HPE、ハイブリッドクラウドを主導 - HPE GreenLakeプラットフォーム、新クラウドサービス、プライベートクラウド、パートナーエコシステムの拡充を発表

HPE

概 要

  • HPEは、HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォーム、ハイブリッドクラウドサービス、プライベートクラウドポートフォリオ、パートナーエコシステムを大幅に拡充

  • OpsRamp社の買収完了により、HPE GreenLakeプラットフォーム上でSaaSとして提供開始し、マルチベンダー、マルチクラウドのIT環境にAI主導の運用を実現

  • HPE GreenLakeにバックアップと機械学習向けSaaSを追加、AWSマーケットプレイスで提供するHPEのSaaSを追加、Network-as-a-Service(NaaS)ポートフォリオを拡充

  • HPE GreenLake for Private Cloud Enterpriseの強化により、マルチクラウドのユースケース対応を強化し、HPE GreenLakeプライベートクラウドポートフォリオを拡充

  •  新しいHPE GreenLake for Private Cloud Business Editionにより、ハイブリッドクラウド上のVMのスピンアップを可能に

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード合同会社 本社:東京都江東区、代表執行役員社長:望月 弘一)は本日、HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォーム、ハイブリッドクラウドサービス、プライベートクラウドポートフォリオ、パートナーエコシステムの大幅な拡充を発表します。


HPEの社長兼CEOであるアントニオ・ネリ(Antonio Neri)は、次のように述べています。

「HPE GreenLakeを通じて全てのポートフォリオをas a Serviceで提供する戦略を2019年に発表しました。以来、モダンなクラウドエクスペリエンスとハイブリッドクラウドが実現するコントロール、ガバナンス、パフォーマンス、予測可能性の融合を求めるお客様が増え、当社の戦略が功を奏していることを実感しています。HPE GreenLakeは、ハイブリッドクラウド戦略の成功を志向しているあらゆる組織の選択肢になっています。新たなカテゴリーとして確立され、リードを続けているHPE GreenLakeの提供範囲、選択肢、機能の拡充により、リーダーシップの強化を図ります」


OpsRampとHPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームおよびサステナビリティダッシュボードとの統合

HPE GreenLakeプラットフォームは、ハイブリッドクラウドおよびマルチクラウドのIT運用の効率化、クラウドサービスへの容易なアクセスを可能にする統合されたエクスペリエンスをお客様とパートナーに提供します。お客様は単一のコントロールプレーンからハイブリッドクラウドの自動化、オーケストレーション、運用を行うことができます。


OpsRamp社の買収に伴い、同社のソフトウェアをSaaS提供することで、HPE GreenLakeプラットフォームを革新します。HPE GreenLakeプラットフォームのお客様はOpsRampを利用して、マルチベンダーおよびマルチクラウド環境にわたるIT資産とアプリケーションのフルスタック可観測性と自動化を実現できます。このユニークな機能が、ハイブリッドクラウド環境全体の自動化と簡素化、コスト削減のための強力なツールとしての役割を果たします。


OpsRampのソフトウェアは、マルチベンダーおよびマルチクラウド環境のIT資産とアプリケーションを可視化するため、6月に発表したサステナビリティダッシュボード( https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release/2023/060801.html )の機能が拡充されます。サステナビリティダッシュボードは、早期アクセスモードでHPE GreenLakeプラットフォーム上で利用できます。


OpsRampのサービスおよびコンサルティングは、HPE Complete Care Service および HPE GreenLake Managed Serviceを通じて提供します。


HPE GreenLakeハイブリッドクラウドサービスの拡充 – SaaSおよびNaaSの拡充

  • HPEは、AWSとの連携強化により、一貫性のある統一されたハイブリッドクラウドエクスペリエンスを提供し、ハイブリッドクラウドへの変革を容易にします。これには、Amazon Machine Image(AMI)として提供されるHPE NonStop Development EnvironmentおよびAWS MarketplaceでSaaSとして提供されるHPE Fraud Risk Managementが含まれます。

  • HPE GreenLake for Backup and Recoveryに新機能を追加し、ハイブリッドクラウドにまたがるデータとワークロードの保護およびコスト効率に優れた長期にわたるリテンションを実現します。本機能強化により、Microsoft SQL ServerおよびAmazon Relational Database Service(Amazon RDS)で管理されるオンプレミスおよびクラウドデータベースを保護できるようになります。

  • 最適化された AI インフラストラクチャと機械学習ソフトウェアであるHPE Machine Learning Development Environmentを、HPE GreenLake for High Performance Computing (HPC) を通じて利用することができます。

  • データセンター スイッチング製品であるHPE Aruba Networking CX 8000、HPE Aruba Networking 9000、HPE Aruba Networking 10000 シリーズを、NaaS 経由で利用できるようになりました。2 つの新しい HPE GreenLake for Aruba ネットワーキング サービス パック( https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release/2023/052501.html )により、パートナーは、自社が提供するデータセンター向けネットワークの設計やデリバリーサービスをバンドルし、月額課金制のNaaSテクノロジーサブスクリプションとして提供することができ、お客様は、HPE GreenLakeを通じて、コンピュート・ストレージ・ネットワーキングで構成されるデータセンタースタックを利用することができます。

