ユニオンテック、“101名の事業責任者”を創出する中期成長戦略「UT101」を始動

事業間連携およびクロスセルを強化し、グループ経営体制へ本格移行

ユニオンテック

2025年12月11日 13時00分

「Build a new standard.」をミッションに掲げ、オフィス・店舗の内装デザイン・設計・施工をワンストップで提供するユニオンテック株式会社（東京都渋谷区、代表取締役：大川祐介）は、2025年12月よりグループ経営体制への移行を本格化します。
事業領域の拡大とグループ会社の増加を背景に、事業間連携およびクロスセルを強化し、今後5年間で”101名の事業責任者”の創出する中期成長戦略「UT101」を始動します。

中期テーマ『UT101（101名の事業責任者）』を発表

2021年に中期ターゲットとして掲げた、売上100億円・社員100人を目指す「UT100※1」の達成が現実味を帯びるなか、拡大する事業領域とバリューチェーンをさらに発展させるため、ユニオンテックは次の成長ステージとして、中期成長戦略「UT101」を掲げました。本戦略は、「UT100」のその先に位置付ける“+1の未来”として「UT101」を掲げ、これからの5年間で取り組む中期マイルストーンを以下の3点に整理しています。

＜中期マイルストーン（3つの重点領域）＞

1.多様な新規事業を継続的に創出する

2.事業群を束ねるグループとして非連続的な成長を実現する

3.建設・建築業界への貢献を加速する

ユニオンテックでは、内部登用・外部採用・M&A・スピンオフ型の独立支援を組み合わせながら、新たな事業を担うリーダーを拡大していきます。

「UT101」は、企業としての成長戦略であると同時に、「新しい事業をつくりたい」「責任ある役割を担いたい」と考える人に、事業家としてのキャリア機会を提供する取り組みでもあります。

※1：プレスリリース「どん底からの「レ字」回復を経て上半期営業利益率13.5%を実現。中期ターゲット『UT100』に向けてデジタル内装を加速。」（2021年12月）

事業領域の拡大とグループ会社の増加

ユニオンテックは現在、施主向けのオフィス・クリニック・レジデンス・ビルリノベーション・仲介・空き家活用・家具・アート・PM支援から、建築業界向けの3DCG制作、AI活用ツール、BPOサービスまで、事業領域を大きく広げています。
2024年〜2025年の1年間で計6社が新たにグループへ参画し、グループ内の事業数は計15の規模へと拡大しました。

・新会社3社設立：designspirits、ロクラ、NFC
・グループ参画2社：T&C、家具制作会社
・グループ販社設立：UTマーケティング

事業の多角化に伴い、施主のライフステージに沿って価値提供が連続的に広がる事例が増えています。複数の事業が横断的に連携しながらサービスを提供するケースが自然に生まれ、事業間のクロスセルも加速しています。

こうした動きにより、従来の単一事業では捉えきれなかった新規事業の創出余地が着実に拡大しており、バリューチェーン全体を横断して運営するグループ経営体制への移行は、次の成長ステージに向けて不可欠な取り組みとなっています。

グループ経営体制でシナジーを最大化

拡大する事業領域とグループ会社を横断的につなぎ、新規事業の創出を加速するため、ユニオンテックは2025年よりグループ経営体制へ本格移行します。これにより、事業ポートフォリオ全体の最適化と、複数事業が連携して価値を生み出す仕組みづくりを強化します。

