西川美和監督が初の音声演出も担当『Audible Presents モノガタリ by mercari』5月25日(水)より配信開始
西川美和、金原ひとみ、尾崎世界観の作品をオーディオ化 ~竹野内豊・いとうあさこが元恋人役で共演 水原希子は初の朗読に挑戦~
世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル(以下、オーディブル)は、「モノとの出会いと別れ」のストーリーを通じてモノの価値を伝えるプロジェクト「モノガタリ by mercari」の第二弾を音声化し、本日5月25日(水)より独占配信いたします。西川美和さんの作品を竹野内豊さんといとうあさこさん、金原ひとみさんの作品を水原希子さん、尾崎世界観さんの作品を片山友希さんによる朗読でオーディブルのポッドキャストとしてお届けします。
URL: https://www.audible.co.jp/monogataribymercari2205
『ブルース・フォー・ポーギー』は、映画監督西川美和さん初のオーディオ演出作品。今回、西川さんは、金原ひとみさん作の『バタクランを越えて』と、尾崎世界観さん作の『バイバイ』も演出され、ご自身以外の原作の演出も初となります。各作品のために制作されたオリジナル楽曲は、映画『すばらしき世界』の音楽も担当された林正樹さんによるもの。物語の余韻を盛り上げています。
制作・朗読を担当された皆さんは、以下のようにコメントしています。
西川美和監督コメント
「他の方が書かれた作品を映像化する機会はこれまで少なかったのですが、声だけであればぜひトライしたいと思い、すぐにお引き受けしました。映像化と違い音だけでの演出は要素が少ないので、作品本来の持ち味を邪魔しないことと、聴くことで解釈の幅が広がる演出との塩梅を探りながら、突き詰めて仕上げることができました。『モノ』をテーマにしながらも全く異なる書かれ方をしている作品で、それぞれの作風にあった個性豊かな声で俳優の皆さんに朗読いただき、林正樹さんにも読後感が整うような素敵な楽曲を作ってもらいましたので、小説が好きな方はもちろん、普段小説を読む時間がない方も、ぜひ作品を聴きながらいい時間を過ごしてもらえると嬉しいです。」
竹野内豊さんコメント
「映像作品以外での朗読が初めての経験で、少しプレッシャーはありましたが、西川監督初の朗読作品にお声がけいただき、大変光栄に思います。西川監督の描く物語の中には、感情の心理描写を役者に説明させない分、登場人物の胸に隠された思いがスッと心に落ちて来るので、この素敵な世界観を表情が映らない声だけでどう表現し、どう伝えていくかが新たな挑戦でもありました。「ある程度人生に磨きのかかった男女の懐かしい思い出が、想像の世界で広がってゆく」この作品が、私自身とても好きでした。西川監督は粋というか、カッコ良くも思えました。朗読を聴いて下さる皆様が、それぞれの価値観で、人生を歩んでいく時の背中を少しだけ押せたらと思っております。」
いとうあさこさんコメント
「最初にお話が来たときは、ドッキリかと思いました。しかも、収録の数日前に竹野内豊さんが相手役と知って、衝撃でした。『なんで私?!』って(笑)。小説の朗読は初めてでしたが、登場人物の設定や細かな表現のニュアンスなども含めて西川監督に導いていただいたので、最終的には余計なものを加えることなく作品と向き合えたのではないかと感じています。少し切ない恋のお話なので、ぜひ同世代の方に“ちょっとだけ遠いあの頃”を思い出しながら聴いていただきたいですね。その思い出が良いか悪いかにかかわらず、ときに過去の1ページを開くことって大人の醍醐味だと思うので、この朗読を通じてそういう体験をしていただけると嬉しいなと思います。」
水原希子さんコメント
「朗読は初めてで少し緊張しましたが、金原ひとみさんも西川美和さんも大好きだったので、おふたりが手がける作品に参加できて本当に嬉しいです。作中にいくつかフランス語が出てくるのですが、収録の前日に昔フライトアテンダントだった母に発音をチェックしてもらって挑みました。金原さんの描く、混沌と日常が隣り合わせになった同時代の世界はとてもリアルで、朗読していて私もこの物語に引き込まれました。私は物持ちがいい方で、今でもひいおばあちゃんとの思い出が詰まったモノなんかをとってあるのですが、誰しもそういった「捨てられないモノ」をお持ちじゃないかと思います。この作品を通して、大切な人とのストーリーを思い出し、愛でるきっかけになったら幸いです。」
