妊娠・出産・育児に関するビッグデータを用いた研究から４編の査読付き論文が採録

〜データ解析コンペティションへのデータ提供を通じてオペレーションズ・リサーチ誌に掲載〜

「あなたの家族像が実現できる社会をつくる」をビジョンに掲げるコネヒト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役 高橋 恭文、以下「コネヒト」）は、産学連携プロジェクトにおいて、経営科学系研究部会連合協議会が主催する「令和3年度データ解析コンペティション」の解析に用いるデータを提供し、4編の査読付き論文が学会誌へ掲載されたことをお知らせいたします。

■産学連携プロジェクトの背景
少子化、コロナ禍での出産・育児など子育て家庭を取り巻く環境や価値観は目まぐるしく変化しています。コネヒトでは、妊娠・出産・子育てに関する社会課題解決へのアプローチ方法の拡大を目的に、心理学、経営学、情報工学、医学などの分野へ保有するビッグデータの提供や研究支援を行ってきました。

■提供データによる4編の査読付き論文が採録
そうした取り組みの一環として、経営科学ならびにマーケティングに関する研究グループが集まり、人的交流、意見交流を行う場として開催される「データ解析コンペティション」へデータ提供を行い、35件の学術成果発表がありました。さらに、オペレーションズ・リサーチ誌（※）に6編の論文が投稿され、そのうちの4編が査読付き論文として採録されました。

発表された論文の中には、ビッグデータに関する解析研究だけでなく「母親の妊娠月」や「子どもの月齢」に注目した多くの研究結果を得ることができました。こうした研究をもとに、母親の妊娠月や子どもの月齢に準じた潜在的な悩みや不安を捉え、早期に正しい情報提供を行うなど、サービスの進化ならびに社会実装への接続を検討してまいります。
※ 発行元：日本オペレーションズ・リサーチ学会

■採録された査読付き論文について
[1] 岩永二郎，吉田晏大，高橋彩音，検索語の確率分布に基づく時期別の母親の関心に合わせた情報推薦, オペレーションズ・リサーチ, Vol.68, No.2, pp.47-55 (2023).

[2] 住谷祐太，富川雄斗，伊藤尚紀，高橋里司，SCTTMによるユーザ属性を考慮した潜在嗜好変化の時系列推定, オペレーションズ・リサーチ, Vol.68, No.2, pp.56-66 (2023).

[3] 鈴木優耀，渡邉晃大，村上竜之介，齊藤史哲，行動特性に基づいた育児支援サイトユーザの類別化による仮想的フォロー機能の提案, オペレーションズ・リサーチ, Vol.68, No.2, pp.67-74 (2023).

[4] 東将己，山根大輝，原朋史，梅津大雅，馬嶋海斗，松井諒生，中田和秀，育児Q&Aサイトにおける質問の時系列を考慮した複数の子供の月齢予測, オペレーションズ・リサーチ, Vol.68, No.2, pp.75-84 (2023).

■データ解析コンペティションとは
データ解析コンペティションは、経営科学系研究部会連合協議会が平成6年より開催しているマーケティング関連のデータを用いたコンペティションです。共通の実データを元に参加者が分析を競い合い、データ解析およびモデル設計を行うことで学術的、実務的な研究の発展に寄与することを目的としています。令和3年度は全国から約76チーム、延べ500名が参加しています。
※経営科学系研究部会連合協議会 データ解析コンペティション 公式ページ
https://jasmac-j.jimdofree.com/

■コネヒト株式会社について
「人の生活になくてはならないものをつくる」をミッションに、家族のライフイベントにおける意思決定をITの力でサポートする会社です。今後、更に多様なライフイベント領域で、家族の選択の一助となるサービス提供を目指してまいります。
https://connehito.com
事業内容：ママ向けQ&Aアプリ／情報サイト「ママリ」の開発、運営
所在地：東京都港区南麻布 3-20-1 Daiwa麻布テラス5階

■ママリについて
「ママリ」は「ママの一歩を支える」というミッションのもと、悩みの「解消」と「共感」を軸に、妊活中女性・プレママ・ママに寄り添うコミュニティブランドです。
ママ向けQ&Aアプリ、情報メディアを通じてママが抱える悩みごとを解消しています。
ママの3人に1人(※)が利用し、月間約130万もの投稿、月間400万もの検索に活用いただいています。
※「ママリ」で2021年内に出産予定と設定したユーザー数と、厚生労働省発表「人口動態統計」の出生数から算出。

＜Q&Aアプリ＞
iOS：http://apple.co/2jjuY9f
Android：http://bit.ly/2xt1lsz

＜情報メディア＞
https://mamari.jp

■Tech Visionについて
コネヒトはこれまでもテクノロジーとエンジニアリングの力を使って成長してきましたが、「あなたの家族像が実現できる社会を作る」というビジョンを達成するために、テクノロジーやエンジニアリングの力がますます重要になると考え、コネヒトにおける「これまで」と「これから」のテクノロジーに対する態度を表明した羅針盤としてConnehito Tech Visionを作成し、「Beyond a Tech Company」を掲げております。
https://connehito.com/recruit/tech/