体制移行に合わせ、以下の組織を新設・再編します。取締役がグループ横断の機能を直接管掌することで、事業間連携および意思決定のスピードを高めます。

部署	室長	役割
グループ営業室	代表取締役大川祐介	◾️横断営業により商流を拡張する・UTグループ商材群の営業推進（横串営業）・イベント・キャンペーン等による新規顧客接点の創出・アート・PM等、複数領域をつなぐフック商材の企画・開発・事業間の営業連携・クロスセルの実行支援
グループ経営企画室	取締役木村哲也	◾️経営戦略を統括する・グループ経営方針・中期計画の策定・ブランドマネジメント（CI/VI、ブランド戦略）・M&A戦略・PMI方針・グローバル展開の推進・新規事業の企画・開発
グループ企画統轄室	取締役大髙健	◾️事業間連携とバリューチェーン再構築を司る・クロスセル創出の企画設計・バリューチェーン再構築（各事業の連結最適化）・事業ポートフォリオ管理（進捗・役割の可視化）・KPIモニタリング（全社KPI・管理会計の集約）
グループコミュニケーション室	取締役赤枝泰明	◾️ケイパビリティを高める・社内広報（グループ内の情報共有・浸透）・組織開発（育成、組織活性、カルチャーづくり）

新体制により、ユニオンテックの各事業が自律性を保ちながら、グループとして価値を最大化する仕組みを強化し、新規事業の創出と事業責任者の育成を一層推進していきます。

新体制に伴う取締役選任について

ユニオンテックは、2025年12月1日より開始するグループ経営体制のもと、下記のとおり大髙健を取締役として選任しました。

◾️選任の目的

事業領域の拡大とグループ化の進展を背景に、ユニオンテックは次の成長ステージに向けて、事業創出と事業間連携を統合的に推進する経営体制の強化を進めています。大髙は、グループ全体を俯瞰した意思決定と、複数事業の価値をつなぐマネジメントを行うリーダーとしての役割を担います。

◾️ミッション

・事業横断での提案機会を広げるクロスセル機能の強化

・設計・施工・家具・不動産など複数事業を連動させるバリューチェーンの高度化

・持続的に新規事業を創出するための事業運営基盤・仕組みづくり

大髙健略歴

東北大学経済学部卒業後、株式会社NTTドコモに入社。支社での代理店営業・販売企画を経て、本社マーケティング部にてリサーチ業務に従事。その後、上場企業グループでの新規事業責任者、建設スタートアップの取締役、大企業向けの新規事業開発やマーケティング支援のコンサルタントなどを経験。事業開発、マーケティング戦略の立案・実行、営業組織の構築を通じて、さまざまな事業の成長を牽引。

このたび取締役に就任する機会をいただき、心より感謝申し上げます。

当社はこれまで大きな推進力を武器に事業を成長させてきました。今後はその強みを活かしつつ、事業間・グループ間の連携、新規事業の展開といった"グループ経営としての新たな取り組み"を進めていく段階にあります。

これまで様々なフェーズの企業で事業企画や事業推進に関わった経験を基に、再現性ある成長モデルの構築と、業界における当社グループの存在感向上に地道に取り組んでまいります。

採用情報

ユニオンテックは、今後も事業が生まれ続ける組織へと進化を続けます。施主向け価値の拡張、バリューチェーンの再構築、提供プロセスの外販化、顧客のライフステージに寄り添う空間価値の創出、そして多様な事業が生まれる環境づくりを進めていきます。

挑戦する人に、事業を任せられる会社へ。ユニオンテックは、その実現に向けて次のフェーズへ踏み出します。

採用情報はこちら：https://www.union-tec.jp/recruit/

ユニオンテック株式会社について

2000年6月にクロス・床等内装仕上げ工事業として設立。オフィスやショップを中心にブランディング・設計デザイン・施工をトータルでプロデュースする空間創造事業を展開し、10,000件以上の施工実績を持つ。2016年に建設業界のプラットフォーム事業を立ち上げ、2021年4月に事業部門を分社化。内装事業に特化し、デジタル知見も活用して「ワークスペースプロデュース事業」「Beauty&Medical Clinic 事業」「Luxury residence 事業」「スペースコンストラクション事業」「ビルバリューアップ事業」「施工BPO事業」「PersGPT（パースGPT）」を展開。

会社名：ユニオンテック株式会社

設立：2000年6月

所在地：東京都渋谷区道玄坂2-25-12 道玄坂通 4階

資本金：1億円

事業内容：オフィス・クリニック・商空間・レジデンスの企画・設計・施工、CGパース・CG制作、オフィス家具メーカーの施工・BPO

代表取締役：大川祐介

ミッション：Build a new standard.