オラクル、次世代の「Exadata X9M」プラットフォームを発表

世界最速のデータベース・プラットフォームがより速く、より手頃な価格に。従来世代と同じ価格で最大42%多くのワークロードに対応。

日本オラクル株式会社

オラクルは本日、業界で最も高速かつ最も手頃な価格で「Oracle Database」を実行するシステムの最新バージョン、「Oracle Exadata X9M」プラットフォームの提供開始を発表しました。

News Release Summary
(本資料は米国2021年9月28日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクル、次世代の「Exadata X9M」プラットフォームを発表

世界最速のデータベース・プラットフォームがより速く、より手頃な価格に。最大27.6Mの IOPSでOLTPパフォーマンスを70%向上、ラックあたり毎秒1 TB以上のスループットでアナリティクス・スキャンは87%向上し、従来世代と同じ価格で最大42%多くのワークロードに対応

「Oracle Autonomous Database」が「Exadata Cloud@Customer X9M」で利用可能に

Equinix、Hyundai Home Shopping、Intel、Korea Credit Bureau、NEC、Telefonica、TISCO、Tractor Supplyなど、世界中のお客様がビジネスを「Exadata」上で展開

2021年9月30日

オラクルは本日、業界で最も高速かつ最も手頃な価格で「Oracle Database」を実行するシステムの最新バージョン、「Oracle Exadata X9M」プラットフォームの提供開始を発表しました。新しい「Exadata X9M」サービスには、「Oracle Exadata Database Machine X9M」と、お客様のデータセンターで「Oracle Autonomous Database」を実行する唯一のプラットフォームである「Oracle Exadata Cloud@Customer X9M」が含まれます。現在、Global Fortune 100の87パーセントの企業とその他数千社の企業が、ビジネスに重要なワークロードの実行に「Oracle Exadata」を利用しています。

次世代の「Exadata X9M」プラットフォームでは、70パーセント以上向上したIOPsレートおよび19マイクロ秒未満のIOレイテンシにより、OLTP(オンライン・トランザクション処理)をより高速にします。また、アナリティクスSQLスループットと機械学習ワークロードも最大87パーセント向上します。「Exadata X9M」は、従来世代と同じ価格でより高いパフォーマンスを提供することで、お客様がトランザクション・ワークロードの実行に要するコストを最大42パーセント削減し、アナリティクス・ワークロードの実行に要するコストを最大47パーセント削減します。

オラクルのミッションクリティカル・データベース・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるホアン・ロアイザ(Juan Loaiza)は次のように述べています。「X9M世代の『Oracle Exadata』は、世界で最も高速で、最も利用されている『Oracle Database』プラットフォームを提供し、パブリック・クラウド、Cloud@Customer、オンプレミスのどの環境でも利用できるようにすることで、優れた価値をお客様に提供するという当社の戦略を継承しています。『X9M』では、パフォーマンスの飛躍的な向上を実現するため、最新のCPU、ネットワーキング、ストレージ・ハードウェアを採用し、ソフトウェアを最適化しています。お客様は、最速のOLTP、最速のアナリティクス、最高のコンソリデーションのすべてを従来世代と同じ価格で得ることができます。どのプラットフォーム、DIYインフラストラクチャ、データベース、クラウド・サービスも、『Exadata X9M』のパフォーマンス、費用対効果、シンプルさには敵いません。」

日本電気株式会社 AIプラットフォーム事業部 事業部長 茂垣 泰夫 氏は、次のように述べています。「NECは、新しいExadata X9Mのリリースを歓迎します。NECは日本におけるExadataのNo.1パートナーとして、2012年以来、ミッションクリティカルなシステムとして多くのExadataシリーズの導入およびサポートを提供してまいりました。新しいExadata X9Mは、お客様のデジタル・トランスフォーメーション(DX)をさらに加速させるものと確信しています。」

