会社創立80周年ならびに記念事業の実施について
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)は、本年7月15日に会社創立80周年を迎えます。
1941年に「三井合名会社(※1)」の不動産課が独立する形でスタートした当社は、日本の社会・経済の発展とともに、その時代の要請に応えるかたちでビジネスを革新し、新しい価値を生み出してまいりました。工業・貿易立国としての機能を強化するために、臨海部に工場用地を供給した埋立事業。都市機能が中心部に集中したことに対応するために、空間の高度利用を企図して日本初の超高層ビルに挑戦した「霞が関ビル」の開発。また、都市部への人口流入に対応するために進出した宅地開発、住宅事業・住宅の流通業、そして、人々のレジャーに対するニーズの高まりに対応して行った商業施設、ホテル・リゾート事業などがその系譜であります。さらに、1990年代の「バブル崩壊」後は、不動産の証券化に取り組み、不動産市場と金融資本市場を融合させて不動産投資市場を創造し、その効果として長く続いた資産デフレからの脱却を果たしました。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大や、デジタルトランスフォーメーションの急速な進展などにより、人々の暮らしや行動は大きく変容しています。さらには、地球規模での気候変動により、人類の持続可能性への危機意識がかつてないほどの高まりを見せるなど、私たちは時代の大きな転換点に立っています。このような中、不動産業の世界でデジタルトランスフォーメーションを起こすことにより、さまざまな社会課題を街づくりを通して解決するスマートシティの実現に取り組んでいます。
今般、創立80周年を迎えるにあたり、当社は、コーポレートステートメントである「都市に豊かさと潤いを」、コーポレートロゴの「&」マークが象徴する「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」という理念のもと、企業の存在意義を再確認しながら、社会の一員として様々な社会課題に取り組む姿勢を体現すべく、人材育成、産学連携、文化・芸術、グローバル、DXといったさまざまな分野で、ESG課題の解決やSDGsの達成に貢献すべく記念事業を実施してまいります。
お客様をはじめとする全てのステークホルダーの皆様のご理解ご支援により、創立80周年を迎えられたことに感謝し、グループ一体で社会活動、事業活動に引き続き取り組んでまいります。
<記念事業の概要>
【記念プロジェクトの実施・開催】
■アイデアソン(※2)の実施
当社の街づくりの取り組みを新たな次元に引き上げるため、日本橋発の「(仮称)グローバル・アイデアソン」を開催し、街づくりを通じた社会課題の解決に向けた新たなパートナーとの共創を模索します。2021年夏にプログラムを開始、2022年春のメインカンファレンス開催し、それ以降、プログラムを通じて出会ったパートナーとの共創事業を推進していく予定です。
■災害や震災復興への情報発信
気候変動や新型コロナウイルス等による全世界での災害多発・甚大化を踏まえ、UCLAをはじめとした環太平洋の11大学と「(仮称)災害と生きる展」を開催します。なお当プロジェクトは、当社が東日本大震災以降継続している東北地方の情報発信・交流の拠点となる「わたす日本橋(※3)」と連携し、震災復興も含めた取り組みとして展示会、シンポジウム、オンライン交流会を実施します。
【文化・芸術支援】
劇団四季史上最大規模の新作オリジナルミュージカル「バケモノの子」に対する特別協賛を実施します。
https://www.shiki.jp/applause/bakemono/
【海外留学生支援】
日本とアジア諸国の人材の育成に貢献するとともに、両者の友好関係構築に資するため、海外から日本の大学へ留学している留学生に対する奨学金を支給します。
【記念寄付の実施】
新産業創造や街づくりの一層の進化に寄与し、産学連携を更に推進させるべく国内大学へ、また医療、文化・芸術、教育分野への支援として、三井グループに関連する団体、施設(三井記念病院(※4)、三井文庫(※5)等)への寄付を実施します。
※1 三井合名会社
1909年11月、三井家の11名のみを出資社員とする合名会社を設立。日本初のホールディング・カンパニーである「三井合名会社」の設立により、三井の財閥体制が確立。
※2 アイデアソン
外部からアイデアや企画を募集し、新たなビジネスモデルや商品のアイデアを生み出すことを目的とする、オープンイノベーションの進め方の一つ。
※3 わたす日本橋 https://www.watasu.net/
東北の食材を使ったメニューの提供や、東北の子供たちとの交流学習など、東北とのつながりを広げる活動を行っている、日本橋三井タワー2階にある東北の情報発信・交流拠点。
※4 社会福祉法人三井記念病院 https://www.mitsuihosp.or.jp/
1906年に三井家総代、三井八郎右衞門が、貧困により医療を受けられなかった人たちのために私財を投じて設立した財団法人三井慈善病院がルーツの東京都がん診療連携拠点や災害拠点などの機能を有する病院。
※5 公益財団法人三井文庫 http://www.mitsui-bunko.or.jp/
社会経済史史料の保存・公開、調査研究をおこなう史料館(三井文庫本館)と、美術品の保存・公開、調査研究をおこなう三井記念美術館からなる三井家史料の収集や調査などを行う研究機関。
