2度目のコロナ禍のGW、外出予定は昨年より大幅増・ショッピングはコロナ前と同水準 ・外食や帰省も2倍に迫る・予算は昨年より3,000円増もコロナ前の56%にとどまる
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩、以下インテージ)は、ゴールデンウイーク(GW)について、全国の15歳から79歳の男女を対象に2021年4月2日~4月5日(大阪、兵庫、宮城への「まん延防止等重点措置」適用が決まっていたタイミング)に実施した調査結果を公開します。
[ポイント]
図表1
GW期間中の休める日数のトータルではカレンダー通りの日数である「8日」は2割に満たず、7割超は7日以下、また、カレンダー通り日数より多い日数を回答した人は約1割でした。多くの人が仕事や勉強、部活などで期間中の休日も休まないことが見て取れます。
期間中の最長連休日数では、3割強と最も多かったのは、カレンダー通りの日数である「5連休」でした。6連休以上の人は2割強存在していました。飛び石や前後の平日に休んで連休日数を長めに確保しつつも、トータルとしては仕事の負担とならないよう休日も仕事をするという人も少なからずいるのかもしれません。
図表2
「ステイホーム」という呼びかけとともに緊急事態宣言下でのGWとなった昨年は、コロナ前の一昨年に比べて「自宅で過ごす」が25ポイント上昇しました。今年の予定でも、昨年と同水準で8割弱の人が「自宅で過ごす」と回答しています。一方で「ショッピング」を予定している人は、去年そうした人の割合から12.6ポイント増と3割で、コロナ前の水準に戻しています。また、「運動」はコロナ前の一昨年と去年は13%程度でしたが、今年の予定として回答した人は2割を超えています。長引く外出自粛で運動不足の解消を意識している人が増えていることが見て取れます。「外食」「帰省/非同居の家族・親戚が来訪/一緒に外出」「友人・知人と会う」「国内旅行」「映画館/美術館/アミューズメントなどの施設に行く」についても、コロナ前より少ないものの、昨年より割合が増加しました。
図表3
トップ3の「テレビやDVDを観る」「インターネットをする」「ゴロゴロする・寝る」は一昨年より去年に若干増え、今年の予定としても昨年と同水準で推移しています。一方、昨年より今年の予定として注目すべきは「部屋の掃除・洗濯などの家事をする」と「ストレッチや筋トレ」でコロナ前の一昨年にそうした人の1.5倍以上となっています。運動不足の解消、長い時間を過ごす自宅を快適・清潔に保ちたいという意識が現れているようです。また、「本・雑誌・まんがを読む」「普段よりも手間・時間をかけた料理」「部屋の模様替えやDIY」を予定している人は一昨年にそうした人の割合より5ポイント以上多く、自宅での時間をより創造的に過ごす人が増えている様子がうかがえます。
図表4
今年のGWにかける平均金額は15,908円と昨年にかけた平均金額から3,000円ほどアップしていますが、コロナ前の一昨年の56%の水準にとどまっています。
図表5
「不安がある」から「不安はない」まで5段階で気持ちを聞いたところ、最も不安が強いのは「海外旅行」、次いで「人が大勢集まる場所に出かける」「新型コロナの感染拡大」で約8割から9割の人が「不安がある」あるいは「やや不安がある」と感じています。一方、「公共交通機関を使う」「飲食店での外食」について「不安がある」あるいは「やや不安がある」人は7割程度にとどまっています。「国内旅行」については8割弱で、より慎重な姿勢が見て取れます。
図表6
この調査結果は、「Intage 知る gallery」(https://www.intage.co.jp/gallery/goldenweek2021/)でもご覧いただけます。あわせてご参照ください。
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使用したデータ
【インテージのネットリサーチによる自主調査データ】 https://www.intage.co.jp/service/research/net/
調査地域:日本全国
対象者条件:15~79 歳の男女
標本抽出方法:「マイティーモニター(弊社キューモニター+提携モニター)」より母集団構成比にあわせて抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=2,660
調査実施時期: 2021年4月2日(金)~4月5日(月)
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【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩)は、「Create Consumer-centric Values ~お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援してまいります。
【報道機関からのお問い合わせ先】
■株式会社インテージ 広報担当:西澤/下河原
TEL: 03-5294-6000
サイト「お問い合わせフォーム」 https://www.intage.co.jp/contact/
- 【GW期間中に休める日数】 働く人と学生で、カレンダー通りの「8日」は2割に満たず、7割超は7日以下。最長連休は、カレンダー通りの「5連休」が3割強で最多。6連休以上の人も2割強存在
- 【GWの予定】 「ショッピング」はじめ外出、交友、レジャー予定者は昨年の過ごし方より増加。「運動」も昨年から大幅増
- 【GWの自宅での予定】 昨年の過ごし方と比べ増加が目立つ「部屋の掃除・洗濯などの家事をする」と「ストレッチや筋トレ」予定はコロナ前の一昨年の1.5倍以上。「読書」「料理」「模様替えやDIY」も増加
- 【GWにかける金額】 今年の平均想定金額は15,908円。昨年から約3,000円アップも、コロナ前の一昨年の56%の水準
- 【GW中のコロナ不安度】 「感染拡大」「人が大勢集まるところ」は8割超が「不安」「やや不安」。「公共交通機関」「外食」では7割程度も、「国内旅行」は8割弱とより慎重
