卓球ビデオ判定システム「テーブルテニスレビュー(TTR)」の開発に着手
AIと映像解析技術で日本卓球界の技術向上をサポート
「AI(画像解析)×セキュリティ」で企業の課題解決のためのビジネスソリューションを提供する株式会社セキュア(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:谷口 辰成、証券コード:4264、以下「セキュア」)は、卓球界の有識者との協議を重ね、国際的に導入が進むビデオ判定システム「テーブルテニスレビュー(Table Tennis Review)」(以下TTR)の開発に着手しました。

■開発の背景
スポーツにおけるビデオ判定システムは、サッカーや野球、テニスなどの球技で普及しています。卓球では2019年の試験導入を経て、今年の世界選手権で初めてTTR制度が導入されました。今後本格的に普及していくことが見込まれ、選手の戦術にも影響を与え始めています。
TTRによって最も影響を受けると言われているのが、サービスのルール違反判定です。トスの高さや角度、ボールが隠れていないかなど、人間の目だけでは限界のあった判定の精度が高まるため、選手は対応を迫られています。
このような状況下で、TTRシステムを保有している企業が世界に一社しかないため、日本国内への導入が進まず、対応が遅れてしまうことが危惧されています。日本代表クラスの選手も手探りで強化を進めているのが現状です。
新ルールにいち早く対応できた国がアドバンテージを握る可能性が高いため、日本企業による開発への期待が高まっていました。
■今後の展開
セキュアはセキュリティなどの現場で培ってきた監視カメラやAIを活用した映像解析の技術を活用し、TTRシステムの開発に着手しました。
「正確かつ迅速なリプレー映像の提供」「トスの角度・高さの判定」「エッジとサイドの判定」など、卓球特有の事象を踏まえ、国際大会での採用を目指します。また、日本のプロ卓球リーグ「Tリーグ」や学生大会、全国各地で行われている各種大会、トレーニングで活用いただけるシステム開発を進めます。
さらに、審判や運営スタッフの負担軽減と試合進行の円滑化も視野に入れた設計にし、現場で活用できるシステム実装を目指します。
■TTRについて
TTRを要求できるのは選手と審判だけで、卓球テーブルの周囲に設置されたカメラで撮影した映像をもとに、ビデオ判定ルームで判断がくだされます。判定の対象になるのは8項目で、「ネットタッチ」「トスの高さ、角度」「ボールの視認性」などのサービス関連と、「エッジボールの判定」などラリー中のものがあります。
TTR導入によって誤審を防ぐことへの期待が高まっています。一方で、審判の判定に疑問がある場合に1試合あたり2回まで選手がレビューを申し立てることができるため、心理的な駆け引きが発生しているのが現状です。そのためTTR活用が勝敗を左右するポイントになると言われており、各選手が対策を進めています。
■セキュアについて
会社名 : 株式会社セキュア
所在地 : 〒163-0220 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号 新宿住友ビル20階
代表者 : 代表取締役社長 谷口 辰成
設 立 : 2002年10月16日
URL : https://secureinc.co.jp/
「AI×セキュリティで新しい価値を創る」をビジョンに掲げ、入退室管理システムや監視カメラシステムに、AI(画像認識)技術を掛け合わせた付加価値の高いセキュリティソリューションを提供しています。顔認証による入退室管理システムでは、数量ベースにおいて2020年以降連続してマーケットシェアNo.1を獲得。中小から大手企業まで過去12,000社以上の導入実績があり、性能・コスト・安定性を考慮したシステムの設計や設置環境までの最適化をサポート。あらゆる空間の安心・安全と最適なソリューションをご提案します。
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