【佐賀市】全国初!お濠貯留「実証試験」
浸水被害
■概要
佐賀市は、地域の地理的特性を踏まえた「流域治水」の取り組みを進めており、全国初の試みである「お濠貯留」に関する実証試験を実施しました。お濠の周辺地域の浸水被害の軽減を図るため、佐賀県所有の排水ポンプ車「ひので」の協力により、「自然排水」時の5万8,000トンの容量に追加して、約6,400トンの雨水を貯めることが可能となりました。
※お濠を調整池として活用する取り組みは全国初(令和6年3月当市調べ)
■詳細
佐賀平野は、低平地で干満差が6mに達し、水はけが悪く、降った雨をスムーズに排出できない課題を抱えています。こうした佐賀市の地理的特性を踏まえ、全国有数の広大な水堀を有する佐賀城お濠を有効に活用する「流域治水」の取り組みとして、大雨時に調整池として活用しています。
全国初の取り組みである「お濠貯留」は、令和5年の出水期から、お濠の水位を「自然排水」により事前に下げた状態で管理し、さらに北濠も活用することで、最大5万8,000トンの容量を確保しています。
今回の実証試験では、流域治水の観点から、佐賀県所有の排水ポンプ車「ひので」の協力のもと、5万8,000トンという限界を超えて、お濠のさらなる水位低下が可能かを検証するものとなります。
排水ポンプ車による「強制排水」を行い、周辺環境への影響を調査しながら、県と市の連携による課題解決に取り組み、水害に強いまちづくりを進めていきます。
日時:令和7年6月6日(金)11:00排水開始 16:00排水終了
場所:佐賀城お濠 起伏堰
■結果
令和7年6月6日10時時点からの水位低下:約7cm(16時時点)
※水位低下により見込まれる調整容量:約6,400トン(25mプール約21杯分)
※目視確認の結果、お濠、多布施川下流、下流水路の護岸等に異常は無く、影響は受けておりません。
■当日の様子
○動画
https://www.instagram.com/reel/DK8a1v7v2r5/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MXE5ZGptbTNsY3I5aA==
○地図及び事業イメージ


○写真

佐賀市の浸水の様子

当日の佐賀城お濠の様子

実証試験説明のパネル

佐賀県所有の排水ポンプ車「ひので」

排水の様子①

排水の様子②
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