国際美術展「TOKYO ATLAS」で次世代イベント警備を実証 東京都主催の国際美術展で、AI・セ キュアなモバイル通信・ロボットを組み合わせ、広域屋外イベントにおける新たな警備モデルを検証

セコム株式会社(以下セコム)、NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)、株式会社アジラ(以下アジラ)は、東京都などが主催する国際美術展「TOKYO ATLAS」において、AI画像解析、セキュアなモバイル通信、セキュリティロボット「cocobo(ココボ)」と人による警備を組み合わせた次世代イベント警備の実証(以下、本実証)を実施します。
本実証では、広域な屋外イベント会場内に設置した複数のカメラ映像を、インターネットを経由せず、NTTドコモビジネスのモバイル通信ネットワーク内にある閉域の映像保存・解析基盤で処理します。これにより、会場内に大がかりな有線工事を行うことなく、映像をより安全に扱うことが可能となります。この環境を活かし、アジラのAI画像解析による行動検知の有効性ならびに、来場者の動線・滞在状況を示す人流データの取得・分析方法を検証します。加えて、セコムは、ロボットによる巡回と人による確認・判断を組み合わせることで、広域かつ来場者の多いイベントにおける警備品質の向上と警備業務の効率化の可能性を検証します。
■実証の背景
大規模イベントや屋外イベントでは、多数の来場者が行き交う中で、安全・安心な環境を継続的に確保することが求められます。一方で、限られた人員で広範囲を効率的に警備するためには、常駐警備員の判断や現場対応をAIやロボットで支援し、警備の質と対応力を高める仕組みが重要です。
また、屋外や複数拠点にまたがるイベントでは、有線ネットワークの敷設やオンプレミス設備の準備に負担が生じる場合があります。特に、AIによるリアルタイム映像解析には、大容量の映像データを安定して伝送できる通信環境が必要となります。本実証は、こうした課題を踏まえ、セコムがこれまで培ってきた警備運用の知見に、新たな技術を組み合わせることで、都市空間における次世代イベント警備の実現可能性を検証するものです。
■実証の概要
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項目 |
内容 |
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実証名称 |
国際美術展「TOKYO ATLAS」における次世代イベント警備の実証 |
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実施期間 |
2026年10月10日(土)~12月20日(日) |
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実施場所 |
国際美術展「TOKYO ATLAS」の臨海部会場の一部 |
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主な関係機関・企業 |
実施企業:セコム、NTTドコモビジネス、アジラ/協力:東京都 |
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実証内容 |
カメラ映像のリアルタイム伝送、AIによる行動検知、人流データの取得・分析、セキュリティロボット「cocobo」による巡回、常駐警備員による確認・対応を組み合わせた警備運用の検証 |
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通信基盤 |
NTTドコモビジネスの「docomo MEC®※1」および、セキュリティ機能を標準搭載したIoT向けのNaaS(Network as a Service)である「docomo business SIGN®」、安定通信を実現する「5Gスライシング」「5Gワイド®」を活用し、閉域通信とMEC※2を組み合わせた低遅延・高セキュリティな映像伝送環境を構築 |
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AI解析 |
アジラのAI警備システム「AI Security asilla」を活用し、カメラ映像にもとづく人物の動きや通常とは異なる行動の検知を実施 アジラの人流データ分析プラットフォーム「asilla BIZ」を活用し、カメラ映像にもとづく人流および滞在状況に関するデータ分析と、会期中の推移の可視化を実施 |
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主な検証項目 |
屋外イベント環境での映像伝送品質、AI解析の有効性、セキュリティロボット巡回との連携、常駐警備員による確認・対応を含む運用性、安全性、将来的な警備サービスへの適用可能性 |
※1:docomo MEC®とは、NTTドコモのモバイルネットワークと直結した、低遅延・高セキュリティな法人向けクラウドサービスです。
※2:MECとは、「Multi-access Edge Computing(マルチアクセス・エッジ・コンピューティング)」の略称です。従来のクラウドサービスとは異なり、端末に近い場所にサーバーを設置して通信の遅延を低減する「エッジコンピューティング」の一種です。
*「docomo MEC®」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
*「docomo MEC®」は株式会社NTTドコモが提供元であり、NTTドコモビジネス株式会社が代理人として保有する契約締結権限、および包括的な業務受託にもとづき販売しています。
■本実証の特長
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AI画像解析による早期検知支援:カメラ映像をAIが解析し、人物の動きや通常とは異なる行動を検知します。検知結果は、常駐警備員などが状況を確認し、必要な対応を判断するための補助情報として活用します。
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人流データによる来場者動態の可視化:「asilla BIZ」により人流データや滞在傾向を可視化します。混雑の時間帯・場所を把握し、警備人員の最適配置やイベント運営の効果測定・改善への活用可能性を検証します。
