区、代表取締役:後藤智則)は、自宅浪人(宅浪)で大学受験をした19歳〜26歳の男女88人を対象に、浪人期間中の学習計画の立て方と実行の課題に関する実態調査を実施しました。

■調査概要

  • 調査概要:自宅浪人(宅浪)の学習計画の立て方と実行に関するアンケート

  • 調査期間:2024/12/9~2024/12/16

  • 調査方法:インターネット調査

  • 有効回答:事前調査で「自宅浪人(宅浪)で大学受験した」と回答した19歳〜26歳の男女88人

宅浪生はどのように学習計画を作成している?現状が明らかに。

選択肢

割合(%)

1年間の学習計画を作成した

19.3%

1ヶ月単位で学習計画を作成した(年間計画に基づく)

13.6%

週単位で学習計画を作成した(年間・月間計画に基づく)

15.9%

1日単位で学習計画を作成した(年間・月間・週間計画に基づく)

9.1%

1ヶ月単位で学習計画を作成した(年間計画なし)

13.6%

週単位で学習計画を作成した(年間・月間計画なし)

6.8%

1日単位で学習計画を作成した(年間・月間・週間計画なし)

4.5%

学習計画は作成しなかった・上手く作成できなかった

17.0%

その他

0.0%

宅浪生(自宅浪人生)がどのように学習計画を立てているのかを調査した結果、その現状が明らかになりました。

年間計画を基に学習を進める宅浪生は57.9%いるものの、理想的な1日単位の計画を実践する宅浪生はわずか9.1%

※年間計画に基づいた学習計画を立てている宅浪生の割合

  • 「1年間の学習計画を作成した」:19.3%

  • 「1日単位で学習計画を作成した(年間・月間・週間計画に基づく)」:9.1%

  • 「週単位で学習計画を作成した(年間・月間計画に基づく)」:15.9%

  • 「1ヶ月単位で学習計画を作成した(年間計画に基づく)」:13.6%

これらを合計すると、19.3% + 9.1% + 15.9% + 13.6% = 57.9%

調査によると、年間計画を基に学習計画を立てている宅浪生は全体の約6割(57.9%)でした。大学入試までの長期的な学習戦略をベースにしつつ、月間、週間、1日単位といった粒度の違いは宅浪生それぞれにあるものの、戦略的に学習を進めていることがわかります。

その中でも「年間・月間・週間計画に基づいた1日単位の学習計画」を実践している宅浪生は全体のわずか9.1%でした。この学習計画は、長期的な目標を整理し、それを基に必要な学習タスクを短期的な行動に落とし込むことで、効率よく受験対策を進められる理想的なスタイルです。

一方で、この学習計画を作成するには高度な計画スキルと強い自己管理能力が必要です。そのため、多くの宅浪生にとって実践するのは難易度が高いと考えられます。この結果は、理想的な学習計画を立てる支援が宅浪生にとって重要であることを示しています。

短期的な学習計画に依存する宅浪生は約25%、全体像の欠如がもたらすリスクとは?

※年間計画を持たずに短期的な学習計画を立てている宅浪生の割合

  • 「1日単位で学習計画を作成した(年間・月間・週間計画なし)」:4.5%

  • 「週単位で学習計画を作成した(年間・月間計画なし)」:6.8%

  • 「1ヶ月単位で学習計画を作成した(年間計画なし)」:13.6%

これらを合計すると、4.5% + 6.8% + 13.6% = 24.9%

調査結果では、年間計画を持たずに短期的な学習計画に依存している宅浪生が全体の約25%にのぼることが明らかになりました。1日単位、週単位、または1ヶ月単位で計画を立てているものの、年間計画や全体的な学習戦略を欠いた状態で勉強を進めています。

受験戦略全体の欠如から短期的な計画に依存すると、以下のような課題が生じる可能性があります。

優先順位の誤り

年間計画がないため、受験までに何をどれだけ学習する必要があるのか全体像を把握しにくく、重要な科目や内容を後回しにしてしまうリスクがあります。

計画の矛盾や行き詰まり

短期的な計画のみで学習を進めると、全体の方向性が見えないまま行き当たりばったりで学習することになり、計画が矛盾したり停滞したりする可能性があります。

模試や受験日への準備不足

模試や受験本番といった重要なイベントに向けた準備が計画に組み込まれないため、試験直前に焦りが生じたり、勉強不足の状態に陥る可能性があります。

学習計画未作成または作成に失敗した宅浪生は17%、自己管理の課題が浮き彫りに

調査結果では、全体の17.0%の宅浪生が「学習計画を作成しなかった」または「上手く作成できなかった」と回答しました。この結果は、宅浪特有の自己管理の難しさや、計画作成におけるサポート不足を浮き彫りにしています。

