SOZOWスクール、サイボウズ社と協働し子どもたちがビジネスツールを活用して行うプロジェクト型学習を実施

SOZOW株式会社

「好奇心と可能性を解き放ち、未来をSOZOWする学びの生態系をつくる」をビジョンに掲げるSOZOW株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役:小助川 将、以下「SOZOW」)と「チームワークあふれる社会を創る」を企業理念とするサイボウズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役:青野 慶久、以下「サイボウズ」)は、SOZOWが運営するSOZOWスクール小中等部にて「kintone(キントーン)」を活用して行うプロジェクト型学習を2023年7月〜10月に実施しました。
普段は学校に行かずにオンラインスクールで学ぶ子どもたちが、オンラインでのチームづくりを経て、SOZOWスクール内でのイベントを作り上げるプロジェクトとなり、参加した子どもの保護者からも「実際に社会で働く大人の方々と一緒の活動に取り組む体験があったことは、娘にとっても非常に価値のあることだと思い、大変ありがたい機会をもらえたと思っています。」といったお声をいただいています。


  • 今回の取り組みについて

<企画趣旨>

サイボウズの執行役員・社員のサポートのもと、最新のITツールに触れながら、 SOZOWスクール内での発表会イベントをSOZOWスクール生(以下「スクール生」)主体で企画・運営するプロジェクト型学習を通じ、実社会で活きる学びの機会をスクール生に提供しました。


<企画概要>

・サイボウズスタッフ(執行役員1名、社員1名)による「チームワーク」を学ぶオンラインライブを7月下旬に開催。

・約2ヶ月間、6名のプロジェクトメンバーの子どもがライブでの学びを活かし、サイボウズスタッフのレクチャーを受けながら、ビジネスITツールkintoneを使ってスクール内の発表会イベントの企画・準備を進める。

・10月上旬、子どもたちによる運営で発表会イベントを開催。イベント後、プロジェクトの振り返りまで行う。


※「kintone(キントーン)」:31,500社以上・毎月550社以上が導入するサイボウズのクラウドサービス。手軽にアプリ(業務システム)を追加出来ることが特徴で、本企画内では、イベントの参加者名簿の作成などに活用した。

※「発表会イベント」(通称:シェアパーティ):SOZOWスクールの中で、3ヶ月に一度オンラインで開催される、子どもたちの作品発表会イベントのこと。zoomを活用し、最大100名以上の参加者と共に80を越える動画作品などを発表、鑑賞する会。(以下「シェアパーティ」と表記)


  • 連携の背景

2023年11月1日(水)に正式開校した『SOZOWスクール小中等部』は、平日の日中に、小学4年生から中学3年生の子どもたちが学校の代わりに通うオンラインフリースクールです。(本企画は、β版として運営していた2023年7月〜10月に行われました。)

SOZOWスクールではこれまでも、プロのゲームライターから記事のライティングについて学ぶ企画を企業と共同で行うなど、「学校と社会」の間にある分断(ボーダー)を超えた「実社会で活きる学び」を提供してきました。


一方、ソフトウェア開発会社であるサイボウズは、自社のツールやチームワークメソッドを活用して社会課題の解決にも取り組んできました。未来を担う世代に貢献したいという思いと、SOZOWスクールが掲げる「実社会で活きる学び」への共感から、今回、共同で子どもたちにサイボウズ社員が仕事で活用するメソッドを伝え、さらに多くのビジネスパーソンが仕事で用いるkintoneを活用し、社会に直結する生きた学びを届ける企画が実現しました。


  • 「オンラインライブ」開催の様子

今回の企画を始めるに当たり、7月下旬に「チームワーク」について学ぶオンラインライブをzoomで開催し、40名以上のスクール生が参加しました。

ライブに登壇したのは、SOZOWスタッフに加え、サイボウズの執行役員 ソーシャルデザインラボ所長の中村 龍太さん、同ラボ所属の前田 小百合さん。「チームってなに?」という問いかけから始まり、チームを作るために必要なことをワークショップを交えながら学びました。「いつもやっているゲーム(スプラトゥーン)を現実世界で再現するとしたら、どんな役割が必要?」と、子どもたちに身近なゲームを例に使ったワークでは、「インクを入れられる武器づくり」「インク補給係」「最後のインク掃除係」「ステージを探す係」「ルールづくり係」などと多様な意見が飛び交いました。

