【茨城県初】実働数0頭の県で初めての介助犬ペア誕生!
●茨城県つくば市在住の青戸さんと介助犬クレアのペアが2023年3月に認定。茨城県初となる介助犬ペアが誕生した
社会福祉法人日本介助犬協会(以下、協会)は肢体不自由者の日常生活をサポートする介助犬の育成普及活動を行っている。この度、茨城県つくば市にお住いの青戸有紀さんと訓練犬クレアが指定法人の認定審査を受け、介助犬とユーザーのペアとして認定された。現在全国の介助犬実働頭数は53頭(2022年10月1日時点)。茨城県は介助犬実働頭数ゼロであった為、県内初の介助犬ペア誕生となる。
青戸さんは遠位型ミオパチーによる両上肢および両下肢機能の低下が見られている。進行性の筋疾患のために手指に力が入りづらく物を落としやすくなる等、日常生活に支障をきたすことが日に日に多くなり、介助犬との生活を決意された。
2022年12月より合同訓練を開始。最初の2週間は愛知県長久手市にある介助犬総合訓練センターに宿泊しながら訓練を行い、その後はご自宅での訓練を行った。約3か月半の合同訓練では、落としたものを拾う、タンスを開ける、車いすのステップを上げるなどの介助作業はもちろん、介助犬と共に社会参加をする際に必須である商業施設や公共施設においても訓練を行った。1日1日の積み重ねにより青戸さんとクレアは信頼関係を築いていった。
合同訓練開始前「介助犬を持つことができたら就労もしてみたい」とお話されていた青戸さん。認定は青戸さんとクレアにとって、まだスタート地点に立ったところ。今後の目標に向かって新たな1歩を歩み始めた。
3月31日に茨城県知事へも表敬訪問を予定しており、茨城県初の介助犬ペアの今後が楽しみだ。
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