さいたまの水道技術をラオスへ!JICAと「草の根技術協力事業」実施に係る契約を締結しました
さいたま市水道局では、平成4年から主に独立行政法人国際協力機構(JICA)の事業を通じて職員の派遣や研修生の受け入れを行い、30年以上にわたりラオス国に対して水道分野の技術協力を行っています。
現在、ラオスでは水道の普及が進む一方で、無収水(※)による経営環境の悪化が深刻な問題となっており、その改善が切望されています。これを受け、本市から無収水削減を目的とした草の根技術協力事業をJICAへ提案し、この度実施に係る契約をJICAと締結しました。当事業は平成30年度から令和4年度に本市が実施した草の根技術協力事業の後継案件(フェーズ2)にあたるものです。
今回の事業では、水道局職員のラオスへの派遣および日本への研修受入を行い、本市水道局がこれまで培ってきた技術、経験、知識をラオスの水道技術者に伝えることにより、ラオスにおける安定した水道事業運営へ寄与することを目指していきます。
(※)無収水とは漏水や水道メーターで適切に計量されないなどの原因により、料金収入とならない水のことをいいます。
これまでのラオスへの技術協力についてはこちらから
https://www.city.saitama.lg.jp/001/006/002/034/001/p058183.html
事業名
「ラオス国水道公社における無収水削減推進体制強化支援事業(地域活性型)」
契約締結日
令和7年1月20日(月)
事業概要
対象地域:ラオス国首都ビエンチャン、ルアンパバーン県、カムアン県
事業期間:令和7年1月20日から令和10年1月19日まで(3年間)
事業目標:対象水道公社における無収水対策に係る組織体制の強化
活動内容
1.給水管施工管理改善
2.漏水修繕業務改善
3.水道メーター検針業務改善
4.水道メーター更新計画策定
5.ラオス全国に向けた1~4の成果共有
さいたま市水道局のラオスへの技術協力のあゆみ
さいたま市水道局のラオス水道分野への支援は、平成4年(1992年)に厚生労働省の要請により、ラオスの水道に対してどのような支援ができるかという水道事業調査に参加したことから始まりました。平成6年(1994年)には初めてJICA(国際協力機構)の短期専門家として職員を6か月派遣し、その後も専門家派遣や研修員受入など、継続的な支援を実施することで信頼関係を築き上げてきました。
平成24年(2012年)からは、JICAの大型技術協力プロジェクトへの参画を皮切りに、現在に至るまで切れ目なくJICAの事業を通した技術協力を行っています。
これまでの本市の協力内容については、以下の市ホームページをご覧ください。
https://www.city.saitama.lg.jp/001/006/002/034/001/p058183.html
問い合わせ先
さいたま市水道局経営企画課
電話:048-714-3185
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