日本アセアンセンター、日本デザイン振興会及びフィリピンデザインセンターが覚書に調印

2020年3月27日、日本アセアンセンター(AJC)、公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)及びフィリピンデザインセンター(DCP)は、フィリピンのデザイン振興の促進と協力のための覚書に調印しました。この覚書は、グッドデザイン賞フィリピン(GDA PH)とJDPが付与するグッドデザイン賞の相互認証システムの確立により、日本とフィリピンのデザイナーによる事業連携の機会並びに生活を豊かにするプロダクトやサービスの創出を支援します。

2017年度より、センターはJDPと共同で「グッドデザイン賞:アセアンデザインセレクション」を付与する2年間の事業に取り組んできました。本事業の目的は、プロダクトやサービス部門において、社会問題を解決する「良いデザイン」を表彰することで、東南アジア諸国連合(ASEAN)[1]の国々におけるクリエイティブ産業の発展を促すことです。また、本事業は日本市場向けにプロダクトやサービスのデザインを強化し、日本企業と連携する機会を生み出すことから、多くのASEANの零細中小企業(MSMEs)が参加しました。

2018年度には、応募総数261件の内、22件が「グッドデザイン賞:アセアンデザインセレクション[2]」を受賞しました。そのうちフィリピンの受賞者は4社で、竹のストライダーを製作したBambike(バンバイク)、塩と水で簡易ランプを製作したSALt(ソルト)、廃棄されるバナナの茎の皮を再利用して壁紙を製作したRed Palm Ventures(レッドパームベンチャー)並びにソーシャルツーリズムのプラットホームを提供するMake a Difference (MAD) Travel.(メイクアディファレンストラベル、通称マッド・トラベル)でした。[3]

センターは、ASEANにおいてクリエイティブ産業は重要な経済成長の原動力になっていると認識しています。ASEANから日本への輸出を促進する活動の一環として、センターはグッドデザイン賞フィリピン(GDA PH)と日本のGマークの連携並びに日本におけるフィリピンの優れたデザインプロダクト及びサービスの促進を支援し続けていきます。

 

上: BambikeによるBambino、SALtによるSALt Lamp 下: Make a Difference (MAD) Travel、Red Palm VenturesによるBanana Stalk Wallpaper上: BambikeによるBambino、SALtによるSALt Lamp 下: Make a Difference (MAD) Travel、Red Palm VenturesによるBanana Stalk Wallpaper


[1] ASEAN(東南アジア諸国連合)とは、1967年に結成された地域協力機構。加盟10カ国(ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の総人口は約6億5千万人。
[2] 2018年度グッドデザイン・アセアンデザインセレクションの概要は、JDPウェブサイトにて閲覧可。(https://www.g-mark.org/activity/2018/asean.html?locale=ja
[3] 4社のプロモーションビデオは、センターのウェブサイトにて閲覧可。(https://www.asean.or.jp/ja/trade-info/20200609/


<<国際機関日本アセアンセンター>>
正式名称:東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター
ASEAN10カ国政府と日本政府により1981年に設立。貿易・投資・観光・人物交流の4分野を中心に、ASEAN商品の輸出促進、日系企業の進出支援、人材育成、日ASEAN間の観光促進等を通して、日本とASEAN諸国との関係促進に貢献する国際機関です。
URL: https://www.asean.or.jp/ja/

<<公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)>>
Gマーク( )で知られる「グッドデザイン賞」の主催者であり、日本のデザイン振興を目的に1969年に創立された機関です。受賞者は、質の高い良いデザインを象徴するGマークを使用することができます。
URL: https://www.jidp.or.jp/ja/

<<フィリピンデザインセンター(DCP)>>
DCPは、創造性、価値創造、並びにイノベーションの育成に取り組むフィリピンの公的デザイン・エージェンシーです。2019年、DCPは、隔年で実施するグッドデザイン賞フィリピン(GDA PH)の付与を開始しました。GDP PHは、社会問題に取り組み、生活の質を豊かにする国内の優れたデザインの発掘を目的としています。
URL: https://designcenter.ph/

◆本リリースについてのお問合せ先◆
国際機関日本アセアンセンター
CBクラスター(キャパシティ・ビルディング・クラスター)担当:上岡
Tel: 03-5402-8116  Fax: 03-5402-8005
E-mail: info_cb@asean.or.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
http://www.asean.or.jp/ja/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1F
電話番号
03-5402-8001
代表者名
藤田正孝
上場
-
資本金
-
設立
-