アストンマーティンVANTAGE S スポーツカーにおけるパフォーマンスの頂点

  • Vantage Sはアストンマーティンの定評あるスポーツカーの中で最もパフォーマンスにフォーカスしたモデル

  • クラスの基準を塗り替える680PSに出力アップ、それを支える800Nmのトルク

  • シャシーへの詳細な変更が機敏性、ドライバーの一体感、洗練性を向上

  • スロットルペダルの新キャリブレーションによってさらなるフィールと正確性を実現

  • 印象的な新しいボンネットブレードとリアリップスポイラー、さりげない「S」バッジがVantage Sに独特の個性を与える

  • 「S」をあしらった特徴的なインテリアのスタイリングはアルカンターラとレザーの新しい組み合わせを用意、レッドまたはシルバーの陽極酸化仕上げのドライブモード選択用ロータリースイッチをはじめとするVantage S専用オプションも

  • 1953年のDB3Sにさかのぼる、アストンマーティンのハイパフォーマンス「S」モデルの血統を継ぐ最新作

  • グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでグローバルダイナミックデビュー

  • デリバリーは2025年第4四半期に開始予定

2025年7月9日、ゲイドン(英国):

アストンマーティンは、そのスポーツカーのラインアップの中でも最もパフォーマンスに焦点を絞った、新型Vantage Sを発表します。ドライバーを中心に据えたスリリングなVantageが、クラス最高のフロントエンジンのスポーツカーとして既に地位を確立していますが、Vantage Sはその土台の上に出力アップとさらに優れた動的性能を実現しています。エクステリアとインテリアに加えられた個性的な新要素と共に、Vantage Sは定評あるアストンマーティンのフロントエンジンのスポーツカーに、新しいベンチマークを打ち立てます。

 

先日発表されたDBX Sの後に続くVantage Sは、コアモデルに基づいた特別ハイパフォーマンス仕様の末尾に「S」を付ける、アストンマーティンの長年の伝統復活への次の一歩となります。この伝統は2004年パリ・モーターショーで一般公開されたVanquish Sから始まり、その後それぞれ2011年と2013年に発表された圧巻のV8およびV12のVantage Sが続きました。

 

アストンマーティンの最高経営責任者(CEO)エイドリアン・ホールマークは次のように述べています。「何十年にもわたり、Vantageという輝かしい名は、至高のパフォーマンスと興奮、ドライビングのスリルの代名詞でありました。昨年新型Vantageを発売し世界的な名声を獲得した際に、前面で注目を浴びていたのが、まさにこれらの性質です。それを超えていくことがVantage Sの挑戦であり、原動力でもありました。こうして生まれたのが、フロントエンジンのウルトラ・ラグジュアリーなスポーツカーの分野における新しいベンチマークです。アストンマーティンの情熱的でこだわりを持ったお客様の心を躍らせる一台であり、今日のアストンマーティンが擁する豊かな人材と能力の幅広さ、前進力をまざまざと示すものでもあります」

 

Vantage Sの中心にあるのは、脅威のアストンマーティン4.0リッターV8ツインターボエンジンのアップグレード版です。Vantage Sはフロントエンジンのラグジュアリー・スポーツカーの分野においてアストンマーティンが誇るパフォーマンスの優位性をさらに押し上げ、最高出力は今や680PS @ 6000rpmを誇り、最大トルクは3000rpmと6000rpmの間で800Nmを発揮し、即時のインギア加速を実現しています。

 

ドライビングの愉しさとパフォーマンスのフィールをさらに高めるため、アストンマーティンのエンジニアたちはスロットルペダルの重みとレスポンスで「S」の特性に合わせた改良、調整を続けました。「S」専用のドライブバイワイヤのスロットルマップに合った抵抗を用意し、ドライブモードごとにチューニングを施した結果、Vantage Sではこれまで以上にすべての制御の調和がとれた一体感を感じることができます。

 

パワートレインのキャリブレーション変更も行われました。ローンチ・コントロール・システムの最適化で0-60mph加速が0.1秒向上してわずか3.3秒となり(0-62mphは3.4秒)、0-124mph(200km/h)加速は10.1秒になりました。最高速度は変わらず、猛烈な202mphに達します。

