和歌山県南紀白浜の大型ミュージアム「川久ミュージアム」が、創業秘話を語るドキュメンタリー映像作品『異界をつくった者たち』を公開。
2021/4/1~川久ミュージアム「スフィンクス」ホールにて上映開始。
Karakami HOTELS&RESORTS株式会社(本社:札幌市・代表取締役社長:唐神耶真人)は、和歌山県南紀白浜にオープンした私設美術館「川久ミュージアム」が設立記念として創業当時を語る特別ドキュメンタリー映像『異界をつくった者たち』を公開いたします。
ホテル川久として創業30年を経て今、より多くの方に川久を知ってもらえたらという思いでオープンした「川久ミュージアム」。1993年には、優れた建築作品と設計者に贈られる「村野藤吾賞」を受賞。そして2020年に金箔表面積でギネス世界記録™に認定されました。そんな建築とアートの融合体である川久ホテルがその歴史価値の保存と伝承を目的とし、記録映像を収録いたしました。創業者堀資永氏、建築家永田祐三氏など川久を作り上げた当時の職人が再び集結し、当時の思い出と共に振り返ります。
建築当時写真 提供:株式会社 高山煉瓦建築デザイン
予告編:
川久ミュージアム「スフィンクス」にて4/1より上映開始。
上映概要(本編:40分)①11:00~11:40
②14:00~14:40
③16:00~16:40
川久ミュージアムの公式サイトはこちら
→http://www.museum-kawakyu.jp/
出演者一覧:
堀 資永 / ホテル川久創設者 ※創業当時
プロフィール:
兵庫県出身、聖心女子大学教養学科、アムステルダム大学社会学部。幼少期から数々の海外生活を経験。アムステルダム、パリ、ニューヨーク、ワシントンDC、大阪、香港、白浜、クアラルンプール、アブダビ等で15種類の職業に就く。1989年には父親が経営する和歌山県・白浜町の旅館「川久」のリニューアル事業に携わる。当時川久「商事部」に勤めていた堀資永氏が自営にこだわり、素材探しから設計構想まで手がけ、本プロジェクトの総指揮をとる。同館は新装され、会員制の豪華ホテル「ホテル川久」として生まれ変わった。
本編収録:
● 建築家 永田祐三との出会い
● 城のシンボルを探して〜バリーフラナガン〜
● 毒々しさへの虜〜サラ・チェリベルティ〜
● 狂気の結晶
● 常識を疑え
● ホテルではない異界を
永田 祐三 / 建築家 永田・北野建築研究所※創業当時
プロフィール:
大阪府出身。65年京都工芸繊維大学工芸学部建築工芸学科を卒業し、竹中工務店設計部入社。85年永田・北野建築研究所設立。93年ホテル川久で第6回村野藤吾受賞。他の主な作品にロンシャン本社ビル、長瀬産業本社ビル、松蔭女子学院大学短期大学、ジオン商事安治川配送センターなど特徴的な建造物を数々手がける。本プロジェクトでは全体設計を担当。
本編収録:
● 世の中にもないものをつくる
● 東洋建築の最高峰を求めて〜紫禁城の瑠璃瓦〜
● 建築へのこだわり
● 情熱を注ぎ込んで
● 川久の再演
久住 章 / 左官職人 株式会社花咲か団※創業当時
プロフィール
日本の左官職人。「カリスマ左官」と呼ばれている。兵庫県淡路市志筑出身。1984年兵庫県技能顕功賞、1995年吉岡賞(現新建築賞)、1999年、日本建築学会文化賞受賞。象設計集団との仕事が多く、ホテル川久、ドーモ・キヴァ、特別養護老人ホーム葛飾の家、高橋建設社屋、十勝ビール、ドーモ・キニャーナなどがある。
川久では、エントランスの「土佐漆喰」、ロビーのシュトックマルモの柱やサラ・チェリベルティの天井などの施工を担当。本編では技術の習得から現場での施工秘話まで語っている。
本編収録:
● 突如届いたサハラ砂漠の砂
● 青い柱の実現に向けて〜シュトックマルモの柱〜
● 左官の挑戦
高山 彦十郎 / 煉瓦職人 高山煉瓦建築デザイン
プロフィール:
山口県出身。二代目である父の彦八郎(没)とともに、「ホテル川久」、「光世証券本社ビル」、
鬼頭梓建築設計事務所との仕事が多く
「洲本市立図書館」、武蔵野市立中央図書館、東洋英和女学院大学図書館など、数々の歴史的煉瓦建築に携わる。