  • このたびの拡充により、毎月の NaaS テクノロジー サブスクリプションに設計および配信サービスをバンドルできるようになり、顧客は HPE GreenLake 経由でコンピューティング、ストレージ、ネットワーキングで構成される完全なデータセンター スタックを利用できるようになります。 


モダンなプライベートクラウドを展開するためのオファリングとパートナーエコシステム

モダナイゼーションやデジタルトランスフォーメーションへの取り組みにあたり、プライベートクラウドへの注目が高まっています。その背景には、ワークロードとデータがエッジ、オンプレミス、パブリック クラウドに分散している昨今、その可視性、コントロール、予測可能性の向上が求められていることが挙げられます。


Constellation Research の新しいレポート( https://www.hpe.com/psnow/doc/a00133121enw )によると、プライベートクラウド モデルに移行した組織は、50%のコスト削減、プライベートクラウドのワークロードのパフォーマンスが最大 65% 向上、ハイブリッド環境での IT および開発サイクル時間が 2 倍高速化しています(*1)。 Constellation Research の調査は、北米全土の企業の IT 上級リーダーからの回答に基づいており、HPE GreenLake の勢いを裏付ける結果でもあります。


昨年 HPE GreenLake for Private Cloud Enterpriseを発表( https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release/2022/080901.html )して以降も、HPE はプライベートクラウドのポートフォリオ拡充に向けた取り組みを継続しており、より多くの選択肢を提供し、最新のプライベートクラウドをシンプルで柔軟かつ直感的なエクスペリエンスを実現するための投資を続けています。


HPE GreenLake for Private Cloud Enterpriseは、エッジでのユースケースを見据え、数千におよぶ分散するIT拠点に接続して、クラウドネイティブおよび従来のアプリケーションにマネージドサービスを提供する機能を追加しました。また、Red Hat OpenShift をデプロイするためのサポートを追加するほか、Amazon Web Services、Google Cloud Platform、Microsoft Azure、VMware にワークロードを簡単にセルフプロビジョニングできる新しいハイブリッドおよびマルチクラウド機能を提供することになります。


このたび新たに提供を開始するHPE GreenLake for Private Cloud Business Editionは、プライベートクラウドポートフォリオの最新製品です。この製品により、お客様はオンデマンドでハイブリッドクラウド全体にわたって仮想マシン(VM)をスピンアップし、AIOpsが主導する容易性でVMからインフラストラクチャに至るプライベートクラウドを自身で管理できるようになります。直感的なクラウド運用エクスペリエンスによる管理とデータ保護のシームレスな統合により、オンプレミス、エッジ、パブリック クラウド全体でデータの保存、管理、保護を可能にし、業界をリードする(*2)データの可用性と効率性を可能にします。お客様は、セルフサービスの柔軟性を享受でき、前払いまたは従量課金制で利用することができます。


カスタマイズされたプライベートクラウドの構築を検討しているお客様は、HPE GreenLake Flex Solutionsによりサポートします。当ソリューションは、標準化したモジュールで構成されており、迅速かつ容易な構築を支援します。


HPE と VMware は、数十年にわたるパートナーシップを継続しており、このたびはHPE GreenLake for VMware Cloud Foundationの拡充を発表します。HPEがVMware Cloud Foundationのライセンス、インストールサービス、管理サービスに加え、事前に構成・検証・最適化されたクラウドモジュールをHPE GreenLakeを通じた従量課金制で提供します。VMware Cloud Foundationの管理がHPE GreenLakeを通じてできることにより、変化するビジネスのニーズに応じたITリソースのシフトならびにオーバープロビジョニングの回避が可能です。


HPEはエクイニクス社のデータセンターで、拡充されたプライベートクラウドポートフォリオを事前配備することを発表します。エクイニクス社とのパートナーシップ拡大により、お客様の選択肢が広がり、モダンなプライベートクラウドの迅速な導入を実現できます。


■ ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について

Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。


Red Hat、Red Hat ロゴ、および OpenShift は、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. またはその子会社の商標または登録商標です。



出典

*1 Constellation Research、「The New 2023 Cloud Reality: A Rebalancing Between Private and Public( https://www.hpe.com/psnow/doc/a00133121enw )」

*2  HPE GreenLake for Backup and Recoveryと、競合するオンプレミスおよびAWSのクラウドネイティブバックアップソリューション4製品を比較した、2022年10月に実施されたHPE社内テストに基づく。99.9999%のデータ可用性保証、最大10倍低減したデータベースへの書き込みレイテンシ、他のソリューションと比較して最大8倍の効率的なバックアップ性能も網羅。


プレスルーム
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会社概要

URL
https://www.hpe.com/jp/ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区大島2丁目2番1号
電話番号
-
代表者名
望月 弘一
上場
未上場
資本金
10億円
設立
1999年07月