片山友希さんコメント
「ずっと西川監督と一緒にお仕事をしたいと思っていたのと、尾崎さんの作品が面白かったので、ぜひやらせていただきたいと思いました。映画やドラマとは違い、朗読はセリフ以外の地の文章なども描写ひとつひとつを頭の中で想像し、声で感情やシチュエーションが伝わるように心がけました。尾崎さんは、人間の汚いとは言わないまでも、きれいではない部分をとても赤裸々に書いているので、それが伝わるように、でも伝えすぎて聴く人が想像できなくならないように、読ませていただいたつもりです。楽しんで取り組むことができたので、ぜひ多くの方に聴いてもらいたいです。」
モノにある思い出、未来、秘密、ロマンスなどをストーリー化した音声版「モノガタリ by mercari」をぜひオーディブルでお楽しみください。
【作品詳細】
作品URL: https://www.audible.co.jp/monogataribymercari2205
ブルース・フォー・ポーギー
著者:西川美和
演出:西川美和
ナレーター: 竹野内豊、いとうあさこ
メルカリに出品されていた、1枚のレコード。少し高値がつけられたそれは、かつて自分が持っていた、しかしいつの間にか行方知らずとなったものだった。なんとか手に入れたいと思った「俺」は、値段交渉しようと出品者のページを覗く。並んでいたのは、いつかある人にプレゼントした、思い出の品々だった...フリマアプリでの思いがけない男女の「再会」。西川美和が織り成す、過去と未来のあわいを生きる大人たちの、刹那の邂逅をお楽しみください。
バタクランを越えて
著者:金原ひとみ
演出:西川美和
ナレーター:水原希子
2015年、パリの同時多発テロ事件で標的にされたバタクラン劇場。その直前にパリで出会った彼と私は、それぞれの人生の流れの中で別れ、そしてまた日本で再会するーー
混沌と日常が隣り合わせになった時代に翻弄されながら、それでも生きる私たち。紛争や感染症など激動の世界を越えて寄り添う、金原ひとみが描く恋人たちの新しい物語をお楽しみください。
バイバイ
著者:尾崎世界観
演出:西川美和
ナレーター:片山友希
売れないバンドマンと同棲する「私」。27歳になり友人は結婚や出産の話題ばかりだけど、親友にだけこっそり打ち明けてみたら、それってヒモじゃんとはっきり言われた。こんな生活からも、こんな自分にもバイバイしなくちゃーー
“誰かのために生きる自分”に依存していた「私」が、自分のために生きるために決別したものとは。尾崎世界観のユーモアとリズムと微量の毒が盛られた文体をお楽しみください。
「モノガタリ by mercari」について
「モノガタリ by mercari」は、「すべてのモノには物語がある」というコンセプトのもと、さまざまな書き手による“モノとの出会いと別れ”が生み出すストーリーをお届けするプロジェクトです。
2020年4月に開始した第1弾では、日本を代表する有名作家や、芸人、アーティストなど10名の書き手が書き下ろしたストーリーを、メルカリ公式Twitterで発表しました。
2021年7月からスタートした第2弾では、夏、秋、冬、春とシーズンごとに豪華執筆陣のモノガタリをお届けいたします。モノが循環することで生まれる四季折々のモノガタリを、年間通じてお届けします。
特設サイト:https://magazine.mercari.com/monogatari
Audible(オーディブル)について
いつでもどこでも気軽に音声でコンテンツを楽しむことができる、世界最大級のオーディオエンターテインメントサービスです。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを取り揃えています。日本向けの会員プランでは、会員特典として12万以上の対象作品を聴き放題でお楽しみいただけます。再生速度の変更やスマホでのオフライン再生はもちろん、Amazon EchoやAlexa搭載デバイスにも対応。
現在、世界10ヶ国(米・英・独・仏・豪・日・伊・加・印・西)でサービスを展開。書籍との同時発売やオリジナルコンテンツ制作を手掛けるなど、オーディオエンターテイメントの先駆者として可能性に挑戦し続けています。
URL:https://www.audible.co.jp
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