ローデ・シュワルツとQualcomm社、次世代6Gワイヤレス・ネットワークにと提案されるFR3周波数帯域のポテンシャルを明らかに
ローデ・シュワルツとQualcomm Technologies, Inc.社は、FR3として提案されている周波数域内の13 GHzにおいて、その5G NR接続による高いスループット性能の検証に成功しました。この画期的な成果を、次世代のワイヤレス・ネットワークへの道を開くものとして、MWC2025バルセロナでQualcomm 社と共同デモンストレーションします。
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ローデ・シュワルツとQualcomm Technologies, Inc.社は、将来の6Gワイヤレス・ネットワークにと提案されているFR3周波数帯(7.125 GHz~24.25 GHz)の実現可能性を実証しました。私ども両社が協力して行った取組みでは、提案のFR3域内にある周波数帯13 GHzを対象として、最大スループットのためのユースケースをもとにCMX500 5Gワンボックス・シグナリング・テスタ(OBT)を用いてQualcomm Technologies社の5Gモバイル・テスト・プラットフォーム(MTP)の性能を検証することに成功しました。この成果から、FR3では高いMCS(Modulation and Coding Scheme)を利用して大きなデータ・レートを実現でき、4x4 MIMO (Multiple-Input Multiple-Output)技術を活用した容量強化も見込めるものと確認されました。
同テスト・セットアップは、ローデ・シュワルツがご提供しているマルチテクノロジー/マルチチャンネル対応のワンボックス・シグナリング・テスタCMX500 OBTをベースとしています。その汎用性から、さまざまなNR帯域に容易に応用できるため、FR3の研究開発にも最適です。今回のデモでは、CMX500 OBTを使用して以下を行います:
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FR3セル情報を13GHzで送信して信号環境を構築し、実際の環境をシミュレート
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総合的な解析を実施して、FR3周波数帯で最大スループットを達成するためのデバイスの能力を検証するとともに、信頼性と効率の高い動作を保証
ローデ・シュワルツでモバイル無線機テスタを担当する上級副社長のChristoph Pointnerは次のように説明しています。「こうしたQualcomm Technologies社との協業からは、共同で達成できるイノベーションの力が明確にわかります。私たちはともに、未来の6G技術の開発を加速させ、ワイヤレス通信にできること、その限界を押し広げようと取り組んでいます」。
Qualcomm Technologies, Inc.社のエンジニアリング担当副社長Tingfang Ji氏も次のように述べています。「モバイル技術の未来を切り開いていくパートナーとして、ローデ・シュワルツの存在を非常に心強く思います。次世代ワイヤレス通信の技術革新が加速するような画期的ソリューションを協力して開発し、最終的に世界中のユーザーがモバイル機器をいっそう楽しく便利に使えるようにしたい考えです」。
ローデ・シュワルツはQualcomm Technologies社と共同で、バルセロナの展示会場Fira Gran Viaで開催のMobile World Congress 2025において、このCMX500 OBTを採用したFR3先行研究のための高性能セットアップを展示します。ぜひ、ホール5・小間番号5A80の当社展示ブースまでお越しください。CMX500 OBTについて、詳しくは http://www.rohde-schwarz.com/product/cmx500 でご確認いただけます。
www.rohde-schwarz.com
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北米:Dominique Lutkus(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Lutkus@rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2023/2024会計年度(前年7月から翌年6月まで)には29.3億ユーロの純収益を上げました。また、2024年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約14,400名の従業員がワールドワイドに活躍しています。
R&SRは、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。
SnapdragonおよびQualcommブランドの製品は、Qualcomm Technologies, Inc.社およびその子会社の製品です。またQualcommおよびSnapdragonはQualcomm Incorporated社の商標または登録商標です。
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ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2023/2024会計年度(昨年7月から本年6月まで)には29.3億ユーロの純収益を上げました。また、2024年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約14,400名の従業員が全世界で活躍しています。
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