宅浪生の学習計画作成における悩み事が明らかに

悩み

割合(%)

目標設定が難しい

35.6%

時間の割り振りがうまくできない

30.1%

教材や参考書の選び方がわからない

28.8%

実行可能なスケジュールを組むのが難しい

26.0%

何から始めれば良いかわからない

21.9%

志望大学の入試傾向い合わせて作るのが難しい

5.5%

悩んだことはなかった

4.1%

その他

0.0%

宅浪経験者の中で、学習計画作成を行った73名を対象に行ったアンケート調査により、学習計画を作る際の悩みが明らかになりました。最多の35.6%が「目標設定が難しい」と回答し、次いで「時間の割り振りがうまくできない」(30.1%)、「教材や参考書の選び方がわからない」(28.8%)と続きました。

35.6%が『目標設定が難しい』と回答、明確なゴール設定が課題

調査結果で最も多かった回答が「目標設定が難しい」という声で、35.6%の宅浪生がこれを学習計画作成における課題に挙げました。目標が曖昧だと、計画を具体的な行動に落とし込むことが難しくなり、結果的に非効率な学習に陥る可能性があります。

宅浪生の中には、志望校のレベル感や自分の現在の学力を客観的に把握できず、適切な目標設定ができないケースも多いと考えられます。解決策として、模試結果の分析や過去問を活用した現状分析が効果的です。

時間の割り振りに悩む宅浪生は30.1%、スケジュール管理がカギ

「時間の割り振りがうまくできない」と回答した宅浪生は全体の30.1%でした。この課題の要因としては、科目ごとの優先順位をつけることや、長期計画を短期計画に分解するスキルが不足していることが挙げられます。

あと、家庭での自由な環境が逆に学習時間の管理を難しくしていることも要因の可能性として考えられます。

具体的な解決策としては、1日の時間を細分化し、学習タスクごとに具体的な時間を割り振る方法が効果的です。また、学習アプリや勉強時間管理アプリ、タイムトラッキングツールを活用することで、時間管理のスキルを向上させることができます。

教材選びに迷う宅浪生は28.8%、情報過多が課題?

「教材や参考書の選び方がわからない」と回答した宅浪生は28.8%にのぼりました。市場に多くの教材が出回っている一方で、志望校や自身の学力に合った教材を選ぶ基準がわからず、迷ってしまうケースが多いと考えられます。

特に、口コミやレビューに頼りすぎてしまうことで、自分に合わない教材を選んでしまうリスクもあります。解決策としては、志望大学や入試傾向に合わせた教材リストを専門家が提案するサービスや、オンラインで提供されている学習の進捗に応じた教材の選定ガイドが有効です。

宅浪生が学習計画を「実行する」上でぶつかった壁とは?

困った点

割合(%)

学習時間が足りなかった

45.2%

自分の学力に合っていなくて進めるのが大変だった

32.9%

計画通りに進められなかった

28.8%

志望大学の入試傾向に合っておらず非効率だった

15.1%

困った点はなかった

9.6%

その他

1.4%


宅浪経験者の中で、学習計画作成を行った73名を対象に行ったアンケート調査により、学習計画の実行に関する課題が浮き彫りになりました。最も多かった困りごとは「学習時間が足りなかった」(45.2%)、次いで「自分の学力に合わず進めるのが大変だった」(32.9%)という回答。さらに、28.8%の宅浪生が「計画通りに進められなかった」と回答しており、効率的な学習計画のサポートが求められていることが明らかになりました。

学習時間が足りなかった宅浪生は45.2%、自己管理の壁が浮き彫りに

調査では、45.2%の宅浪生が「学習時間が足りなかった」と回答しました。この結果は色々な要因が考えられますが、まず自由な環境で学ぶ宅浪生にとって、時間管理の難しさやが大きな課題であることを示しています。家庭という環境では、学習以外の雑務や気の緩みが時間を奪う要因となり、結果的に計画通りの学習が進まないことが多いと考えられます。

