サイバートラスト、スマートホーム分野の業界標準規格「Matter」対応デバイスメーカー向けに認証局の構築・運用代行サービスを提供開始
~ PAI運用代行からDAC発行まで、国内最長の商用電子認証局運用実績で培った技術でデバイスメーカーを支援 ~
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北村 裕司 以下、サイバートラスト) は、スマートホーム分野における業界標準規格「Matter」※1 に対応するデバイスメーカー向けの「Matter対応支援ソリューション」を拡充し、中間認証局(Product Attestation Intermediate 以下、PAI)※2 の構築・運用代行およびMatter機器証明書(Device Attestation Certificate 以下、DAC)※3 の発行サービスを提供開始します。PAIの構築・運用代行からMatter対応デバイスへの鍵生成と証明書発行までトータルにサポートすることで、 Matter対応家電や住宅建材などデバイスメーカーによる認証局の構築・運用の負担を軽減し、Matter対応デバイスの開発期間の短縮に寄与します。
<背景>
セキュリティと相互運用性を確保したMatterのネットワーク内でMatter対応デバイスが動作するためには、デバイスの認証と証明書による真正性確認を実施する必要があります。そのため、Matterの標準化団体「Connectivity Standards Alliance(以下、CSA)」※4 による認証が行われた製品にDACを組込むことが求められます。DACの発行・組込みには、Matterの証明書ポリシーに準拠するPAIを運用し、信頼できる証明書チェーンとしてルート認証局(Product Attestation Authority 以下、PAA)による審査の上で発行されるPAI証明書の取得が必要となります。デバイスメーカーがPAAやPAIの構築や運用を自社で対応するには認証局の構築に関する知識や日々の運用・管理体制の構築が必須となり、技術面・運用面が課題となります。

サイバートラストは、2026年1月にCSAのDistributed Compliance Ledger(DCL:分散型コンプライアンス台帳)に信頼されたルート認証局(Non-VID Scoped PAA)※5 として登録され、デバイスメーカーのPAI向けにPAI証明書を発行する「Matter対応認証局ソリューション」を提供しています。このたび、本ソリューションにPAIの構築や運用代行、DAC発行のサービスを追加し、デバイスメーカーが自社でPAAおよびPAIを構築・運用する負荷を軽減します。デバイスメーカーは、内部審査に必要なバックアップや認証局の鍵管理、将来的な耐量子計算機暗号(PQC)対応証明書への移行も含めて、「Matter対応認証局ソリューション」に担わせることができます。また、サイバートラストが厳格に審査した真正なベンダーのみに向けて発行する証明書を利用することができるほか、デバイスの認証に必要となる鍵の管理はサイバートラストのデータセンターにて安全に実施するため、スマートホームの安全と利便性を向上します。
サイバートラストは、デバイスメーカーの負荷を軽減しMatter対応デバイスを短いリードタイムで市場投入できるよう支援します。
※1 Matterとは:Connectivity Standard Allianceが推進するスマートホームの標準規格で、メーカーやプラットフォームの枠を超えてIoT機器間のシームレスな通信を可能にする通信プロトコルです。2022年10月に仕様1.0が発表され、Amazon、Google、Appleなどのグローバル企業が本規格に対応する製品を多数リリースしています。Matter認証済みの家電やスマートホーム機器であれば、ユーザーはメーカーの垣根を超えて相互に連携させることができ、より便利にスマートホームを利用することが可能になります。
※2 PAIとは:スマートホームの統一規格「Matter」の認証において、特定のベンダーID(VID)のデバイスに対してMatter証明書(DAC)を発行できる中間認証局、またはそこから発行される中間証明書のことです。
※3 Matter機器証明書(DAC)とは:Matter認定デバイスが本物であり、信頼できるメーカー製であることを証明する証明書で、CSAが信頼するルート認証局から連なる、厳格な階層構造(信頼の連鎖)のもとで発行される必要があります。
※4 CSAとは:スマートホームの相互運用性の規格を策定することを目的とした団体で、世界中の600社を超える企業が参加し(2025年11月時点)、スマート家電やIoTデバイス間の相互運用を実現するスマートホームの国際標準規格「Matter」の開発や連携を推進しています。
※5 Non-VID Scoped PAAとは:Matter認証において、特定のベンダーID(VID)に縛られず、複数のメーカーに製品認証用の証明書を発行可能な独立した公開鍵基盤サービスを提供する組織のことです。
■関連Webサイト
Matter対応支援ソリューション https://www.cybertrust.co.jp/iot/matter/
■サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として2000年より提供している認証・セキュリティの技術を活用したトラストサービスと、Linuxのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けのプラットフォームサービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoTをはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」。サイバートラストは、ITインフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
■本リリースのURL
https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2026/0928-matter-pai.html
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