城洋商事は、長期脱炭素電源オークションで落札。しろくま電力(旧:afterFIT)の系統用蓄電システムで事業化開始
北海道夕張郡長沼町の系統用蓄電所・37,515kWが落札。
【JYSグループの系統用蓄電事業について】
JYSグループ(株式会社城洋、株式会社城洋商事、株式会社光遊社)は、健全な地球環境を次世代に引き継ぐことがグループ全体の義務という考えのもと、2012年から太陽光発電事業に参入。2023年には系統用蓄電池事業へと事業範囲を拡大しました。
自然由来の太陽光電力は、需要にあわせて発電量をコントロールができないため、余剰電力は廃棄されてしまいます。それを解消し、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の有効活用を促すソリューションが系統用蓄電池です。
JYSグループとしての第一号となる3案件は、しろくま電力と協業で現在進行中。2024年の9月から12月に完工する予定です。
【第二弾の事業は、長期脱炭素電源オークションで落札】
JYSグループの系統用蓄電所の第二段となる、北海道夕張郡長沼町の案件は、2023年度の長期脱炭素電源オークションに応札し、落札されたことにより事業化が開始します。しろくま電力は土地取得、設計・施工。管理・運用、メンテナンス業務を受託しました。
本件の落札によって、系統用蓄電所の導入・運営にかかる固定費用が原則20年間回収できます。
◆落札内容の概要
事 業 者 :株式会社城洋商事
電 源 種 :系統用蓄電池
所 在 地 :北海道夕張郡長沼町
落札容量:37,515kW
◆長期脱炭素電源オークションとは
新規発電所の建設や老朽化した発電所の改修が鈍化し、電力の供給力が低下傾向にあるため、電力供給のひっ迫リスクが高まっています。
そのため脱炭素電源の新設を促進する入札制度を2023年度に実施。落札された事業者は、20年間の電力供給に対し、発電所建設の初期費用と運転開始後のランニングコストがその間、運営機関であるOCCTOから支払われます。
※電力広域的運営推進機関(OCCTO)
電源の広域的活用に必要な総配電網の整備や、全国での平常時・緊急時の需給調整機能の強化等を担う。
【今後について】
JYSグループが系統用蓄電池事業に参入した2023年度は、出力抑制量が前年度比で33%の増加。約19億万KWhもの再エネが廃棄されており、グループ所有の発電所もその影響を受けております。自社の経験からも系統用蓄電池を導入することで、再エネの廃棄課題の解消に向けて、より一層注力していきたいと考えています。今後は太陽光発電事業で発電所自体の数を増やし、系統用蓄電池事業で太陽光電力を有効活用するという2軸で、脱炭素社会の実現に向けてまい進します。
しろくま電力は、2023年12月に運転開始した熊本県の蓄電所や、JYSグループの4案件を含め、現在2.1GWhの系統用蓄電所の開発を進行中です。メガソーラーの開発や電力小売り事業での市場取引の経験から、土地の仕入れから設計・施工、市場運用やメンテナンスまで一気通貫で行える点が強みです。さらに蓄電池の開発・施工の経験を生かし、価格と品質を強みとし、今後ますます系統用蓄電池事業に注力し、再生可能エネルギーの有効活用に寄与していきます。
●JYSグループについて
◆JYSホールディングス株式会社 ◆射出成形機要HIPシリンダーメーカーとしてトップシェアの実績を積んできた株式会社城洋 ◆商社事業からスタ―トし、現在は再生可能エネルギー事業にも注力している株式会社城洋商事 ◆太陽光発電設備の設計・施工・メンテナスなど建設業を営む株式会社光遊社の4社で構成。
グループの事業を通して地域のゼロカーボンシティの実現に向け貢献し、2040年にグループ全体の再エネ100%達成をめざします。
●株式会社城洋商事について
設 立:2010年4月
代 表 者:代表取締役 角田 城治
本社所在地:兵庫県姫路市白浜町宇佐崎南1-68-1
事 業 内 容:再生可能エネルギー事業(太陽光・風力)、商社事業、
エンジニアリング事業、 貿易事業、飲食事業
U R L :https://www.jys-joyoshoji.co.jp/
●しろくま電力株式会社について ※2024年3月1日に、株式会社afterFITから社名を変更
設 立:2016年10 月
代 表 者:代表取締役 谷本 貫造
本社所在地:東京都港区芝大門2-4-6
事 業 内 容:グリーン電力事業
U R L :https://corp.shirokumapower.com
系統用蓄電池事業について:https://af.shirokumapower.com/storage
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