BlueMeme、業務システム開発の新ソリューション「BlueMemeデジタルエージェントサービス」の提供を開始

開発自動化技術「デジタルレイバー」を基盤に、AI活用で従来比最大4倍速の改善プロセスを目指す

株式会社BlueMeme

株式会社BlueMeme(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮脇 訓晴、以下 当社)は、業務システム開発サービス群「BlueMemeデジタルエージェントサービス」[※1]の提供を2025年11月より開始いたします。本サービスは、当社がこれまで開発を進めてきた開発自動化技術「デジタルレイバー」を活用した、当社の専門領域であるローコード技術とアジャイル開発における高速改善サイクルをさらに加速する新たなソリューションです。開発・テスト工程の自動化により、少人数・短期間で改善サイクルを何度も回すことができ、業務ニーズに忠実な高品質システムの構築を可能にします。

この自動化により、人手では時間のかかる反復的な作業を高速かつ正確に実行でき、業務要件の変化にも柔軟に対応可能です。また、改善サイクルを何度も回すことで、完成後の大規模修正や追加投資のリスクも低減します。

将来的には、過去の設計パターンやテスト結果を学習し、要件定義や設計の最適化を支援するAI機能を搭載予定。これにより、従来のスクラッチ開発と比べて、改善サイクルを最大4倍のスピードで回せる開発プロセスの実現を目指します。

要件と成果物の不一致が招く、基幹システム刷新の課題
多くの企業が老朽化した基幹システムを抱える中、政府も指摘する「2025年の崖」が迫っています。従来のスクラッチ開発では、初期リリースに数カ月から数年を要し、完成してみなければ全体像が把握できない構造的制約があります。その結果、業務現場の期待と完成システムとの乖離が生じ、完成後に大規模な修正や追加投資を余儀なくされるリスクがあります。

こうした課題は、設計・開発・テストを短期間で繰り返し改善するプロセスの導入が十分に進んでいないことに起因します。経済産業省の調査機関である独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査によれば、システム開発の失敗要因として「要件と成果物の不一致」が上位に挙げられています。また、同機構のレポート「DX動向2025[※2]」では、日本企業は米国・ドイツに比べこうしたプロセスの導入が著しく遅れており、DX成果も低いことが明らかになっています。

これらの結果から、短期間で改善サイクルを繰り返すプロセスは、初期段階で要件と成果物の乖離を修正し、完成後の大規模修正や追加投資のリスクを減らし、システム開発の成功率を高める上で不可欠であることが分かります。

AI×自動化で、イメージの乖離なく高品質なシステムを迅速に構築
本サービスは開発プロセスを自動化し、改善サイクルを高速化。短期間で複数回の改善を実施することで、システムの品質を着実に向上させます。

  • 短期間でプロトタイプ提示:最短数週間で現場が操作感を確認でき、要件と成果物の乖離を早期に修正可能

  • システム改善サイクルの高速化:少人数でも繰り返し改善サイクルを回し、従来のスクラッチ開発比で最大4倍速を目指す

  • 段階的刷新の効率化:手戻りやリスクを最小化しつつ、段階的にDXを推進

  • 保守・軽微修正への即時対応:保守サービスにより、業務変化にも迅速に対応

基幹システム刷新を加速する、AI活用の次世代ローコード開発

BlueMeme 代表取締役社長 宮脇 訓晴 コメント
本サービスは、当社が培ってきたローコード開発の知見と技術力に、AIと自動化技術を組み合わせることで、ローコード環境でのアプリケーション開発をさらに加速させるソリューションです。「Fast to make, First to market」のコンセプトのもと、変化の激しい環境下でも企業がシステムを継続的に進化させられる仕組みを提供します。本サービスを通じ、基幹システムのモダナイゼーションを起点に、企業の事業革新と新たな価値創出を今後も支援してまいります。

プレ体験から保守まで、企業ニーズに応じて柔軟に活用可能
本サービスのご利用料金は個別のお見積もりとなります。企業の課題や事業ステージに応じて最適なプランをご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

  • プレマイグレーションサービス(年度内無料キャンペーン中※)
    お客様の現行システムの情報をもとに、BlueMemeデジタルエージェント開発サービスを用いて一部機能を試作するサービスです。
    短期間でサンプルアプリケーションを構築し実際にご覧いただくことで、本サービスが企業の課題にどの程度適しているかを確認できるほか、開発工数や完成イメージも体験いただけます。

  • BlueMemeデジタルエージェント開発サービス
    デジタルレイバーを活用したシステム構築・改善サービスです。少人数体制でも高速な改善サイクルを実現し、現場のニーズに即応します。

  • BlueMemeデジタルエージェント保守サービス
    軽微な修正や機能追加に即時対応し、改善サイクルの連続運用をサポートします。

※専門チームによる診断・サンプルアプリ開発で、改善ポイントと導入効果を明確化。リスクを抑えたDX推進の第一歩を支援します。

今後の展望:AI活用で設計・要件定義まで、BlueMemeデジタルエージェントサービス適用領域を拡大
本リリースは、BlueMemeデジタルエージェントサービスを活用したシステム改善の新たな可能性を、企業が現場で実感できる第一歩となります。

現在、詳細設計・実装(コーディング)、単体テストなどの開発工程において本サービスを導入済みで、工数削減の成果が確認されています。

今回のリリースでは、これら開発工程以降を対象としており、要件定義や基本設計などの上流工程への適用は今後拡張を予定しています。2026年度中のリリースを視野に開発を進めており、対応が整い次第、サービスのバージョンアップとして正式に公表する予定です。

これらのソリューションを統合的に活用することで、2030年までに従来のスクラッチ開発と比べ、改善プロセスを最大4倍のスピードで推進することを目指します。

BlueMemeデジタルエージェントサービス WEBページ:
https://www.bluememe.jp/digital-agent-services/

[※1] これまで提供してきた「アジャイルオンデマンドサービス」は、本サービスに統合されます。
[※2]「DX動向2025」日米独比較で探る成果創出の方向性「内向き・部分最適」から「外向き・全体最適」へ
https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/dx-trend/dx-trend-2025.html

株式会社BlueMemeについて

BlueMemeは、2012年にローコード開発基盤「OutSystems」を日本で初めて導入し、日本のローコード開発市場を第一線でけん引してきました。2025年10月時点、累計180社以上のローコード製品導入実績、5,000件以上のローコードを活用したサービスの提供実績に加え、6,100名以上のOutSystemsの技術者の育成といった実績に基づき、アジア初のOutSystemsプレミアパートナーに認定されています。当社では、独自の開発方法論「AGILE-DX」を用いて、アジャイルとローコード手法の効果的な運用を実現しています。今後も、最新技術を活用した次世代型の情報システム開発を通じて、破壊的な変革を乗り切るためのDXを実現し、日本企業の国際的な競争力を向上させていきます。

社名 :株式会社BlueMeme

代表者 :代表取締役社長 宮脇 訓晴

所在地 :東京都千代田区神田錦町3-20

資本金 :973,832,376円(2025年9月30日時点)

事業開始 :2009年8月(設立2006年12月・資産管理会社として設立後、前代表にて事業開始)

上場市場 :東証グロース(証券番号:4069)

URL :https://www.bluememe.jp/

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会社概要

株式会社BlueMeme

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URL
https://www.bluememe.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田錦町三丁目20番地
電話番号
03-6712-8196
代表者名
宮脇 訓晴
上場
東証グロース
資本金
9億7383万円
設立
2006年12月