新潟県でブルー水素・アンモニア製造実証試験の地上設備を受注
―国産天然ガスを用いたエネルギーの低炭素化に貢献―
日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤雅之)は、国内EPC事業会社である日揮株式会社(代表取締役社長執行役員:山田昇司)が、このたび株式会社INPEXが実施する「ブルー水素・アンモニア製造・利用一貫実証試験」に係る地上設備の建設工事を受注いたしましたので、お知らせします。プロジェクトの詳細は下記の通りです。
1.契 約 先:株式会社INPEX
2.建設場所:新潟県柏崎市平井地区
3.役務内容:天然ガス前処理設備、水素製造設備、CO2分離回収・圧入設備、アンモニア貯蔵・出荷設備、発電設備、ユーティリティー設備、坑井への接続設備に係る設計、機材調達、建設工事 (EPC) 、試運転役務
4.契約形態:ランプサム契約
5.受注金額:非公表
6.納 期:2025年8月
7.プロジェクトの概要:
日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、2021年10月に、2030年度の電源構成において水素・アンモニア発電が1%程度を占める見込みが示された「第6次エネルギー基本計画」が閣議決定されるなど、エネルギーとしての水素・アンモニアの重要性がこれまで以上に高まっています。
株式会社INPEXが実施する「ブルー水素・アンモニア製造・利用一貫実証試験」は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として採択された「燃料アンモニア利用・生産技術開発/ブルーアンモニア製造に係る技術開発」の一環として実施されるものです。
本実証試験では、同社が所有する新潟県柏崎市東柏崎ガス田平井地区に新たに施設を建設し、同社が新潟県内で生産する天然ガスを原料に年間 700 トンの水素を製造し、製造された水素の一部をアンモニア製造に、残りを水素発電に使用する予定となっています。また、水素及びアンモニア製造の際に副次的に発生する CO2は、既にガス生産を終了した同地区の貯留層へ圧入(CCUS)されます。
日揮は、この実証試験に係る設備のうち、アンモニア製造設備以外の天然ガス前処理設備、水素製造設備、CO2分離回収・圧入設備、アンモニア貯蔵・出荷設備、発電設備、ユーティリティー設備、および平井採収所エリアの坑井(観測井、生産井、CO2 圧入井)への接続設備の設計・調達・建設・試運転を担当します。なおCO2分離回収設備には、日揮グローバルとドイツの総合化学メーカーBASF社が保有する高圧再生型CO2回収技術(HiPACT®※)を使用する計画です。水素製造設備には、エア・リキード社の水素製造技術が使用されます。
本件の受注にあたっては、国内外における日揮グループの豊富な石油・天然ガス関連プロジェクト遂行実績、ならびに実証試験の地上設備に関する基本設計思想を忠実に理解し、適切にプロポーザルへ展開した提案力が評価された結果であると考えております。日揮グループは、今後も経済的・技術的な観点からの最適なソリューションの提案、ならびに卓越したプロジェクト遂行を通じ、既存エネルギーの低・脱炭素化、さらには水素やアンモニアをはじめとするクリーンエネルギーの生産・供給拡大に寄与し、エネルギーの安定供給と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
※HiPACT ®(ハイパクト)…日揮グローバル株式会社とBASF社が共同開発し、2010年より商業化された、化学吸収法によるCO2回収技術です。優れた高温耐久性とCO2吸収性能により、CO2の回収を従来よりも省エネルギーで行うことが可能となり、従来比約25~35%のCO2回収・圧縮コスト削減効果が期待できます。
2.建設場所:新潟県柏崎市平井地区
3.役務内容:天然ガス前処理設備、水素製造設備、CO2分離回収・圧入設備、アンモニア貯蔵・出荷設備、発電設備、ユーティリティー設備、坑井への接続設備に係る設計、機材調達、建設工事 (EPC) 、試運転役務
4.契約形態:ランプサム契約
5.受注金額:非公表
6.納 期:2025年8月
7.プロジェクトの概要:
日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、2021年10月に、2030年度の電源構成において水素・アンモニア発電が1%程度を占める見込みが示された「第6次エネルギー基本計画」が閣議決定されるなど、エネルギーとしての水素・アンモニアの重要性がこれまで以上に高まっています。
株式会社INPEXが実施する「ブルー水素・アンモニア製造・利用一貫実証試験」は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として採択された「燃料アンモニア利用・生産技術開発/ブルーアンモニア製造に係る技術開発」の一環として実施されるものです。
本実証試験では、同社が所有する新潟県柏崎市東柏崎ガス田平井地区に新たに施設を建設し、同社が新潟県内で生産する天然ガスを原料に年間 700 トンの水素を製造し、製造された水素の一部をアンモニア製造に、残りを水素発電に使用する予定となっています。また、水素及びアンモニア製造の際に副次的に発生する CO2は、既にガス生産を終了した同地区の貯留層へ圧入(CCUS)されます。
日揮は、この実証試験に係る設備のうち、アンモニア製造設備以外の天然ガス前処理設備、水素製造設備、CO2分離回収・圧入設備、アンモニア貯蔵・出荷設備、発電設備、ユーティリティー設備、および平井採収所エリアの坑井(観測井、生産井、CO2 圧入井)への接続設備の設計・調達・建設・試運転を担当します。なおCO2分離回収設備には、日揮グローバルとドイツの総合化学メーカーBASF社が保有する高圧再生型CO2回収技術(HiPACT®※)を使用する計画です。水素製造設備には、エア・リキード社の水素製造技術が使用されます。
本件の受注にあたっては、国内外における日揮グループの豊富な石油・天然ガス関連プロジェクト遂行実績、ならびに実証試験の地上設備に関する基本設計思想を忠実に理解し、適切にプロポーザルへ展開した提案力が評価された結果であると考えております。日揮グループは、今後も経済的・技術的な観点からの最適なソリューションの提案、ならびに卓越したプロジェクト遂行を通じ、既存エネルギーの低・脱炭素化、さらには水素やアンモニアをはじめとするクリーンエネルギーの生産・供給拡大に寄与し、エネルギーの安定供給と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
※HiPACT ®(ハイパクト)…日揮グローバル株式会社とBASF社が共同開発し、2010年より商業化された、化学吸収法によるCO2回収技術です。優れた高温耐久性とCO2吸収性能により、CO2の回収を従来よりも省エネルギーで行うことが可能となり、従来比約25~35%のCO2回収・圧縮コスト削減効果が期待できます。
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