2025年3月期第2四半期 (FY2024-2Q) 決算説明会 動画・QA要旨掲載
Summary of Q&A Session at the Online Briefing on the results for 2Q of FY2024, held on Nov. 14, 2024
説明者: 取締役社長 細井 栄治
スクリプト付き経営概況資料
QA要旨
1. 2025年3月期業績の進捗状況
質問:
上半期の売上と利益の進捗状況について、想定との差についてのコメントをお願いしたい。
回答:
売上進捗は45%、営業利益進捗は約44%であり、通期目標に対してやや低い進捗度となっている。原因として、主に国内案件で一部遅延が発生しており、関連するコスト増が営業利益率を押し下げている。ただし、概ね、期初の公表値に近い粗利益水準はキープしている。
質問:
国内案件の遅延による売上や利益へのインパクトについて、具体的な影響額を教えてほしい。
回答:
具体的には、粗利益率は昨年同期の水準を維持しているが、通期の目標値11.1%に対して、今回の上半期実績は10.7%と、0.4%の差がある。この差分を2,700億円の売上総額に掛けると、約10億円の利益低下に相当する。これがなければ、通期の営業利益目標50億円に対して、予想通りに約30億円に到達する状況だった。
2.2025年3月期業績見通し
質問:
下期における顧客の投資決定について、想定通り順調に進んでいるのか確認したい。
回答:
化学・高機能化学品、先端医薬品関連のEPC案件について、日本国内で複数の案件で顧客と引き続き交渉を行っており、年度内の受注が見込まれている。また、既存事業領域である石油・ガス分野においては、インドや東南アジアの石油・ガス案件も年度内の成約を目指して交渉進行中です。さらに、地熱発電分野では既に1件受注済みであり、もう1件の追加受注も期待している。
3.取組み事業・ビジネスモデル(EPC・非EPC)
質問:
DXプラントの運営支援サービスについて、DCSとの関係性と将来的な自立化の可能性について詳しく聞きたい。
回答:
DXプラントは、例えばボリビアのお客様のプラントのDCS(制御システム)のデータをリモートで監視し、温度や圧力などの運転パラメータをリアルタイムで確認しながら、発生する問題を診断してアドバイスを行う運営支援サービスである。ライセンサーとしての知見を活かし、運転支援、技術支援といった、プロセス・オリエンテッドなサービスを提供している。当社が建設したプラントへの導入が多いが、将来的には、他のライセンサーと協力し、当社の遠隔支援技術を活用して一緒にサービスを提供するという構想はあるが、現時点ではまだそこまでには至っていない。
質問:
伊藤忠商事と進める燃料アンモニアプロジェクトの生産規模について、具体的な数値を教えてほしい。
回答:
本プロジェクトは、Pupuk Indonesia Holdings Company (PIHC)が保有する5つの工場のうち、スマトラ島北部アチェ地区にあるアンモニアプラントの余剰キャパシティを活用してグリーンアンモニアを生産する計画である。生産能力は、約100トン/日であり、商業規模のプラントとしては小規模ではあるが、今後他の工場でも拡大が期待されている。
質問:
EPCと非EPCの業務バランスについて、どのような状態を「バランスが良い」としているのかを伺いたい。
回答:
粗利益の構成比で、約50%を非EPC業務とすることを目標としている。非EPCには、ライセンス事業、FS(事業化調査)/FEED(基本設計)、PMC(プロジェクトマネジメントコンサルティング業務)、オーナーズエンジニアリング、さらには事業投資型のビジネスモデルが含まれる。
<English Follows>
Script of Online Briefing
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05120/2a658dff/e71a/45aa/8d37/5a3f3a7291f2/20241119114130963s.pdf
Summary of Q&A Session at the Online Briefing
(注)
ご理解いただきやすいように内容については順序を入れかえ、加筆修正を行っている箇所があります。
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- 種類
- 上場企業決算発表
- ビジネスカテゴリ
- 建設・土木電気・ガス・資源・エネルギー