【MHPS】台湾電力の大潭発電所(桃園市)向けに蒸気タービン設備を受注

7号機の天然ガス焚きガスタービン・シンプルサイクル発電設備をGTCC化

三菱重工業株式会社

◆複合サイクルでの運転開始は2023年11月予定
◆現状60万kWの出力を50%向上させ90万kWへ
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、台湾・台北から西へ約50 kmの位置にある大潭(ダータン)火力発電所(桃園市)向けに、蒸気タービン発電設備を受注しました。ガスタービン・シンプルサイクル発電方式をガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)化することなどにより、高効率化するものです。現状約60万kWの発電能力を約90万kWまで約50%向上させます。GTCCでの運転開始は2023年11月を予定しています。

この発電所は、台湾公営の台湾電力(台湾電力股份有限公司、Taiwan Power Company:TPC)が運営しているもので、現在7号機までが稼働しており、天然ガス焚き発電所としてはアジア最大級を誇っています。対象である7号機の発電設備は、他社が納入したガスタービン2基からなり、2018年から運転を開始しています。同発電所の1号機から6号機は当社が出力総計420万kWのGTCC発電設備を納入しており、7号機向けにも機器を供給することとなります。今回の工事は三菱商事株式会社と共同受注したもので、当社は蒸気タービン1基、発電機1基ならびに補機・補修部品を供給。蒸気タービンおよび発電機は当社日立工場(茨城県日立市)で製作します。

台湾の総発電量の75%を担うTPC では、台湾全土で円滑に電力を供給できるよう発電設備の能力増強が進められており、ガス火力発電には依然として大きな期待が寄せられています。当社も2013年にTPCから通霄発電所(苗栗県)向けに出力総計260万kWのGTCC設備を受注しており、今回のGTCC化プロジェクトも発電設備増強計画の一環として推進されたものです。

MHPSは、今後もGTCC発電システム化など、最先端の発電ソリューションを提供することで、世界の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの脱・低炭素化を促進し地球環境の保全に貢献していきます。
 

蒸気タービン(イメージ)蒸気タービン(イメージ)


■MHPS公式Twitter
 https://twitter.com/MHPS_Japan

以 上

 

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会社概要

三菱重工業株式会社

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URL
https://www.mhi.com/jp/index.html
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 丸の内二重橋ビル
電話番号
03-6275-6200
代表者名
泉澤 清次
上場
東証1部
資本金
2656億円
設立
1950年01月