あと、1日の具体的なスケジュール作成を怠っている可能性や、そもそも学力に合っていない学習計画を立てているから学習時間が足りない結果になっている事も考えられます。

まずは、学習時間が足りなくなっている原因を突き止め改善する必要があります。

学習時間の不足は計画全体の遅れにつながり、焦りや不安を増大させる原因にもなります。これを解消するためには、時間管理スキルの向上や、集中力を高めるための外部サポートが効果的です。

32.9%が『学力に合わず進行が困難』と回答、学習計画の個別化が必要

32.9%の宅浪生が「自分の学力に合っておらず、進めるのが大変だった」と回答しました。実際に自身の現状に合わない計画を立ててしまうと、学習のペースが乱れる傾向があります。特に、難易度の高い内容に手を付けることで挫折感を味わいやすく、結果的に学習効率が低下するリスクが高まります。

解決策としては、個々の学力やペースに合わせた計画の作成が重要です。模試の結果や過去問演習を活用して適切なゴールを設定し、段階的に計画を進めることで効率的な学習が可能になります。また、オンライン学習ツールを利用したり、オンライン塾・予備校や学習計画作成支援サービスを活用することも有効です。

28.8%が『計画通りに進まない』と回答。現実的な学習計画作成がカギ

「計画通りに進められなかった」と答えた宅浪生は28.8%にのぼりました。計画が実行に移せない主な理由としては、非現実的な目標設定や自己管理の甘さが挙げられます。特に、宅浪生の場合、外部の指導が少ないため、自ら計画を調整する能力が求められます。

計画が順調に進まないとモチベーションが低下し、次第に学習習慣そのものが崩れることもあります。現実的なスケジュールを作成し、小さな成功体験を積み重ねることで、計画の再現性を高める取り組みが必要です。

まとめ

本調査では、宅浪生が学習計画を作成・実行する際に直面する課題が包括的に明らかになりました。

まず、57.9%の宅浪生が年間計画を基に学習を進めているものの、理想的な「1日単位の計画を年間・月間・週間計画に基づいて実践」できているのはわずか9.1%に留まりました。

一方で、年間計画を持たず短期的な計画に依存する宅浪生が全体の約25%を占めており、年間戦略の欠如が非効率な学習の要因となっていることが分かりました。さらに、17%の宅浪生は計画作成そのものができなかった、または作成しても上手くいかなかったと回答しており、計画立案スキルのサポート不足が浮き彫りになりました。

宅浪生が学習計画を作成する際の悩みに関しては、「目標設定が難しい」(35.6%)、「時間の割り振りがうまくできない」(30.1%)、「教材や参考書の選び方がわからない」(28.8%)が主な問題点として挙げられました。

最後に学習計画の実行面における課題に関しては、最も多い45.2%が「学習時間が足りなかった」と回答し、続いて32.9%が「学力に合わず進行が困難」、28.8%が「計画通りに進められなかった」と回答しました。

宅浪生は現実的な学習計画の作成とその実行において、独学で難しい場合は個々の状況に応じた計画作成と実行支援のサービスを活用する事が有効です。

会社概要

じゅけラボ予備校では、既存の教育サービスにおける無駄を一切省いて、生徒が志望校合格に必要な勉強のみ行えるカリキュラムを提供したいという思いから、生徒一人一人に合わせたオーダーメイドの受験対策プログラムを提供しています。受験に必要な科目をすべて学べて、高校受験は14,080円~、大学受験は16,280円~の圧倒的な低価格で、経済的な事情により塾や予備校に通えない学生・浪人生も、志望校合格に向けて効率良く学習することができます。

社名  :じゅけラボ予備校(株式会社エンライク)

所在地 :

運営本部:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-500 大阪駅前第3ビル5階10号

教務部:〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2丁目2−1東梅田八千代ビル7F-C

代表者 :代表取締役社長 後藤 智則

電話番号:0120-445-259

事業内容:教育事業(予備校・オンライン学習塾・インターナショナルスクール・教育教材のオンライン通販)、マーケティング事業

URL :https://jyuke-labo.com/

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上場
未上場
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設立
2014年05月