建設現場のCO2算定サービス「TansoMiru」、安藤ハザマの現場でCO2排出量集計作業を約90%削減
株式会社リバスタ(本社:東京都江東区、代表取締役:高橋巧、以下 リバスタ)は、株式会社安藤・間(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷一彦、以下 安藤ハザマ)が、CO2排出量の集計作業に係る現場負担の軽減と、集計の迅速化を図るため、リバスタが提供する建設現場のCO2算定サービス「TansoMiru(タンソミル)」の全4サービスを導入したことをお知らせします。(※1)
併せて、安藤ハザマにおける導入経緯や効果、今後の展望を紹介する導入事例を公開しました。同社では、「TansoMiru」の導入により、CO2排出量の集計作業が効率化され、年間の集計作業量は約90%削減されました。2026年度からは、「TansoMiru」による排出量集計の対象作業所を拡大し、全社での展開を目指しています。

・導入事例全文はこちら:https://www.tansomiru.jp/customer/case/adhzm/
■「TansoMiru」の導入経緯
現場負担の軽減とCO2排出量集計の迅速化を両立するため、導入を決定
安藤ハザマでは近年、サステナビリティへの取り組みを加速させており、2020年2月に策定した長期ビジョン「安藤ハザマVISION2030」でも、「環境価値の創造」を重要なテーマの一つとして掲げています。その一環として同社は2019年12月に、「SBT」の認定(※2)を取得するとともに、同年に「RE100」(※3)にも加盟しました。これらをはじめとする取り組みを通じ、脱炭素社会の実現に向け、着実に推進してきました。
一方で、実務面では建設現場ごとのCO2排出量の算定・集計に多くの手間と時間がかかっていました。従来はワークシートを用いて、作業所・支店・本社で段階的にデータを集約していたため、集計結果の把握に時間を要し、タイムラグが生じていました。
また、こうしたタイムラグは、サステナビリティ関連財務開示への対応においても課題となっていました。国内では、プライム市場上場企業を対象に、SSBJ(サステナビリティ基準委員会)基準に基づく開示を時価総額の大きな企業から順次義務付ける方向で制度整備が進められており、関連する財務諸表と同時にサステナビリティ関連情報を開示することが求められています。(※4)このため、サステナビリティ関連財務開示への迅速な対応に向け、より効率的な集計・管理体制が必要とされていました。
安藤ハザマでは、以前からリバスタが提供する電子マニフェストサービス「e-reverse.com」(※5)や建設現場施工管理サービス「Buildee」(※6)などを導入しており、こうしたDXの取り組みも踏まえ、現場負担の軽減と集計迅速化の両面で効果が期待できる「TansoMiru」の導入を決定しました。
■「TansoMiru」の導入効果
リアルタイムなデータ共有と自動算定により、年間の集計作業量の約90%削減を実現
安藤ハザマでは、2023年から2025年にかけて「TansoMiru」の各サービスである「TansoMiru 管理」(※7)、「TansoMiru 産廃」(※8)、「TansoMiru 電力」(※9)、「TansoMiru 燃料」(※10)を順次導入し、運用を開始しました。導入後は、作業所で入力したデータを支店や本社でもリアルタイムに確認できるようになり、従来のワークシートによる集計で必要としていたデータの送付や、集約に伴う手間が不要となりました。
さらに、「TansoMiru 電力」では電力会社から受領する電力データを、「TansoMiru 産廃」では「e-reverse.com」へ入力したマニフェスト情報を基にCO2排出量を自動算定できるため、作業所・支店での入力や、確認の負担も軽減されています。加えて、支店や本社での集計作業も大幅に効率化され、年間の集計作業量が約90%削減されました。
また、CO2排出量の算定に必要な機材の稼働状況データについても、日数単位から時間単位での入力ができるようになり、データ精度の向上にもつながっています。
■今後の展望に関するコメント
安藤ハザマでは今後、CO2排出量算定・管理のさらなる高度化に向け、「TansoMiru」を導入する作業所を順次拡大していく方針としています。こうした今後の展望について、株式会社安藤・間 経営戦略本部 経営企画部 ESG戦略グループ課長 前野真吾氏と、安全品質環境本部 品質環境部長 平塚恵氏よりコメントをいただきました。
・株式会社安藤・間 経営戦略本部 経営企画部 ESG戦略グループ課長 前野 真吾氏
「TansoMiru」を導入する作業所を増やしていくことで、全社的なCO2排出量の推移をより把握しやすくなると考えています。現在、燃料供給元から燃料使用データを自動収集できる「TansoMiru 燃料」の導入を進めており、これにより今後、さらなる利便性向上につながることを期待しています。
・株式会社安藤・間 安全品質環境本部 品質環境部長 平塚 恵氏