- 【Go To トラベルキャンペーン】 旅行関心層も慎重姿勢。「しばらく再開は控えたほうが良い」が6割と「再開に期待」している人の2倍超
図表1
昭和の日(4月29日木曜日)のから翌週の日曜日の間にある平日3日間を休むと11連休となる今年のゴールデンウイーク(GW)。実際にどれくらいの日数休める予定なのか、働いている人と学生に聞いた結果が図表1です。
GW期間中の休める日数のトータルではカレンダー通りの日数である「8日」は2割に満たず、7割超は7日以下、また、カレンダー通り日数より多い日数を回答した人は約1割でした。多くの人が仕事や勉強、部活などで期間中の休日も休まないことが見て取れます。
期間中の最長連休日数では、3割強と最も多かったのは、カレンダー通りの日数である「5連休」でした。6連休以上の人は2割強存在していました。飛び石や前後の平日に休んで連休日数を長めに確保しつつも、トータルとしては仕事の負担とならないよう休日も仕事をするという人も少なからずいるのかもしれません。
図表2
2シーズン目となるコロナ禍でのGW。どのように過ごす予定なのか、また、昨年と一昨年にどう過ごしたかを聞いた結果が図表2です。
「ステイホーム」という呼びかけとともに緊急事態宣言下でのGWとなった昨年は、コロナ前の一昨年に比べて「自宅で過ごす」が25ポイント上昇しました。今年の予定でも、昨年と同水準で8割弱の人が「自宅で過ごす」と回答しています。一方で「ショッピング」を予定している人は、去年そうした人の割合から12.6ポイント増と3割で、コロナ前の水準に戻しています。また、「運動」はコロナ前の一昨年と去年は13%程度でしたが、今年の予定として回答した人は2割を超えています。長引く外出自粛で運動不足の解消を意識している人が増えていることが見て取れます。「外食」「帰省/非同居の家族・親戚が来訪/一緒に外出」「友人・知人と会う」「国内旅行」「映画館/美術館/アミューズメントなどの施設に行く」についても、コロナ前より少ないものの、昨年より割合が増加しました。
図表3
「自宅で過ごす」と回答した人に、自宅でどのように過ごす予定なのか、また、昨年と一昨年にどう過ごしたかを聞いた結果が図表3です。
トップ3の「テレビやDVDを観る」「インターネットをする」「ゴロゴロする・寝る」は一昨年より去年に若干増え、今年の予定としても昨年と同水準で推移しています。一方、昨年より今年の予定として注目すべきは「部屋の掃除・洗濯などの家事をする」と「ストレッチや筋トレ」でコロナ前の一昨年にそうした人の1.5倍以上となっています。運動不足の解消、長い時間を過ごす自宅を快適・清潔に保ちたいという意識が現れているようです。また、「本・雑誌・まんがを読む」「普段よりも手間・時間をかけた料理」「部屋の模様替えやDIY」を予定している人は一昨年にそうした人の割合より5ポイント以上多く、自宅での時間をより創造的に過ごす人が増えている様子がうかがえます。
図表4
今年のGWの想定予算がいくらくらいか、また、昨年と一昨年にかけた大体の金額を聞いた結果が図表4です。
今年のGWにかける平均金額は15,908円と昨年にかけた平均金額から3,000円ほどアップしていますが、コロナ前の一昨年の56%の水準にとどまっています。
図表5
今年のGW期間中の「新型コロナウィルス」に関する気持ちを6つの事柄について聞いた結果が図表5です。
「不安がある」から「不安はない」まで5段階で気持ちを聞いたところ、最も不安が強いのは「海外旅行」、次いで「人が大勢集まる場所に出かける」「新型コロナの感染拡大」で約8割から9割の人が「不安がある」あるいは「やや不安がある」と感じています。一方、「公共交通機関を使う」「飲食店での外食」について「不安がある」あるいは「やや不安がある」人は7割程度にとどまっています。「国内旅行」については8割弱で、より慎重な姿勢が見て取れます。
図表6
最後に、普段旅行に行ったり関心がある人たちが「Go To トラベルキャンペーン」についてどう思っているのかを聞いた結果が図表6です。「しばらくは『Go To トラベル』再開は控えたほうが良い」という人が6割と「再開を期待」という人の割合の2倍以上と過半数が慎重な姿勢であることがわかりました。また、4~5月に実施の「地域観光事業支援」(感染状況がステージ2以下の地域での旅行費用とクーポンの補助)を「Go To トラベル」より期待している人、いずれの支援施策に関係なく旅行するという人もそれぞれ7%程度いました。
この調査結果は、「Intage 知る gallery」(https://www.intage.co.jp/gallery/goldenweek2021/)でもご覧いただけます。あわせてご参照ください。
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使用したデータ
【インテージのネットリサーチによる自主調査データ】 https://www.intage.co.jp/service/research/net/
調査地域:日本全国
対象者条件:15~79 歳の男女
標本抽出方法:「マイティーモニター(弊社キューモニター+提携モニター)」より母集団構成比にあわせて抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=2,660
調査実施時期: 2021年4月2日(金)~4月5日(月)
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【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩)は、「Create Consumer-centric Values ~お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援してまいります。
【報道機関からのお問い合わせ先】
■株式会社インテージ 広報担当:西澤/下河原
TEL: 03-5294-6000
サイト「お問い合わせフォーム」 https://www.intage.co.jp/contact/
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