“とっとり弥生の王国” 鳥取県にてすすむ弥生時代の解明に新展開 「青谷弥生人」三人目にして初の女性の復顔像を制作 想像で女性の顔を描くイラスト応募企画もスタート
復顔像除幕式:3月20日(木・祝)10:00~ 青谷かみじち史跡公園にて
鳥取県は、弥生時代に全国有数の交易拠点として栄えた「青谷上寺地遺跡」の調査研究を進めています。その一環として、弥生時代の人びとや生活に親しみをもってもらうことを目的に、出土した人骨の骨格やDNA分析の成果を基に「弥生人」の顔の復元を行ってきました。
この度、2021年10月に最初の復顔がされて以来3人目となる、初の女性の復顔をすすめており、3月20日に「青谷かみじち史跡公園」でお披露目いたします。公開までの参加型企画として、女性復顔像の顔を想像で描いていただくイラスト応募企画も実施いたします。
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鳥取県の「青谷弥生人」復元の取り組み
■三人目の復顔像は初の女性!想像の姿を描くイラスト応募企画も実施中
今回鳥取県が分析を進める「弥生人」の人骨は三人目にして初の女性であることが分かっています。現時点でわかっている女性の情報は年齢や肌・瞳・髪の色などがあります。3月20日には人骨が出土した上寺地遺跡にて復顔像をお披露目する除幕式のほか、記念講演会を実施いたします。
【青谷弥生人女性復顔像 除幕式&記念講演会】
■日時:2025年3月20日(木・祝)10:00~12:00
■会場:青谷かみじち史跡公園展示ガイダンス施設YAYOINE(鳥取市青谷町吉川17)
■プログラム:
10:00~10:30 女性復顔像除幕式
・女性復顔像のお披露目&写真解説
・文化財専門員による復顔像の解説
11:00~12:00 記念講演会 ※参加無料・申込不要
演題「青谷弥生人の素顔 ~復顔像制作の道のり~」
講師 濱田竜彦(鳥取県立青谷かみじち史跡公園課長補佐)
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【女性復顔像の顔を想像で描いてみよう!】
いま復顔中の弥生人の女性の顔を想像で描いてみる公募型イラスト企画を実施します。復顔像公開後、来園者の登場によって優秀賞を一点決定。優秀賞に選ばれた方には、応募イラストをデザインしたオリジナルTシャツなどをプレゼントいたします。応募期間中は青谷かみじち史跡公園のホームページや公式Xにて、復顔中に分かってきた女性の特徴を随時掲載します。(掲載は不定期に3月14日頃まで行います)
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▼今分かっている女性の特徴
・1800年前の青谷に暮らしていた弥生人
・30歳前後の顔に復顔(元となった頭蓋骨は30~40歳代)
・面長 ・母方が渡来系 ・黒髪 ・髪はやや明るい色
・瞳は黒色 ・二重まぶた
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■応募資格:どなたでも可(ただし、賞品送付は日本国内に限ります)
■応募方法:郵送・持参・応募フォームのいずれか
■郵送/持参先:〒689-0534 鳥取県鳥取市青谷町吉川17 青谷かみじち史跡公園
・持参の場合、受付は開館中09:00~16:30
■提出物:手書き原画、デジタルデータいずれも可
・手書きの画材は水彩、クレヨン、色鉛筆等なんでもOK、用紙(A4サイズ)は白紙無地のみ。
※裏面に応募用紙を張り付けてください
・デジタルデータの場合、ファイル形式はPDFとし、サイズは10MB以下
■優秀賞:女性復顔像公開後、来園者の投票により1点決定。
・応募イラストをデザインしたオリジナルTシャツとオリジナルグッズをプレゼント
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■一人目の復顔像:青谷 上寺朗(あおや かみじろう)
青谷上寺地遺跡で出土した人骨から復顔された一人目は男性。2021年10月に復顔が公開されるやいなや、SNSなどで「誰かに似ている」と話題になり、その反響から県が行った自薦によるそっくりさん募集には215件のエントリーが、同時に行われた名前募集には626件が集まりました。
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■二人目の復顔像:青谷 来渡(あおや らいと)
二人目は10代男性。青谷に移り住んだ渡来人の子孫という情報を公開しつつこちらも県が名前の募集を行うと、一人目の時を大きく上回る1239件の応募が集まりました。青谷町の中高生や関係者7人でつくる審査委員会が審査し、特長を掴んだこの名前に決定しました。
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青谷上寺地遺跡とは
鳥取市青谷町で発見された青谷上寺地遺跡は、弥生時代に日本海を行き交う人が集い、交易の拠点として賑わった港湾集落でした。遺跡からは中国や朝鮮半島からもたらされた土器や銅鏡などの金属製品も発見されています。弥生時代の歴史を知る上で重要な遺跡として、平成20年に国の史跡に指定されました。
また、この遺跡に暮らしていた人びとの骨や脳、彼らが製作し、使用していた土器、石器、鉄器、木製の容器や農具、骨や角で作った漁具、美しい石やガラス製の装飾品など、様々な道具が出土しており、1,353点に及ぶ出土品が国の重要文化財に指定されています。
多種多様な出土品から「地下の弥生博物館」ともよばれています。
海に面し、山に囲まれた豊かな自然環境によって、弥生時代の人びとの生活を支えると共に、優れたものづくりが育まれてきたことが分かっています。
公式サイト)https://www.aoya-kamijichi.info/
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