「TansoMiru」をはじめとする各種サービスの活用により、作業所では日常の業務の中でCO2排出量の算定に必要なデータを蓄積できる環境が整ってきました。こうした状況も踏まえ、今後は「TansoMiru」を導入する作業所をさらに拡大していきたいと考えています。リバスタには、説明会資料の作成や作業所からの問い合わせ対応など、これまでもさまざまな支援をいただいており、今後も引き続き期待しています。
■「TansoMiru」について
「TansoMiru」は、建設業界に特化したCO2排出量の算定・可視化が可能なクラウドサービスです。「TansoMiru 管理」「TansoMiru 電力」「TansoMiru 燃料」「TansoMiru 産廃」の4サービスで構成されており、サプライチェーン全体でのCO2排出量可視化を実現し、脱炭素経営を支援します。
・「TansoMiru」サービスサイト:https://www.tansomiru.jp/
(※1)導入事例公開後、安藤ハザマでは新たに「TansoMiru燃料」を導入し、現在は「TansoMiru」全4サービスを導入しています。
(※2)国際的イニシアチブである「SBTi(Science Based Targets initiative)」より、温室効果ガス(GHG)削減目標が、パリ協定が目指す「2℃目標(2℃よりも十分低く保ち、1.5℃に抑える努力)」の達成に科学的に根拠ある水準として認定されました。
(※3)「RE100」とは、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーに代替することを目指す国際的イニシアチブです。
(※4)出典:金融庁「サステナビリティ開示基準の適用及び保証制度の導入に向けたロードマップ」(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20250717/02.pdf)
(※5)「e-reverse.com」は、建設工事にて排出される産業廃棄物の処理に伴う管理業務で発生するマニフェスト伝票を電子化し、マニフェスト制度に則した産業廃棄物処理管理業務を適正かつ持続的に支援する業界最大級の電子マニフェストサービスです。(サービスサイト:https://www.e-reverse.com/)
(※6)「Buildee」は、建設現場における施工管理業務を支援するクラウドサービスです。日々の調整会議における作業間連絡調整や入退場管理、安全書類作成、進捗・歩掛管理などの機能を提供しています。(サービスサイト:https://service.buildee.jp/)
(※7)「TansoMiru 管理」は、建設現場や支店、会社単位でのCO2排出量データを、GHGプロトコルに準拠した形で一元管理するクラウドサービスです。「TansoMiru」の各サービスと連携し、CO2排出量の自動集計が可能です。(サービスサイト:https://www.tansomiru.jp/spec/manage/)
(※8)「TansoMiru 産廃」は、「e-reverse.com」に登録した電子マニフェストの情報を基に、産業廃棄物の収集運搬・処分時に発生するCO2排出量を自動で算定するクラウドサービスで、「e-reverse.com」のオプションとして提供しています。(サービスサイト:https://www.tansomiru.jp/spec/waste/)
(※9)「TansoMiru 電力」は、建設現場等のスマートメーター経由で得られる電力データを活用し、電力使用によるCO2排出量を自動で算定するクラウドサービスです。電力データは、一般社団法人電力データ管理協会を通じて提供されます。(サービスサイト:https://www.tansomiru.jp/spec/electric/)
(※10)「TansoMiru 燃料」は、建設現場内で重機や車両に給油された燃料の購買量データを基に、現場で利用される重機や車両から排出されるCO2排出量を自動で算定するクラウドサービスです。(サービスサイト:https://www.tansomiru.jp/spec/energy/)
■リバスタについて
株式会社リバスタは、【「つくる」の現場から、世界を変える。】をミッションに掲げ、ICTの力を活用して、建設業界が抱えるさまざまな課題の解決に取り組んでいます。主なソリューションとして、電子マニフェストサービス「e-reverse.com」、CO2算定サービス「TansoMiru」、施工管理サービス「Buildee」、ICT機器ソリューション「BANKEN」、施工管理業務の標準化・ノウハウ継承支援サービス「GENBATON」、技能者向けポイントサービス「ビルダーズポイント」を提供しています。
会社名:株式会社リバスタ
代表者:代表取締役 高橋巧
所在地:東京都江東区豊洲5-6-36 豊洲プライムスクエア9F
資本金:1億円
※掲載内容は発表日現在の情報です。
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