”ナイスネイチャの死後も、引退馬の穏やかな馬生を願う想いは変わらない”ナイスネイチャ メモリアルドネーション/バースデードネーションの調査・分析結果を公開
ナイスネイチャのメモリアルドネーション開始1日で3500万円を突破・バースデードネーションのこれまでとこれからの寄付者の『想い』を考察
新しい寄付の形を作り出すことで民間の社会保障を拡大する寄付決済プラットフォームSyncableを運営する株式会社STYZ(東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 辰也)は、ナイスネイチャ メモリアルドネーション/バースデードネーションの調査・分析結果を公開しました。
ナイスネイチャ メモリアルドネーション/バースデードネーションの「応援メッセージ」をテキストマイニングにより調査・分析
■調査手法
WordCloudによるテキストマイニング
※使用ツール:KH Coder、ユーザーローカルAIテキストマイニング
■調査・分析サマリと考察
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2020年までは、ナイスネイチャの余生(馬生)の健康や穏やかな暮らしを願う方が中心でした。
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『ウマ娘』ブームが到来した2021年、2022年には「ウマ娘」というキーワードで自身の興味・関心のきっかけを表明しながら寄付をする方が急増しました。2023年には『ウマ娘』ブームが少し落ち着き、徐々に純粋な「応援」「長生き」「健康」を願う寄付者が増えました。
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そして、今年(2024年途中経過)は「支援」「応援」「微力」「(一頭でも)多く」「送れる」「続く」といった、引退馬協会の事業存続とナイスネイチャのメモリアルドネーションを支えようとするコメントが増加しています。「天国」「お空」「見守る」といった、ナイスネイチャを弔う声も。
▶調査レポートはこちら:
https://docs.google.com/presentation/d/19qXGcGnDj4gWhVvdZJL7ZRB9g5hXkM1utce8bVJXPAQ/edit?usp=sharing
「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2024」
「ナイスネイチャ・バースデードネーション(BD)」は、引退馬協会の広報部長として活躍したナイスネイチャの誕生日に合わせて、引退馬を生かすための社会的課題に取り組む寄付を募るイベントです。
ご寄付はナイスネイチャ自身の飼養費としてではなく、その年ごとのテーマ(目標)実現に使わせていただいてきました。「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション(MD)」と名称を改めた本年も、テーマに添った引退馬支援のため、大切に使わせていただきます。
2023年5月30日、ナイスネイチャは生まれ故郷の渡辺牧場(北海道浦河町)で、
仲間たちや牧場のみなさま、会員さんたちに見守られながら静かに息を引き取りました。
35歳と44日の長い馬生でした。
ナイスネイチャが種牡馬生活を終え、引退馬協会のフォスターホース(一頭の馬を複数のフォスターペアレント会員が支援する、引退馬協会の里親制度)となったのが、2001年のこと。ナイスネイチャは13歳になっていました。
フォスターホース第一号で、引退馬協会の広報部長だった半弟グラールストーン亡き後は、二代目広報部長に就任。ナイスネイチャは自ら引退馬としての生き様を示し、競走生活や繁殖生活を引退したたくさんの後輩たちを新しい生活へと導いてくれました。
昨年までのナイスネイチャ・バースデードネーションにより、新たな生活をスタートさせた馬は、計54頭になります(フォスターホース、再就職支援プログラム受講生)。
※「ナイスネイチャ・バースデードネーション」受け入れ馬一覧(https://rha.or.jp/topics/20231114_nnbd_list.html)
いままでのナイスネイチャへの応援に、心より御礼申し上げます。
ナイスネイチャは旅立ちましたが、その大きな功績を讃え「ナイスネイチャ」という名前を残すために、これからもこのドネーションを継続していきたいと私たちは考えています。
みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
認定NPO法人 引退馬協会
引退馬協会は馬の最終ステージまで
ずっと見守り続けます。
1997年、まったくの手探りで始めた引退馬の里親捜しを目的とする組織「イグレット軽種馬フォスターペアレントの会」。競走馬たちは引退した後、ほとんどが廃用となってしまうということを知り、なんとか生かせる道をと模索して辿り着いた、引退馬協会の前身です。
あれから20年が経ち、引退馬を取り巻く環境も大きく変わりました。ここ数年、欧米では引退馬を再調教して譲渡するプログラムを行う団体が増え、引退馬協会でも2011年から「再就職支援プログラム」を開始し、競走馬を第二のステージへ繋げる事業を始めました。
このような国内外の引退馬支援活動の広がりを受け、競馬関係者も引退馬たちの余生に目を向けるようになり、まだ「引退馬」と言う言葉も一般的ではなかった時代から比べると、引退馬の支援活動の裾野は確実に広がってきていることを感じています。
「引退した馬は役に立たない」と言われた時代から、「馬がいるから楽しい」「馬に会いに行こう」という時代に変わりつつあります。
人が馬を助けているようでいて、実は馬も人に元気をもたらしたしてくれています。新しい交流の輪を引き寄せ、人と人のつながりをつくってくれたことも少なくありません。馬と人との間にある絆は目には見えませんが、確実に強く、固く、結ばれるようになってきています。
今後、引退馬の支援活動は、ますます大きく広がっていくでしょう。馬を愛する一人ひとりの心を、より多くの馬たちへ届けるだけでなく、馬と人との距離そのものも、自然にふれあえる近さとなっていくはずです。
「引退馬たちが終生、安心して暮らせるよう、ずっと見守っていきたい。そして引退馬を支援、繋養することで、人も馬も幸せにしたい」という強い思いが、私たちの20年間の活動のベースにありました。
その経験と実績を、次の時代へ伝えていく資産として。
引退馬協会は、これからも、馬と人、人と人をつなぐ架け橋であり続けようと思います。
Syncableについて
「社会にオルタナティブなお金を生み出す」をミッションに、非営利団体(任意団体や各種法人格を含む営利を目的としない団体)を対象としてインターネット上で寄付を募るためのシステムを提供し、企業との各種事業提携も行っております。
2016年12月にリリースし、現在4,000団体以上が登録する国内最大級の非営利団体向けデジタルファンドレイジングサービスとなっています。
また、Syncableでは伴走支援プログラムの提供も行っており、これまで250を超える非営利団体のファンドレイジング支援を実施してまいりました。
株式会社 STYZ
「民間から多種多様な社会保障を行き渡らせる」をミッションに掲げ、国内最大級の寄付決済サービス「Syncable」のほか、インクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」などを運営しています。非営利セクターを中心に新しく資金流入を促す『ドネーションプラットフォーム事業』、企業課題と社会課題の解決を共に目指す『インクルーシブデザイン&エンジニアリング事業』の2つの事業を通じて、企業、非営利団体、個人との媒介となり、課題解決の促進に取り組んでいます。
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会社名:株式会社 STYZ
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所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102
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設立日:2016年3月11日
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資本金:5,725,000円
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代表者:代表取締役 田中辰也
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会社ページURL:https://styz.io/
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「総合寄付プラットフォーム Syncable」URL:https://syncable.biz/
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「Syncableファンドレイジングパートナープログラム」URL:https://service.syncable.biz/consulting-nonprofit
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「インクルーシブデザインスタジオ CULUMU」URL:https://culumu.com/
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「STYZコンサルティング」URL:https://styz.io/sx
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「日常の買い物を通じて誰もが気軽に寄付できるサービス BE+CAUS」URL:https://be-caus.jp/
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「洋服やブランド品のオンライン買取寄付サービス Brand Pledge」URL:https://brand-pledge.jp/
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