 

新型Vantageのサスペンション、パワートレインマウント、制御ソフトウェアに広範に加えられた一連の詳細な変更も、Vantage Sにより高い機敏性と、フィールやドライビングの愉しさ、安定性の向上をもたらしています。

 

アストンマーティンのシャシーエンジニアたちは、Vantageのプラットフォームからさらに機敏性とフロントエンドのグリップを引き出そうとしていましたが、改良がコンプライアンスや洗練を損なうことがあってはならないとも考えていました。

 

ビルシュタインDTXアダプティブダンパーのハードウェアのチューニングとソフトウェアのキャリブレーションによってフロントエンドのフィールとレスポンスを向上させる一方で、リアスプリングエイドの剛性を下げることで圧縮と反発のバランスをとり、低速走行時の乗り心地を良くしています。トランスミッションマウントの剛性は10%下げてボディとシャシーに対するパワートレインの動きをコントロールできるようにし、車両の動きを路面に調和させてさらなる洗練をもたらしています。

 

また、リアサブフレームをラバーブッシュではなく直接ボディに取り付けることで、直接性とステアリング接続が向上しました。最後に、ハードウェアおよびソフトウェアに対するこれらの変更から得られる相乗効果を最大化するため、サスペンションのキャンバー、トー、キャスターの各設定の微調整によって研ぎ澄まされたレスポンスを引き出し、高い横荷重下におけるフロントエンドのグリップを向上させ、全体的な動的バランスを正確にダイアルインしました。その結果が、確固たる安定性に支えられ、コーナーをスリリングに攻めていくことのできるクルマです。

 

Vantage Sは、ビジュアル的にもその優れたパフォーマンスに合ったルックスで、パフォーマンスを真に向上させる機能性を、非の打ちどころのないデザインのフォルムをと組み合わせています。

 

フロントでは、新しく中央に装着されたボンネットブレードが、新型Vantage Sとわかる目印となっています。グロスブラック仕上げまたは2x2ツイルカーボンファイバー仕上げで、より主張の強いデザインとなっているだけでなく、「ホットV」構成のV8エンジンの熱気排出も最適化します。

 

モデル名を示すのは、控えめながら印象的なフロントフェンダーの「S」のバッジだけです。一つ一つが手で作られた真鍮鍛造の「S」は、まさにジュエリーと呼ぶにふさわしいものです。赤のエナメルガラスを充填した「S」の枠は、お客様が選んだアストンマーティン・ウィングバッジの色に合わせ、ブライトクローム加工またはダーククローム加工が施されます。

 

フロントと同様に一目でVantage Sであることがわかるリアの特徴が、パフォーマンス重視のモデルであることをこの上なく明確に表している、車幅いっぱいに広がるデッキリッドスポイラーです。その役割はデザイン的な主張という視覚要素にとどまらず、最高速度時のリアのダウンフォースを44kg増加させ、全体で111kgの最高速度時のダウンフォースに大きく貢献しています。新スポイラーはVantage Sのエアロダイナミクスのチューニングに使用されており、安定性を高めながら全体的なダウンフォースのバランスをフロントエンドに傾け、優れたターンインのレスポンスと高いコーナリンググリップを生み出しています。最高速度時のダウンフォースの残り67kgは、新しく追加されたフロントのエアダムとベンチュリベーンを含むアンダーボディのさらなる改良によるものです。

 

Vantage Sでは、ビスポークの21インチYスポークホイールも選択できます。赤の差し色の入ったサテンブラック仕上げで、「S」バッジ同様の赤のディテールが、ブロンズ塗装のブレーキキャリパーとエレガントな対比を生み出しています。

 

ビスポークの「S」はインテリアにも見られます。標準装備は独特のアルカンターラ®とレザーの「Accelerate」のインテリアで、サテン2x2ツイルカーボンファイバー製トリムインレーを備えています。「S」の本質を完璧にとらえたインテリアで、最高にスポーティーでありながらVantageに比べて若干の重量削減も実現しています。

