クラウドETL「TROCCO」、企業の基幹業務データ活用強化に向けて接続サービスを大幅拡張
AI時代のデータ基盤実現に向けて、対応コネクタ数は2倍超に
株式会社primeNumber(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:田邊 雄樹)は、クラウドETL「TROCCO(トロッコ)」において、企業の基幹業務や特定業界の領域を中心に接続サービスを大幅拡張したことを発表します。

あらゆる業務・業界でAIの利活用が急速に進む中、人だけでなくAIもアクセスできる環境に企業のデータを整備することの重要性が飛躍的に高まっています。しかし、企業データは多様な業務システムに分散しており、統合的なデータ活用が困難な状況が続いていました。
このような状況に対して、primeNumberはクラウドETL「TROCCO」で、各種サービスからデータを連携するためのコネクタを提供してきました。TROCCOではGUIからサービスを選択するだけでデータの取得や転送が可能であり、データを収集して一元管理し、部署を横断した分析や経営判断としての活用、全社の最適な意思決定を実現します。
2025年度(2024年11月~2025年10月)には、新たに100以上のサービスへ対応するプロジェクト「CONNECT 100+」を推進し、多様な業務・業界で利用されるサービスとの連携を急速に拡充してきました。また、コネクタを提供していないサービスにおいてもAPIベースで各種サービスに柔軟に接続できる「Connector Builder」により、ユーザーが自らコネクタを開発しTROCCO上で利用できる環境を整えました。
さらに、オンプレミス環境にある基幹システム系のデータや、お客さま自身が管理するセキュアな環境でのデータ転送ニーズにお応えできるよう、オンプレミス・プライベートクラウドといったお客様のインフラ環境内でデータ転送処理が完了する「Self-Hosted Runner」を提供、より広い業務領域へ対応しています。
こうした機能群により、2025年度にはRevOps(営業・マーケティング・カスタマーサクセス)、FP&A(財務計画・分析)、HROps(人事オペレーション)といった領域のほか、小売・ECや製造など特定業界のサービス領域、ERP、コラボレーション・業務効率化領域、DevOps、コーポレートセキュリティなど多岐に渡るサービスに対応。対応コネクタ数は前年比2倍まで増加し、企業の基幹業務に関わる主要データソースとのデータ統合を可能にする環境を実現しました。
これらの拡充により、TROCCOはAI時代に求められるデータプラットフォームとして「つなぐ」機能が大幅に強化され、より一層広い領域で「あらゆるデータをビジネスの力に変える」ことが可能となります。
primeNumberは、2026年度も引き続きTROCCOのコア価値である「つなぐ」をより深く、より広く拡大・拡張するため、データプラットフォーム開発を継続し、企業のデータドリブンな意思決定とAI活用を強力に支援してまいります。
TROCCOが新たに対応した領域(一部抜粋)
■ RevOps(営業・マーケティング・カスタマーサクセス)領域
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対象サービス
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Sansan、Microsoft Dynamics 365 CRM、Zendesk Sell、Zendesk Chat、Channel Talk
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TikTok Ads、LINE広告、Yahoo広告、Google広告 のカスタムオーディエンス転送先の拡充など
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ユースケース例
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リード獲得から顧客サポートまでの一連のプロセスを統合して分析
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■ FP&A(財務計画・分析)領域
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対象サービス
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マネーフォワード クラウド連結会計、マネーフォワード クラウド会計Plus、freee会計、PayPal、Stripe、Square、Bill One、freee請求書、バクラクなど
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ユースケース例
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会計・決済・請求データから、財務パフォーマンスダッシュボードを作成し、経営管理指標観測に利用
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■ HROps(人事オペレーション)領域
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対象サービス
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SmartHR、freee人事労務、カオナビ、Talentio、ラクロー、KING OF TIMEなど
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ユースケース例
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人的資本経営に必要なデータ基盤を構築
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■ 小売・ECや製造など特定業界のサービス領域
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対象サービス
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Shopify GraphQL、スマレジ、zaico、ロジレス、makeshopなど
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ユースケース例
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全チャネルの在庫可視化や、売上データの会計システム統合
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■ コラボレーション・業務効率化領域
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対象サービス
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Notion、Confluence、Airtable、JUST.DB、SurveyMonkeyなど
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ユースケース例
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社内ナレッジの集約や顧客インサイトの自動集計
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■ DevOps・開発支援
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対象サービス
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Backlog、GitLab、Vercel、dbt Cloud、PagerDuty、Rollbarなど
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ユースケース例
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開発KPIの可視化や障害傾向分析基盤の構築
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■ コーポレートIT・セキュリティ・ガバナンス
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対象サービス
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Okta、HENNGE Access Control、クラウドサイン、ジョーシス、yamoryなど
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ユースケース例
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統合的な脅威分析への活用、アクセス管理や監査ログを統合したセキュリティ基盤の構築
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■ ERP
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対象サービス
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SAP S/4HANA OData
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ユースケース例
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収益予実の可視化や予算達成状況の自動集計
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今後の予定
TROCCOを用いた数々の事例を、大型カンファレンス「primeNumber DATA SUMMIT」にて発表します。
「primeNumber DATA SUMMIT」は年次開催の、データとAIをテーマにした大型カンファレンスです。2025年は「Humans trust, AI learns」をテーマに掲げ、「人とAIの協働を前提とした未来において、ビジネス価値の源泉となるデータとどう向き合うべきか」という問いに対する解を、数々の先進事例を通じてお伝えします。
開催概要
■ 名 称: primeNumber DATA SUMMIT 2025|Humans trust, AI learns
■ 主 催: 株式会社primeNumber
■ 日 時: 2025年11月26日(水) 10:00~20:00
■ 参加費: 無料
■ 場 所: TAKANAWA GATEWAY Convention Center
■ 申 込: イベントサイト ( https://primenumber.com/data-summit/2025 ) にてご登録ください。ご登壇者、当日のタイムテーブルもご覧になれます。
株式会社primeNumber 概要
primeNumberは「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」データテクノロジーカンパニーです。企業のデータ活用における不自由をなくし、人とAIが共存していく時代に、誰もがデータの価値と共にある世界を実現します。
■ 会社名
株式会社primeNumber(英文名:primeNumber Inc.)
■ 代表
代表取締役CEO 田邊 雄樹
■ 設立
2015年11月
■ オフィス
〒141-0021
東京都品川区上大崎三丁目1番1号 JR東急目黒ビル5F
■ 企業サイト
https://primenumber.com/company
■ 事業内容
・クラウドETL「TROCCO」の開発・運営
・AIデータプラットフォーム「COMETA」の開発・運営
・データテクノロジー領域の課題解決を実現するプロフェッショナルサービスの提供
本リリースお問い合わせ先
株式会社primeNumber
広報担当 村島夏美
e-mail:pr@primenumber.com
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