元フィギュアスケート選手・町田樹さん(30)による初の新聞コラム 10月10日(土)連載スタート PR動画とインタビュー内容も公開!
毎日新聞朝刊スポーツ面で第1または第2土曜掲載(デジタル毎日では原則第1月曜にアップします)
株式会社毎日新聞社(代表取締役社長:丸山昌宏)は10月から、元フィギュアスケート選手、町田樹さん(30)によるコラムの連載をスタートします。タイトルは「今を生きる 今を書く」。同月から国学院大助教となる町田さんが、大学教員生活とコラムニストの同時スタートを意図して命名しました。感性豊かな町田さん独特の表現にも注目です。
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<内容>
2014年ソチ冬季五輪に出場し、同年に行われた世界選手権男子では銀メダルに輝いた町田さんは、この年末の全日本選手権をもって現役を引退。大学院生として研究者の道を歩む一方でプロスケーターの活動も続けてきましたが、18年にはプロとしてのスケート人生にもピリオドを打ちました。20年3月には早大大学院で博士号(スポーツ科学)を取得、10月からは国学院大助教として大学教員のキャリアをスタートさせます。新たな人生と同時並行で進むコラムの連載にご期待ください。
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<連載開始についてのインタビュー抜粋>
- Q:タイトルについて
- A:「今を生きる 今を書く」にしたいと思います。そのココロなんですけど、大学院生として5年間学業に励んでまいりましたが、10月から国学院大学の助教に就任します。長年、目標にしていた教育、大学教員という立場で研究、教育活動を続けるという目標の入り口に立てたと思っています。この連載も10月から新しくスタートする。私のキャリアも新しく10月からスタートする。コラムのスタートと新たなキャリアのスタートが同じタイミングなので、私がそうした教育の現場、研究の現場で日々活動する中で、感じたことだったり、考えている思いだったり、あるいはそういう活動の場から得られた知見というものを鮮度のいい状態でコラムを通じて発信したいと思っています。そういう思いで、このコラムのタイトルにさせていただきました。
- Q:氷上では表現者です。「書く」という表現についての思いは
- A:フィギュアスケート、ひいてはアーティスティックスポーツというのは高度な身体運動と同時に、観客ないしジャッジに自分の表現したい思いや感情、物語というものを伝える身体運動文化でした。それは紛れもない表現活動なわけですよね。私はアスリートの時代から、アスリートであると同時に表現活動を行ってきたと自負していますので、思い返せばずっと表現活動をしてきたという思いなんですね。かつ、引退してからも、大学院生として論文を書いたり、コラム連載を持ったりということで、執筆の方で表現活動をしてきたんですが、そういう意味で私は、アスリート、プロフェッショナルスケーター、そして大学院生のキャリアを歩む中で、自分は本当に表現するのが好きなんだなということに気付いたんですね。自分を発見したわけです。表現する方法には、自分の体で踊ったり、ものを書いて発信したり、テレビ、ラジオなどで話したりといろんな表現の仕方がありますが、どんな手段でも私は表現すること自体が好きなんだと痛感しています。その中にあって、書いて発信するということは、紙に印刷されて世に出て行ったり、デジタルもそうですが、きちんと書いたものがそのまま出て行くという意味において、しっかりとアーカイブされ、後世にありのままの表現媒体として残していけるということが強さだと思っています。同時に、書くという表現手段に関しては、好きという感情とともに、やはり自分が書いたものに責任を持つというような、文責ですよね。毎日新聞という伝統ある新聞のコラム欄を任せていただけるわけですから、好奇心と同時にそれなりの責任感というものを感じながら、意欲的に取り組んでいきたいと考えています。
- Q:「新聞」という舞台について
- A:世の中にはあらゆるメディアがありますが、私が主に活動の場としてきた、例えば学会誌やフィギュアスケート専門誌、あるいはスポーツ番組という比較的専門的なメディアは、特定の読者にターゲットを絞ってダイレクトに情報を届けることができる利点がある一方、やはりそのターゲット以外にはなかなか波及しにくい。波及するには別途の努力が必要ですが、新聞というのは幅広く日本全国、もしかしたら世界の人が読んでくださるメディアだと考えています。そうした意味で、いまの日本が抱えているスポーツの問題、1年後にはオリンピックも開催予定ですが、例えばオリンピックと社会というテーマについても広く一般読者の方に考えてもらうきっかけを提供できるコラムにしたいと思っています。批判する意図はもちろん一切ありませんが、連載の舞台であるスポーツ面はどちらかというと大半が競技結果だと思うんですね。あるいはトップアスリートの声を発信するという場で紙面が構成されているわけですけど、私が今回のコラムで行いたいのはやはり、スポーツの研究や教育の現場と一般社会を取り結ぶことです。現代ではスポーツは、する人だけではなく、する、見る、支えるで成り立っていると言われていますが、する人、見る人、支える人の全方面に対して、広くスポーツ情報を発信できるようなコラムを目指していきたい。また、かねてスポーツとアートを視野に入れながら研究をしてきたので、スポーツという特定領域にとどまらず、例えばダンスとか舞台芸術といった文化・芸術の分野も射程に収めながら、私がその時々で発信したいと思ったスポーツ、文化、芸術情報をお届けしたいと考えています。
- Q:改めて連載への意欲を
- A:先人たちが積み重ねてきた研究を踏まえて、その上に1個ずつ知見を積み重ねていくということが研究活動なんですね。この5年間で膨大な数の研究を読んできました。その中には、日本で知られていない内容だったり、こういう研究活動が現場に伝われば、よりスポーツ界や文化芸術界が豊かになるんじゃないかという可能性を秘めたものがまだまだあるんですね。今回のコラムでは、私の持論や知見だったりというのをお届けする一方で、これはぜひみんなに読んでもらいたいとか、今、これを読むべきだという著作や研究があれば、書評という形でも出していきたいと考えています。
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