現代建築から修復保存まで種々の煉瓦建築を手がける。川久では父の彦八郎とともにレンガ工事に携わる。本編では当時の父と川久の思い出を語る。
本編収録:
● 惚れた図面
● 世界の匠と
唐神 耶真人 / Karakami HOTELS&RESORTS株式会社 代表取締役社長
プロフィール
2014年慶大経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。2016年プルデンシャル生命保険に勤務し、2018年カラカミ観光株式会社取締役マーケティング・プロモーション統括本部長を経て、19年カラカミ観光株式会社代表取締役社長就任。
本編収録:
● 川久ミュージアムとしての再出発
スタッフ:
製作総指揮/企画 陳暁夏代
監督/撮影 高橋一生
編集 松岡勇磨(太陽企画)
録音/音響 田中堅大
■ホテル川久(川久ミュージアム)のご紹介
1989年、日本がバブル絶頂期に始動された「世界の数寄屋」を作るプロジェクト「ホテル川久」。建築家永田祐三氏が監修し、中国、ヨーロッパ、イスラム、日本と、世界各地の匠の技術を融合させた同ホテルは、総工費400億に上り、延床面積2万6000平米、建設期間は2年を費やしました。
外壁を飾るのは、中国の紫禁城にのみ使用を許された鮮やかな「老中黄」の瑠璃瓦。館内は、イタリアの職人によって敷き詰められた緻密なローマンモザイクタイルの床や、フランス人間国宝ゴアール氏の手による壮大な22.5金の金箔ドーム天井に加えて、ロビーの壁面には、メトロポリタン美術館の鑑定で2世紀頃のシリアの鹿と豹のビザンチンモザイク画が埋め込まれており、野外には、イギリスの彫刻家バリー・フラナガンによる幅6メートルものうさぎのブロンズ像など、美術的価値の高いアーティストを世界中から招集し造られた夢の建築です。左官職人・久住章が主宰する「花咲団」による疑似大理石でつくり上げた1本1億円の26本の柱や土佐漆喰で仕上げたホテルエントランスの大庇ほか、陶芸家・加藤元男による信長塀や陶板焼きのタイル壁、煉瓦職人・高山彦八郎による煉瓦模様など、日本人の匠も数多く参加しています。世界中の技術や文化を組み合わせたような建築は、全ての作品の調和とれている摩訶不思議な空間となっています。
また館内には、創業当時オーナーが世界中から買い付けたオーナーズコレクションとして、中国清代前期の七宝焼きや陶器、ダリ、シャガール、横山大観などの作品も展示されております。
1993年には、優れた建築作品と設計者に贈られる「村野藤吾賞」を受賞。そして2020年に金箔表面積でギネス世界記録™に認定されました。そんな建築とアートの融合体である川久ホテルがその歴史価値の保存と伝承を目的とし、2020年川久ミュージアムとしてオープンいたしました。
会 場:川久ミュージアム(ホテル川久)
住 所:和歌山県西牟婁郡白浜町3745
電話番号:0739-42-2662
開館時間:10:30〜18:00(最終入場は閉館30分前まで)
料 金:一般 1000円 / 高大生 800円 / 中学生以下入場無料(学生証の提示が必要)
公式HP:https://www.museum-kawakyu.jp/
《会社概要》
【社 名】 Karakami HOTELS&RESORTS株式会社
【事業内容】 リゾートホテル・ビジネスホテル・貸会議室経営・美術館事業
【本社所在】 〒060-0042 札幌市中央区大通西4丁目1 新大通ビルディング3階
【設 立】 1953年12月9日
【資 本 金】 5,000万円
【売 上 高】 219億5,000万円[2020(令和2)年3月期]
【ウェブサイト】 https://www.karakami-kankou.co.jp/
<本件に関するお問い合わせ>
Karakami HOTELS&RESORTS(株) 広報担当 新田(ニッタ)までお願い致します。
TEL:011-222-5032 FAX:011-222-5223 E-mail:y-nitta@karakami-kankou.co.jp
※ 不在の場合は 070-4196-8823 (携帯電話) までご連絡ください。
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