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セキュアなモバイル通信による屋外映像伝送:NTTドコモビジネスの「docomo business SIGN®」を活用し、セキュリティ機能を備えたIoT向け通信環境を構築します。カメラから通信網までの通信を監視し、必要に応じて脅威検知・遮断を行うことで、屋外イベントにおける映像伝送の安全性を高めます。
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MECを活用したリアルタイム性の高い映像解析:「docomo MEC®」を活用し、映像データの処理に適した低遅延・高セキュリティな環境を構築します。これにより、屋外イベント会場で取得した映像をリアルタイムで解析し、常駐警備員による早期確認や対応につなげます。
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混雑環境でも安定した通信を目指す5G技術の活用:来場者が多く通信混雑が想定される環境においても安定した通信を確保するため、「5Gスライシング※3」や「5Gワイド®※4」などの技術を活用します。これにより、広域イベントにおけるリアルタイム映像を用いたAI活用の実効性を検証します。
※3:5Gスライシングとは、無線帯域の一部占有により一般ユーザの混雑の影響を受けづらい安定通信を実現するモバイルネットワークサービスです。
※4:5Gワイド®とは、一般ユーザと比べ優先的にパケットを割り当てることで、混雑エリアや時間帯においても安定した通信の維持および、通信速度の向上を実現するモバイルネットワークサービスです。
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セキュリティロボット「cocobo」による屋外巡回:セコムの自律走行型セキュリティロボット「cocobo」を活用し、屋外エリアの巡回を行います。固定カメラによる監視と、移動体であるロボットによる巡回を組み合わせることで、より柔軟な状況把握と、抑止効果の可能性を検証します。
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人とテクノロジーが協働する警備モデル:AIやロボットが取得・検知した情報を、常駐警備員が確認し、最終的な判断や現場対応を行います。本実証は、AIやロボットを常駐警備員の代替としてではなく、人の判断と対応を支援する技術として活用し、警備品質の向上をめざすものです。
■各社の役割
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企業名 |
主な役割 |
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セコム |
東京都および関係者との連携、警備サービスの企画・運用、実証全体の推進、監視カメラ、セキュリティロボット「cocobo」、監視・対応体制の提供、現地における警備運用を担います。 |
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NTTドコモビジネス |
「docomo MEC®」「docomo business SIGN®」「5Gスライシング」「5Gワイド®」などを活用した低遅延・高セキュリティな通信環境を提供し、屋外イベントにおける映像伝送およびAI活用を支える通信基盤の構築・運用を支援します。 |
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アジラ |
AI警備システム「AI Security asilla」、人流データ分析プラットフォーム「asilla BIZ」を提供し、カメラ映像にもとづく行動検知や映像解析ならびに人流データの取得・分析を支援します。 |
■安全性・プライバシーへの配慮
本実証は、関係法令、会場ルールおよび関係機関との調整にもとづき実施します。セキュリティロボットの巡回については、来場者や周辺利用者の安全に配慮した運用を行います。
また、AIの検知結果のみで対応を決定せず、常駐警備員が映像や現場状況を確認したうえで判断します。カメラ映像やAI解析に関するデータは、関係者間で定めるルールにもとづき、利用目的、管理方法、取扱範囲を明確にしたうえで適切に取り扱います。
■今後の展開
セコムは、本実証を通じて得られた知見をもとに、AI画像解析、セキュリティロボット、セキュアな通信基盤、人による警備を組み合わせた次世代警備モデルの高度化を進めます。今後は、イベント会場、公共空間、商業施設、オフィスビル、多拠点施設など、さまざまな警備現場への展開可能性を検討し、常駐警備員の判断・対応力をテクノロジーで支援することで、より高品質で持続可能な警備サービスの実現をめざします。
NTTドコモビジネスは、AI時代に求められる低遅延・高セキュリティな通信基盤の提供を通じて、警備をはじめとするさまざまな産業分野でのAI活用を支援します。AI時代に最適な次世代ICTプラットフォーム「AI-Centric ICTプラットフォーム®※5」構想のもと、産業分野におけるAIの社会実装と価値創出を推進してまいります。
アジラは、AI警備技術の高度化に加え、人流データを施設・イベント運営の改善に活かす取り組みを進めます。警備の質の向上と、来場者体験や運営効率の向上を同時に実現するサービスとして展開を拡大し、安全・安心な社会の実現に貢献していきます。
※5:「AI-Centric ICTプラットフォーム®」とは、企業がAIを活用して、生産性の抜本的改善、競争力強化やビジネスモデル変革を進めるAI時代に最適な次世代ICTプラットフォームのことです。
■国際美術展「TOKYO ATLAS」について
国際美術展「TOKYO ATLAS」の舞台は、台場、青海、天王洲という東京の3つの臨海エリア。台場公園・お台場海浜公園、テレコムセンタービル、青海南ふ頭公園、アイルしながわ、WHAT MUSEUMなど、それぞれ異なる歴史や特徴を持つ場所に、国内外のアーティストによる作品やプロジェクトが展開されます。
会期:2026年10月10日(土)から12月20日(日)までの72日間
会場:台場公園、お台場海浜公園、テレコムセンタービル、青海南ふ頭公園、アイルしながわ、WHAT MUSEUM
主催:東京都、東京国際文化芸術祭実行委員会、公益財団法人東京都歴史文化財団
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