(当日のライブの様子)

:サイボウズの執行役員 ソーシャルデザインラボ所長の中村 龍太さん、同ラボ所属 前田 小百合さんが登壇


ライブの最後に、これから行われるイベント企画・運営プロジェクトの告知をすると、スクール生たちからは驚きの声が。ライブ参加者の中から6名のスクール生がプロジェクト型学習に参加することになりました。


  • プロジェクト型学習の内容について

・シェアパーティ準備期間の様子

プロジェクトメンバーは、毎週1回60分の定例MTGを行い、kintoneを用いながら、シェアパーティの準備を進めていきました。サイボウズスタッフのサポートのもと、チームの考え方やkintoneの使い方などを学び、また子どもが交代でファシリテーションを体験する機会も設けました。イベントの運営には、kintoneのアンケート機能・toDo管理機能・タスク整理などのアプリを活用。「パソコンのツールを触る」ということ自体に興味関心が高いスクール生が多く、中にはkintoneを使って自発的にいろんなアプリを作ろうとしている子も見られました。また、チームで物事を進めるときの考え方などをサイボウズスタッフから聞いて「それぞれが自分の得意な役割を担って、お互いに支え合うことが大切なんだ」といった気付きが子どもたちの中に生まれました。


・シェアパーティ当日の様子

シェアパーティ当日は、東京のSOZOWオフィスのスタジオにて配信や進行を行うチーム3名と、遠方に在住のため家からオンラインでのサポートをするチーム3名とに分かれて、運営を行いました。特に、現場進行の3名は、スタッフや他のメンバーとリアルで会うのは初めてだったので、最初は緊張した面持ちでしたが、これまでのMTGでのコミュニケーションの積み重ねもあり、すぐに馴染み始めて声をかけ合いながら準備を行っていました。

それぞれの役割としては、現場進行の3名は、司会進行・投影スライドの切り替え・音声やエフェクト操作の3つ、オンラインでのサポート担当の3名は、当日の様子を裏番組で副音声的に実況する役割でした。

この日のシェアパーティに参加したスクール生は100人以上。事前に提出された作品を順に投影・配信しながら、司会が制作者のコメントを読み上げていきます。参加者は作品を鑑賞しながら、チャット欄で感想や賞賛のコメントを送り合うので、それを読み上げるのも司会の仕事です。オンラインのサポートメンバーはそんな様子を実況で伝えました。

子どもたちがシェアパーティの運営をすること自体が初めての試みでしたが、サイボウズスタッフと学んだチームワークが発揮された結果、当日はスクール生主体でコミュニケーションを取りながら進行を行い、配信トラブルが起きた際も、大きく動揺することなく臨機応変にイベント進行をやり遂げることが出来ました。

(スタジオでイベント運営を行う様子。スムーズに準備を進める子どもたちとSOZOWスタッフ)


  • 子ども・保護者・スタッフの声

・子どもの声(プロジェクト参加後の感想・アンケート内容より)

・サイボウズスタッフに教えてもらったことは役に立ちそうですか?

:「そう思う」と全員が回答


・具体的にどんなことが楽しかったり学びになりましたか?

「キントーンを実際に操作して、シェアパーティ準備に必要なアプリを作るときが楽しかったです!」

「毎回の定例MTGの中で、プロジェクトメンバー同士で意見を出し合ってる時が一番楽しかったです」

「スクール生と一緒にイベントを盛り上げられたこと自体が、とても楽しかったです」

「今まで参加するだけのシェアパーティを自分たちで準備する中で、スタッフたちが裏でこんな準備をしていたということが知れて、とてもいい経験になりました」

「サイボウズスタッフから学んだチームワークについての考えを、これからも活かしていきたいと思いました」


・保護者の声

当日、兵庫県から都内のSOZOWのスタジオに来てイベント運営に当たったスクール生の保護者へのインタビュー内容です。


ー本企画への参加を決めるまで、どんなやりとりがあったのですか?

保護者:親としては、金銭的な負担もありますし、「そもそもこの子にできるの?」という不安もあり、最初は難色を示していました。

ですが、本人には参加への強い意志があったようで、なんと自宅でプレゼンをされました。

『次に司会をやれる機会がいつ来るか分からない』ということや、SOZOWのスタジオに自分が行ってみたい理由などを説明され、腹を括って応援しようというスタンスに切り替わりました。


ー実際のサイボウズさんのツールを使っての準備の様子はいかがでしたか?