 

エクステリアのバッジが職人の手によるクラフトマンシップを体現するように、Vantage Sのインテリアでも、シートの上部ショルダーパネルに色を合わせた 「S」のロゴが刺繍されます。約2,500針のステッチと16mを超える糸で描き出される「S」は、アストンマーティンのSモデルにおける徹底的なラグジュアリーとパフォーマンスへのこだわりを明確に感じさせます。

 

「S」に合わせ、ヘッドレストにはアストンマーティンのアイコニックなウイングが刺繍されます。エンボス加工とデボス加工の両方を用いた業界初の手法によるウイングもオプションで選択でき、超高圧(1.5トン)と熱によってレザーの上に精密に形づくられたウイングが、繊細で美しいディテールを生み出します。「S」のマークはトレッドプレートとエンジンベイの最終検査プラークにも記されます。

 

Vantage Sには、Vantageモデルの中で最もスポーティーなバージョンであることを強調できる、独特のインテリアオプションパッケージも用意されています。ドライブモードを選択するためのローレット加工された金属製ロータリースイッチはレッドまたはシルバーの陽極酸化仕上げを選べ、キャビンの中心を大胆に彩る一品とすることができます。ロータリースイッチの色はシートベルト、コントラストウェルト、コントラストステッチ、ヘッドレストの刺繍にも展開され、一貫性を持って一連のアクセントが随所に配置されます。

 

ラグジュアリー感をより一層高めたいお客様には、「Inspire Sport」インテリアも用意されています。セミアニリンレザーのみ、またはセミアニリンレザーとアルカンターラ®の組み合わせで提供され、モノトーンとデュオトーンのいずれかを選べます。完全に新しく設定されたこのインテリアでは、徐々に小さくなっていくシェブロンキルトが絶妙に配置されたパーフォレーションに囲まれ、見紛うことのないスピード感を演出しています。

 

グローバルダイナミックデビューとして、Vantage Sは2025年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、かの有名なヒルクライムを駆け上がる姿を披露します。毎年7月に英国グッドウッドの公爵家の私有地で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、モータースポーツを愛するエンスージアストたちが世界中から集まる、英国の夏を華やかに彩るイベントとなっています。

 

Vantage Sは、CoupeとRoadsterの両方のVantageと共に、現在ご注文をお受けしています。納車は2025年第4半期に開始される予定です。

 

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Notes to Editors:

Vantage Sは、アストンマーティンが既存のモデルの特別な高性能バージョンである証明に「S」という接尾辞を用いるという素晴らしい伝統を継承していて、DBX Sに続いて今年発表された2番目の「S」派生モデルです。

 

最初のモデルはVanquish Sで、2004年のパリ・モーターショーで公開され、当初はVanquishとともに販売されました。続いて2011年にはV8 Vantage Sが発表され、よりパワーアップし、よりスポーティーなサスペンション設定と、特にスポーツシフト II オートメイテッド・マニュアル・トランスミッションが標準装備され、2013年にはV12 Vantage Sが発表されました。最近では2015年に大幅にアップデートされよりパワフルなエンジンを搭載したRapide Sが登場し、2016年にはVanquish Sがこれに続きました。1967年、2007年、2018年と3世代にわたってアストンマーティンのフラッグシップの役割を果たしたDBSモデルも忘れてはなりません。

 

アストンマーティンが戦後初めて国際的な成功を収めたレーシングカーが、1953年に製造されたDB3Sであることも偶然ではなく、世界スポーツカー選手権で優勝した最初のアストンマーティンであり、1950年代にはル・マンで3回以上準優勝を果たしたこのクルマもまた、DB3をベースに軽量化、パワーアップ、ビジュアルアップを図ったものでした。

 

 

アストンマーティン・ラゴンダについて

アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。

 

ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。

 

英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。

 

ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。

 

2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。

 

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会社概要

Aston Martin Japan合同会社

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URL
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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区北青山1-2-3 青山ビルディング12F
電話番号
-
代表者名
カール・ベイリス
上場
未上場
資本金
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設立
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