フリースケール、直噴エンジンの排出量削減を促進し、燃費向上を実現するプログラマブル・ソレノイド・コントローラを発表

バルブ駆動精度を高め、部品数を減らす統合インテリジェンス

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近年、世界各国で自動車メーカーを対象に、今後5~10年の間に燃費を向上させて新しい排出基準を満たすよう求める法規制が制定されています。自動車メーカーや車載電装部品メーカーがこの要求に準拠できるように支援するべく、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ、以下 フリースケール)は、プログラマブル・ソレノイド・コントローラ「MC33816」を発表しました。ガソリンとディーゼルのいずれの直噴エンジンにも対応し、排出量削減と燃費向上を実現します。また、柔軟なアーキテクチャを備えているため、自動車のデュアルクラッチ・トランスミッションや、ファクトリ・オートメーション・アプリケーションの高精度ソレノイドにも適用可能です。

MC33816プログラマブル・ソレノイド・コントローラは、4つの統合型マイクロ・コントローラが組み込まれているため優れたインテリジェンス性能を発揮し、メイン・システム・マイクロコントローラとは独立に4つのタスクを並行処理できます。その結果、従来のアーキテクチャと比べて最大16倍の速度の反応時間が実現し、的確な燃料供給制御が可能になります。そして不要な燃料使用が減るため、燃費向上につながります。

また、機能統合により多大な部品数削減が可能になるほか、その柔軟性と拡張性により、ガソリンやディーゼルをはじめとして、フレックス燃料、さらにはLNGに至るまで、シリンダ数にかかわらず、ほぼあらゆるエンジン・システムに容易に組み込むことができます。

フリースケールの上席副社長 兼 アナログ&センサ部門担当ジェネラル・マネージャであるジェイムズ・ベイツは、次のように述べています。「燃費向上の要求がますます高まり、インテリジェントなMC33816のような高度なアナログ技術が求められています。この新しいMC33816プログラマブル・ソレノイド・コントローラを採用することで自動車メーカーや車載電装部品メーカーは、燃費や排出量の目標を達成しつつ、先進的な診断機能、圧倒的に速い反応時間、最適なプログラマビリティを通じて、信頼性に優れた高性能システム・ソリューションを手に入れることができます。」

さらにインテリジェントMC33816コントローラには、暗号化/マイクロコード保護機能が組み込まれているため、リバース・エンジニアリングを防ぎ、システムIPやソフトウェアを保護できます。

その他の主な特長:
- 9V~32Vの連続電圧、5.5V~58Vのトランジェント電圧
- 最大72Vのプリドライバ動作範囲
- 高精度なピーク・ホールド駆動機能
- 統合DC-DCブースト・コンバータ制御回路
- 4つのプログラマブルなスルー・レート(12.5V/uS~300V/uS)から選択可能
- 10mm × 10mm 64ピンLQFP-EPパッケージ

開発サポート
フリースケールでは、MC33816プログラマブル・ソレノイド・コントローラをサポートするハードウェアとソフトウェアを用意しています。コントローラの各種機能が利用できる評価ボード「KIT33816AEEVM」がwww.freescale.com/KITMC33816のWebサイトで提供されており、価格は216ドル(USD)です。また、MC33816プログラマブル・ソレノイド・コントローラの組込み機能のデモンストレーションを行うためのSPIジェネレータ(SPIGen)を備えたソフトウェアがwww.freescale.com/analogtoolsのWebサイトで提供されています。

価格と供給
MC33816プログラマブル・ソレノイド・コントローラは現在、www.freescale.com/pscのWebサイトで提供されています。10万個購入時の1個あたりの参考価格は、3.06ドル(USD)です。詳細については、フリースケール・セミコンダクタまたはお近くの販売代理店にお尋ねください。

「カーエレ・ジャパン2014」におけるフリースケール
フリースケールは、1月15日~17日に東京で開催される「カーエレ・ジャパン2014」において、さまざまな車載ソリューションのデモンストレーションを行います(ブース番号:西1-19)。MC33816プログラマブル・ソレノイド・コントローラについては、直噴エンジン向けのインテリジェント・プリドライバICのデモンストレーションを行います。

優れた堅牢性と信頼性を備えたアナログ性能
フリースケールのアナログ製品の大多数は、拡張温度範囲での動作など、産業市場の極めて重要な要件を満たします。各製品は、厳格なプロセス制御によって設計と製造が行われ、車載市場の厳格な信頼性基準を満たすよう、業界標準の手法を用いて適格性が診断されます。また、MC33816を含め、大半のフリースケールの産業用アナログ製品は、フリースケールの長期製品供給プログラム(Product Longevity Program)の対象となっており、製品リリースから最低10年間または15年間の供給体制が保証されます。諸条件の詳細、ならびに対象製品のリストについては、www.freescale.com/productlongevityのWebサイトをご覧ください。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.com/jaをご覧ください。

FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。
©2014 Freescale Semiconductor, Inc.

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会社概要

URL
http://www.freescale.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー 29F
電話番号
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代表者名
ケンリック P. ミラー
上場
未上場
資本金
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設立
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