保護者:サイボウズさんのチームづくりのサポートもあり、オンラインで他の子どもたちとコミュニケーションをとりながら、当日までの準備を頑張って進めていたようです。親としては、実際に社会で働く大人の方々と一緒に何かに取り組む体験があることは、非常に価値のあることだと思い、大変ありがたい機会をいただいたと思っています。


ー当日のお子さまの様子を見て、どんなことを感じましたか?

保護者:当日は実際に100人以上の参加者の前で立派に司会をこなす姿を見て、今まで学校に通う中では見られない姿が見られ、本当によかったと感じました。子どもの頃から、主張はしっかりあるタイプでしたが、学校の中では決まりがあって、自分の思いを表現するのに難しさを感じているようでした。

SOZOWでは、彼女の考えや主張を受け止めてくれるスタッフや友人が多くいるようで、それが彼女にとって安心できる居場所になっているのだと思います。

(画像:シェアパーティ当日はスタッフと共に司会を務めた)


ー最後に、本企画全体を通してのご感想を教えてください!

保護者:今回のサイボウズさんとのコラボ企画の参加をキッカケに、本人の興味・やってみたいことがもっと増えればと期待しています。SOZOWのみなさんみたいに働きたいと家でも言っています。本人の中で、生きる目的が見つかったようで嬉しいです。


・サイボウズスタッフからのコメント

今回、子どもたちがシェアパーティの運営をチームで担うという新しい企画でした。私たちサイボウズにとっても、子どもたちとのオンラインチームワークは初めてだったので、オンラインでどこまでできるのかな、と正直半信半疑でした。

しかし「自分もみんなも楽しめる企画にしたい」「運営側の自分ができることは何か」を考え、皆で話し合ったり準備したり当日の司会をしたりと、役割を果たす様子を側で見させていただき、お子さん達の新しいことに取組む柔軟性やパワーにとても驚きました。

子どもたちからの「皆で一緒にできて楽しかった」という言葉や、SOZOWのスタッフさんからの「企画の前後でスクール生に変化があった」という言葉を聞き、学びの機会を提供できたことに喜びがあります。

サイボウズの執行役員 ソーシャルデザインラボ所長の中村 龍太さん

同ラボ所属 前田 小百合さんより


・SOZOWスクールスタッフからのコメント

今回のサイボウズさんとの企画を通じて、スクール生の中に「責任感」と「主体性」が強く芽生えた事が価値だったと思っています。プロジェクト型学習を始める前に、「チームとは」「自分の役割とは」などといったことを子ども達が強く意識するだけで、ここまで行動変容が起きるとはと驚いています。共通の目標に向かう中で、自分がやりたいこと・やるべきことは何なのかと全員が考えて、役割を全うしていたプロセスが、まさに今回のテーマである「チームワーク」を体現していたと思います。


今後もSOZOWは、様々なパートナー企業との協働により、実際に社会で働く大人からの活きた学びを子どもたちに届け、ビジョンである「好奇心と可能性を解き放ち、未来をSOZOWする学びの生態系」をつくることに引き続き取り組んでまいります。


  • SOZOW 会社概要

会社名 :SOZOW株式会社

代表者 :代表取締役 小助川 将

所在地 :〒141-0022 東京都品川区東五反田五丁目12番1号ロイヤルフラッツ201号室

設立  :2019年6月

会社HP  :https://sozow.com/

事業内容:子どもの好奇心と可能性を解き放つエデュテイメント事業

 - オンライン習いごと「SOZOW PARK」(https://sozow-park.com
 - ボーダレスフリースクール「SOZOW SCHOOL 小中等部」(https://sozow-school.com/

 - 通信制高校サポート校「SOZOW SCHOOL 高等部」(https://sozow-highschool.com/

 - 親子参加型オンラインフェス「SOZOW FES」(https://fes.sozow.com/

 - 大人の学び合いセミナー「SOZOW FORUM」(https://sozow.com/forum


<本件に関するお問合せ先>

https://form.run/@SOZOW-company-contact

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会社概要

SOZOW株式会社

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URL
https://sozow.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都品川区東五反田五丁目12番1号 ロイヤルフラッツ201号室
電話番号
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代表者名
小助川 将
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2019年06月