「日証館」東京都選定歴史的建造物の選定について

各位

平和不動産株式会社（本店：東京都中央区、代表執行役社長：土本 清幸、以下「当社」）が街づくりを推進している日本橋兜町において、渋沢栄一邸宅跡地に建てられた「日証館」が、2024年12月25日付で「東京都選定歴史的建造物」に選定されましたのでお知らせいたします。

■「東京都選定歴史的建造物」の概要

「東京都選定歴史的建造物」とは、歴史的な価値を有する建造物のうち、景観上重要なものとして東京都景観条例に基づき東京都知事が選定した建造物です。

東京をより魅力的で潤いある街にしていくために、歴史的景観を守り、親しみ、育て、さらに良好な景観づくりに生かしていくことを目的として、2024年12月25日現在、本物件含め105物件が選定されています。

■「日証館」の歴史的価値

日証館は東京株式取引所により旧市場館・本館と同時期の昭和3年（1928年）に建てられた、横河民輔が設立した横河工務所（現 株式会社横河建築設計事務所）の代表的建築作品です。

建築前は日本近代経済の父である渋沢栄一の邸宅が建ち、関東大震災による焼失後、震災により事務所・店舗を失った証券会社等用に日証館は建設されました。

当初は「東株ビルディング」と呼ばれていましたが、太平洋戦争中の英語表記の使用規制の関係から「日証館」の名称で呼ばれるようになり、現在に至ります。

戦後の昭和21年（1946年）には取引所の市場館・本館がGHQ（連合国軍最高司令官総司令部）に接収されたため、東京証券取引所が設立される昭和24年（1949年）5月まで、1階で取引所取引に代わる集団取引が行われていました。

現在もオフィス・店舗として利用され、「コト始めの街」兜町の場づくりの起点の一つとして街の変遷を見守っています。

■東京都選定歴史的建造物への選定について

古典様式風の三層構造・基壇の大きな石貼り・入口と最上階のアーチ窓が並ぶ特徴的な外観を持ち、こうした重厚な意匠が、証券会社の立ち並んだ日本橋兜町の歴史的景観を今に伝えるものとして高く評価され東京都選定歴史的建造物への選定に至りました。

「歴史的景観を守り、親しみ、育て、さらに良好な景観づくりに生かしていくこと」を目的としている本制度への選定は、この街のかつての景観を今に伝える「歴史的価値」を残すことと、新たな価値を創造する場づくりの推進の両立を後押ししてくれる存在となります。

■物件概要

名　　称：日証館

竣　　工：昭和3年（1928年）

住　　所：東京都中央区日本橋兜町1-10

設　　計：横河工務所

構　　造：SRC造

規　　模：地上7階、地下1階建て

アクセス：東京メトロ東西線「茅場町」駅 11番出口 徒歩5分

東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線「日本橋」駅 D2出口 徒歩6分

 

■日本橋兜町・茅場町 街づくりビジョン 2040       

●日本橋兜町・茅場町 情報発信サイト

Kontext：https://kontext.jp/

兜LIVE!：https://kabuto-live.com/

FinGATE：https://www.fingate.tokyo/                            

■会社概要

当社は、我が国の金融マーケットの中枢的機能・役割を担う東京、大阪、名古屋、福岡等の証券取引所ビルのオーナーとして、1947年に設立され、場づくりを積み重ねることで街を彩ってきました。平和不動産グループの仕事に共通する根源的な価値は、さまざまな場づくりを通して、人々を惹きつけ未来に豊かさをもたらすこと。私たちはグループ一丸となって、魅力的な場づくりを展開します。

会社名：平和不動産株式会社

設立日：1947年7月

代表者：代表執行役社長 土本 清幸

本社所在地：東京都中央区日本橋兜町1番10号

会社HP：https://www.heiwa-net.co.jp/ 

【本件に関するお問い合わせ先】

平和不動産株式会社

総務部 広報・ブランディング推進室　

TEL：[phone]

ビルディング事業部　

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