GEヘルスケア、日本の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックスの完全子会社化を完了

- GEヘルスケアは、日本の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックスの株式50%を住友化学から取得し完全子会社化しました。
- 日本を代表する放射性医薬品企業である日本メジフィジックスは、GEヘルスケアグループの一員となることで、次世代の放射性医薬品への患者さんのアクセスを強化し、病気の早期発見と正確な診断に貢献します。
- 日本メジフィジックスの代表取締役社長には、GEヘルスケアの診断用医薬品(Pharmaceutical Diagnostics、PDx)部門の社長兼CEOであるケビン・オニール(Kevin O’Neill)が就任します。
GE HealthCare(本社:米国イリノイ州シカゴ: Nasdaq (GEHC)、以下「GEヘルスケア」)は、住友化学株式会社(本社:東京都中央区)から日本の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックス株式会社(本社:東京都江東区、以下「日本メジフィジックス」)の株式50%の取得を完了し、完全子会社化しました。日本メジフィジックスは、GEヘルスケアグループの一員となることで、SPECT(単一光子放射断層撮影)やPET(陽電子放出断層撮影)の分子イメージング法に用いられる自社独自およびライセンス供与された放射性医薬品の開発・製造における専門知識をさらに強化し、疾患の診断にこれまで以上に貢献してまいります。
GEヘルスケアの診断用医薬品(Pharmaceutical Diagnostics、PDx)部門の社長兼CEO、日本メジフィジックスの代表取締役社長を務めるケビン・オニール(Kevin O’Neill)は次のように述べています。「このたび、日本メジフィジックスをGEヘルスケアグループに迎えることができ、大変嬉しく思います。日本は70億ドル規模の分子イメージングのグローバル市場※1を牽引するリーダーとして、アジア市場においても中心的な役割を果たしています。この中で、当社の造影剤や医療機器は診断において日々活用されており、日本メジフィジックスも重要な役割を果たしています。今後は、日本国内はもちろん、海外市場に向けた新製品の展開を目指すグローバルなイノベーターに対し、深い専門知識と大規模な生産能力を提供することも含め、さらなる成長およびより一層の貢献を目指してまいります。」
GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、以下「GEヘルスケア・ジャパン」)の代表取締役社長兼CEOである若林正基は次のように述べています。「放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックスと、最先端の医療画像診断技術を誇るGEヘルスケアが一体となることで、日本の核医学のさらなる発展に貢献できると確信しています。両社の製品ポートフォリオと開発力を融合させることで、より精度の高い診断と治療を実現し、個別化医療の推進を加速させていきます。日本メジフィジックスのグループ入りを機に、医療従事者と共に革新を進め、日本の医療の未来を支えてまいります。」
日本メジフィジックスの製品ポートフォリオには、中枢神経、循環器、腫瘍などの各分野の臨床画像を可能にするGEヘルスケアの放射性医薬品が含まれます。東京に本社を置く日本メジフィジックスは、1973年に設立され、2023年の売上高は282億円(約1億8,300万ドル)です。GEヘルスケアは2004年に英国アマシャム社を買収し、その後日本メジフィジックスの株式50%を保有していました。
GEヘルスケアは、この取引が初年度の調整後EPS※2に中立的な影響を与え、その後は増加すると見込んでいます。
日本メジフィジックスの株式50%の取得の意向は、2024年12月に発表されました。
https://www.gehealthcare.co.jp/event-and-news/news-and-initiatives/2024/press21
GEヘルスケア(GE HealthCare Technologies Inc.)について
GEヘルスケアは、医療技術、診断用医薬品、デジタルソリューションの分野で世界をリードするイノベーターです。125年以上にわたり、総合的なソリューションやサービス、データ分析を提供し、病院の効率化、臨床医の支援、治療の精度向上、そして患者さんの健康と幸福の実現に貢献してきました。ケアパス全体を通じて、医療の個別化、情報の統合、患者さんが求める医療の提供に注力しています。イメージング、先進的な視覚化ソリューション、患者さんケア・ソリューション、診断用医薬品ビジネスが一体となり、診断から治療、モニタリングに至るまで患者さんケアの向上を目指しています。年間売上196億ドル、約51,000人の社員がヘルスケアの無限の可能性を追求し、より良い社会の実現に取り組んでいます。
GEヘルスケアの情報は、LinkedIn、 X、 Facebook、 Instagram、ウェブサイト(https://www.gehealthcare.com)をご覧ください。
GEヘルスケア・ジャパンについて
GEヘルスケア・ジャパンは、GEヘルスケアの中核拠点の1つとして1982年に創設されました。予防から診断、治療、経過観察・予後管理までをカバーする「プレシジョン・ケア」の実現を目指し、インテリジェント機器やデータ分析、ソフトウェア、サービス等を提供しています。国内に研究・開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本のお客様のニーズにお応えしつつ、日本が直面する医療課題の解決に取り組んでいます。日本における社員数は約1,700名、本社および60カ所の事業拠点があります。
GEヘルスケア・ジャパンの情報は、ウェブサイト(https://www.gehealthcare.co.jp/)をご覧ください。
日本メジフィジックスについて
日本メジフィジックスは、創業以来 50 年にわたり放射性医薬品の研究開発、安定供給、適正使用の普及に取り組んでいます。当社は、「核医学で、健やかな社会を創る」というパーパスのもと、放射性同位元素を用いた分子イメージング技術により、患者さん一人ひとりにより最適な医療が提供される社会を目指しています。
日本メジフィジックスの情報は、ウェブサイト(https://www.nmp.co.jp/)をご覧ください。
※1 GEヘルスケアが、2023年12月時点での世界の最終市場をもとに、2024年から2028年の市場CAGRを推定しました。
※2 非GAAP財務指標。調整後1株当たり利益の定義については、2025年2月13日付けの収益報告書をご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像