ハワイの厨房で出会った一台の棚から60年

エレクター株式会社、設立60周年。レストラン経営者だった創業者が見つけた「エレクターシェルフ」。その出会いから始まった、現場を支えるものづくりの歩み

エレクター株式会社

エレクター株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:柳屋 司)は、2026年に設立60周年を迎えました。

エレクター設立60周年ロゴ

1966年に、現在では業務用スチールラックとして幅広い現場で使用されている「エレクターシェルフ」の日本での輸入販売を開始して以来、ホテル・レストランをはじめ、病院・高齢者施設、食品工場、研究施設、物流倉庫、オフィス、店舗、そして家庭まで、さまざまな場所で使われる製品を提供してきました。

その始まりは1964年。創業者・柳屋行が、ハワイのレストラン厨房で一台のワイヤーシェルフと出会ったことでした。

エレクターシェルフ スーパーシリーズ

エレクターの原点は、レストラン

柳屋行は1957年、岐阜・白川郷の合掌造りの民家を東京へ移築し、和食レストラン「ふるさと」を開店しました。

和食レストラン「ふるさと」
「ふるさと」の囲炉裏

日本文化を体現する店として国内外の来店客に親しまれ、その後、海外への出店を計画。1964年にはハワイに「ふるさと」ハワイ店をオープンします。

そして、このハワイ店の開店準備中に、後のエレクター株式会社につながる出会いが生まれました。

開店直前の厨房で見つけた、組み立て式のスチールラック

開店を数日後に控えた厨房。そこには、梱包されたまま壁に立てかけられた組み立て式の食器棚がありました。

時間がない中、柳屋自身が梱包を解き、組み立ててみたところ、それは当時アメリカで普及していたワイヤーシェルフ「エレクターシェルフ」でした。

現在でいう業務用スチールラックの一種であるエレクターシェルフは、当時の日本ではまだ一般的ではない構造を持っていました。

当時、日本の厨房では、重く、棚の間隔やレイアウトを簡単には変更できない作り付けの什器が一般的でした。一方、エレクターシェルフは棚間隔を自由に調整でき、レイアウト変更にも対応できる構造。さらにワイヤー製で通気性にも優れていました。

柳屋は、実際に使う立場から、その機能性と可能性に着目します。

出会った翌日、単身でアメリカ本土へ

その行動は早いものでした。エレクターシェルフと出会った翌日、柳屋は単身でハワイからアメリカ本土へ向かい、製造元であるインターメトロ社を訪問。

日本での製造販売権を取得し、1966年、エレクターシェルフの日本での輸入販売を開始しました。ひとつの厨房で、実際に棚を使って感じた「これは日本でも役に立つ」という実感。それが、エレクター株式会社の原点です。

インターメトロ社

厨房から、さまざまな「現場」へ

エレクターシェルフから始まった事業は、その後、厨房だけにとどまらず、病院・高齢者施設、食品工場、研究施設、製造現場、物流倉庫など、さまざまなプロの現場へと広がっていきました。

現在、一般に「スチールラック」と呼ばれる製品は数多くあります。その中でエレクターが長年大切にしてきたのが、業務用の厳しい使用環境に応える品質です。

エレクターの業務用ワイヤーシェルフは、棚1段あたり250kgの耐荷重を備え、防錆加工を施しています。また、製品の耐食性を確認するため、JIS規格に基づく72時間の塩水噴霧試験を実施するなど、耐久性や品質を支える検査を重ねています。

レストランの厨房から始まり、食品、医療・福祉、研究・製造、物流へ。長期間使用されることも多いプロの現場で求められてきた堅牢性、耐久性、衛生性への要求に向き合い続けてきたことが、エレクターシェルフの品質の基盤となっています。

ホテルのバックヤードでの使用
半導体工場での使用
植物工場での使用
病院での使用

プロの現場で培った品質を、家庭にも

エレクターのシェルフは、業務用だけのものではありません。プロの現場で培ってきた技術や品質への考え方は、家庭向けのシェルフにも受け継がれています。

「ベーシックシリーズ」では、業務用シェルフと同等レベルのメッキ厚を採用し、長期間の使用を見据えた耐錆性を追求しています。収納するものや暮らし方が変われば、棚板の位置を変える。必要になればパーツを追加する。引っ越しをすれば、新しい空間に合わせて組み替える。

エレクターシェルフ ベーシックシリーズ

買い替えることを前提とするのではなく、暮らしの変化に合わせながら長く使い続ける。業務用として求められてきた耐久性と、組み替えながら使い続けられるシステム性。その両方が、家庭におけるエレクターの「ロングライフ」という価値につながっています。

60年の間に、製品も、使われる場所も大きく変化してきました。一方で、エレクターの出発点にある考え方は変わりません。

実際に使う人の立場から、現場に必要なものを考えること。

ハワイの厨房で、柳屋自身がエレクターシェルフを組み立て、その価値を見いだしたことから始まったエレクターは、これからもプロの現場から家庭まで、長く信頼して使える製品を通じて、より良い環境づくりを支えていきます。

エレクターシェルフとの出会い

創業の背景や、柳屋行とエレクターシェルフとの出会いについては、当時の写真とともにエレクター公式サイトで紹介しています。

https://www.erecta.co.jp/company/encounter-erectashelf.html

エレクター株式会社について

エレクター株式会社は、1966年の設立以来、業務用スチールラックをはじめとしたシェルフ、保管・収納製品、物流、厨房、給食、清掃・衛生など、さまざまな現場を支える製品・サービスを展開しています。

業務用分野から家庭用まで、用途や環境に合わせた製品提案を通じて、より快適で効率的な空間づくりを支えています。

【会社概要】
会社名:エレクター株式会社
所在地:東京都目黒区
設立:1966年
コーポレートサイト:https://www.erecta.co.jp/

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会社概要

エレクター株式会社

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URL
https://www.erecta.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都目黒区上目黒2-1-1 中目黒GTタワー14F
電話番号
03-6742-0000
代表者名
柳屋司
上場
未上場
資本金
8800万円
設立
1966年08月