博報堂DYホールディングスのAI研究部門「Human-Centered AI Institute」、“説明可能なAI”(XAI)とAIモデル高速生成技術の社内PoCを実施

博報堂DYホールディングス

株式会社博報堂DYホールディングス(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)は、XAI(Explainable AI/説明可能なAI)とAIモデル高速生成技術を活用し、データサイエンス業務の生産性と対応可能人員の拡大、および生活者ビッグデータを活用した独自botの開発を目指す社内PoCを実施いたしました。本PoCは、生活者と社会に資する人間中心のアプローチによるAIの先端研究や技術開発を行う当社の研究部門「Human-Centered AI Institute」および、博報堂DYグループ横断の全社プロジェクトである「Human- Centered AI Initiative」を通じて推進され、国内外のグループ企業が参加します。また本PoCは、XAIのリーディングカンパニーであるObviously.ai(米サンフランシスコ CEO:Dave Nirman)の技術提携のもと行ったものです。

XAIとは、AIが導き出した答えについて、「なぜその答えを出したのか」「どんなデータに影響を受けたのか」を説明できる能力(Explainability/説明可能性)が高いAI(Explainable AI/説明可能なAI)を指します。昨今AIの進化が進む中で、AIの「透明性」や「信頼性」の重要性はますます高まり、同時にXAIへの注目度も高まっています。そのような背景を受け、博報堂DYグループはXAIとAIモデル高速生成技術を活用し、以下の実現を目指しています。

  1. XAIとAIモデル高速生成技術を活用したデータサイエンス業務の対応力強化

    AIモデル構築を高速化しつつ、XAIを通じて意思決定プロセスを可視化。これにより、AIのブラックボックス化問題を克服しながら、データ活用ビジネスの対応キャパシティを向上させます。

  2. 独自botの開発によるマーケティング革新

    博報堂DYグループが保有する膨大な生活者データを活用し、CRM(顧客関係管理)やマーケティング分野に特化した独自botを開発。これにより個別化された顧客体験や意思決定の最適化を実現します。

  3. 人間中心のAIを支える技術の実現

    「Human-Centered AI Initiative」のビジョンである、AI技術の透明性や倫理性を重視し、人間に寄り添うAI技術の実現を目指します。

本プロジェクトを主導する「Human Centered AI Institute」は博報堂DYグループのAI専門研究組織で、人間の能力や可能性、創造性を拡張する“人間中心のAI”をテーマに、AI技術の研究開発から実用化までを一貫して行っています。

このたびのPoCを通じ、XAIのリーディングカンパニーであるObviously.ai社とともに、XAIとAIモデル高速生成技術を活用し、データサイエンス業務の生産性と対応可能人員の拡大を目指します。Obviously.ai社は、日米トップクラスVCの支援を受ける米国を拠点とした企業で、同社の革新的な技術はAIの透明性と実用性を両立しており、本プロジェクトの技術基盤として重要な役割を果たしています。

博報堂DYグループは、本プロジェクトを通じてAIの透明性と信頼性を向上させ、国内外の多岐にわたる分野でのAI活用を促進します。また独自botの開発とマーケティング分野での応用を通じて、企業の顧客体験の革新を目指すとともに、グローバル市場での競争力強化を目指します。

また今後、クライアント企業への各種ソリューション提供も視野に検証を進めてまいります。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

博報堂DYホールディングス

29フォロワー

RSS
URL
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー
電話番号
03-6441-8111
代表者名
水島正幸
上場
東証1部
資本金
101億円
設立
2003年10月