■三井不動産グループのSDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。
1941年に「三井合名会社(※1)」の不動産課が独立する形でスタートした当社は、日本の社会・経済の発展とともに、その時代の要請に応えるかたちでビジネスを革新し、新しい価値を生み出してまいりました。工業・貿易立国としての機能を強化するために、臨海部に工場用地を供給した埋立事業。都市機能が中心部に集中したことに対応するために、空間の高度利用を企図して日本初の超高層ビルに挑戦した「霞が関ビル」の開発。また、都市部への人口流入に対応するために進出した宅地開発、住宅事業・住宅の流通業、そして、人々のレジャーに対するニーズの高まりに対応して行った商業施設、ホテル・リゾート事業などがその系譜であります。さらに、1990年代の「バブル崩壊」後は、不動産の証券化に取り組み、不動産市場と金融資本市場を融合させて不動産投資市場を創造し、その効果として長く続いた資産デフレからの脱却を果たしました。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大や、デジタルトランスフォーメーションの急速な進展などにより、人々の暮らしや行動は大きく変容しています。さらには、地球規模での気候変動により、人類の持続可能性への危機意識がかつてないほどの高まりを見せるなど、私たちは時代の大きな転換点に立っています。このような中、不動産業の世界でデジタルトランスフォーメーションを起こすことにより、さまざまな社会課題を街づくりを通して解決するスマートシティの実現に取り組んでいます。
今般、創立80周年を迎えるにあたり、当社は、コーポレートステートメントである「都市に豊かさと潤いを」、コーポレートロゴの「&」マークが象徴する「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」という理念のもと、企業の存在意義を再確認しながら、社会の一員として様々な社会課題に取り組む姿勢を体現すべく、人材育成、産学連携、文化・芸術、グローバル、DXといったさまざまな分野で、ESG課題の解決やSDGsの達成に貢献すべく記念事業を実施してまいります。
お客様をはじめとする全てのステークホルダーの皆様のご理解ご支援により、創立80周年を迎えられたことに感謝し、グループ一体で社会活動、事業活動に引き続き取り組んでまいります。
<記念事業の概要>
【記念プロジェクトの実施・開催】
■アイデアソン(※2)の実施
当社の街づくりの取り組みを新たな次元に引き上げるため、日本橋発の「(仮称)グローバル・アイデアソン」を開催し、街づくりを通じた社会課題の解決に向けた新たなパートナーとの共創を模索します。2021年夏にプログラムを開始、2022年春のメインカンファレンス開催し、それ以降、プログラムを通じて出会ったパートナーとの共創事業を推進していく予定です。
■災害や震災復興への情報発信
気候変動や新型コロナウイルス等による全世界での災害多発・甚大化を踏まえ、UCLAをはじめとした環太平洋の11大学と「(仮称)災害と生きる展」を開催します。なお当プロジェクトは、当社が東日本大震災以降継続している東北地方の情報発信・交流の拠点となる「わたす日本橋(※3)」と連携し、震災復興も含めた取り組みとして展示会、シンポジウム、オンライン交流会を実施します。
【文化・芸術支援】
劇団四季史上最大規模の新作オリジナルミュージカル「バケモノの子」に対する特別協賛を実施します。
https://www.shiki.jp/applause/bakemono/
【海外留学生支援】
日本とアジア諸国の人材の育成に貢献するとともに、両者の友好関係構築に資するため、海外から日本の大学へ留学している留学生に対する奨学金を支給します。
【記念寄付の実施】
新産業創造や街づくりの一層の進化に寄与し、産学連携を更に推進させるべく国内大学へ、また医療、文化・芸術、教育分野への支援として、三井グループに関連する団体、施設(三井記念病院(※4)、三井文庫(※5)等)への寄付を実施します。
※1 三井合名会社
1909年11月、三井家の11名のみを出資社員とする合名会社を設立。日本初のホールディング・カンパニーである「三井合名会社」の設立により、三井の財閥体制が確立。
※2 アイデアソン
外部からアイデアや企画を募集し、新たなビジネスモデルや商品のアイデアを生み出すことを目的とする、オープンイノベーションの進め方の一つ。
※3 わたす日本橋 https://www.watasu.net/
東北の食材を使ったメニューの提供や、東北の子供たちとの交流学習など、東北とのつながりを広げる活動を行っている、日本橋三井タワー2階にある東北の情報発信・交流拠点。
※4 社会福祉法人三井記念病院 https://www.mitsuihosp.or.jp/
1906年に三井家総代、三井八郎右衞門が、貧困により医療を受けられなかった人たちのために私財を投じて設立した財団法人三井慈善病院がルーツの東京都がん診療連携拠点や災害拠点などの機能を有する病院。
※5 公益財団法人三井文庫 http://www.mitsui-bunko.or.jp/
社会経済史史料の保存・公開、調査研究をおこなう史料館(三井文庫本館)と、美術品の保存・公開、調査研究をおこなう三井記念美術館からなる三井家史料の収集や調査などを行う研究機関。
■三井不動産グループのSDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。