Equinixは、売上730億ドルの先進的デジタル・インフラストラクチャ企業です。EquinixのグローバルITインフラストラクチャ担当バイスプレジデントであるグレッグ・オグル(Greg Ogle)氏は次のように述べています。「『Oracle Exadata』への投資は、当社の期待を上回るものとなりました。Siebel CRMプラットフォームのパフォーマンスを平均40パーセント向上させ、大規模クエリーのパフォーマンスを4~5倍向上させるという当社の最大の課題に対応しただけでなく、当社のすべてのデータベースを『Exadata』に集約することで、287あったデータベースを半減し、管理コストを低減し、アップタイムを向上し、レガシーコストを50パーセント削減することができました。『Exadata X7』と『X8M』を利用してきましたが、将来的には『X9M』を利用したいと考えています。」

Intelは、売上2,200億ドルの世界をリードする半導体設計および製造企業です。Intelのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼データセンターおよびAIグループ担当ジェネラルマネージャーであるサンドラ・リベラ(Sandra Rivera)氏は次のように述べています。「オラクルとのパートナーシップがこれほど重要になったことはありません。『Exadata X9M』と『Exadata Cloud@Customer X9M』がIntelの最新の第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサー・プラットフォームとIntelのOptaneパーシステント・メモリをサポートし、圧倒的なスループットと効率向上を実現していることを嬉しく思います。オラクルの新しいプラットフォームが実現する新たな可能性が楽しみです。Intelは、製造グループ内の最も重要な工場オペレーションに『Exadata』を利用しています。『Oracle Exadata』ファミリーの一員であることを光栄に思います。」

Oracle Exadata Cloud@Customer X9M
「Exadata Cloud@Customer X9M」は、従来世代と比較し、スキャンレートで最大80パーセントの高速化、IOPSを最大87パーセント向上、19マイクロ秒未満のSQL読み取りレイテンシを実現しています。より高いパフォーマンスを同じ価格で提供することで、従来世代のシステムに比べて最大47パーセントのコストを削減できるとともに、エラスティック・ストレージ・エクスパンションにより、大規模ワークロード向けのインフラストラクチャ・コストを最大45パーセント削減します。オペレーター・アクセス・コントロールは、お客様がシステムのリモート管理を完全にコントロールすることを可能にし、センシティブで規制された環境でのセキュリティを向上させます。

「Exadata Cloud@Customer X9M」は、オールフラッシュ・ストレージを利用するAmazon RDSよりも50倍優れたOLTPレイテンシを提供します。「Exadata Cloud@Customer X9M」は、オールフラッシュ・ストレージを利用するMicrosoft Azureよりも100倍優れたOLTPレイテンシを提供します。アナリティクスでは、「Exadata Cloud@Customer X9M」はMicrosoft Azure SQLよりも最大25倍高速なスループット、Amazon RDSよりも最大72倍高速なスループットを提供します。「Exadata Cloud@Customer X9M」は、フルラックのAWS Outposts構成を使用するAWS RDSで実行するデータベースよりも最大50倍優れたレイテンシと、最大18倍優れた集約スループットも提供します。

Exadata Cloud@Customer X9M」上の「Oracle Autonomous Database
業界で唯一の自己稼働データベースである「Oracle Autonomous Database」を「Exadata Cloud@Customer X9M」で利用できるようになりました。主要な強化機能は、わずかなCPUで稼働する小規模データベースのサポートによるアジリティ、低コスト、コンソリデーション、アプリケーション開発、テストへの対応です。オラクルの「Zero Data Loss Recovery Appliance」との統合により、データ損失とランサムウェアによるサイバー攻撃に対する保護が強化されます。さらに、お客様管理による暗号化キーとデータベースレベルのアクセス制御リスト(ACL:Access Control Lists)などの高度なセキュリティ機能からもメリットを得ることができます。ビジネスに重要なアプリケーションは、クロスリージョンの「Oracle Autonomous Data Guard」、異種環境データ・レプリケーションやリアルタイム・アナリティクス向けのストリーミング・データ処理を行う「Oracle GoldenGate」など、シンプルになったディザスタ・リカバリ・プロビジョニングを活用できます。

Oracle Exadata Database Machine X9Mコア・プラットフォーム
コア「Exadata X9M」プラットフォームは、Intelの最新のCPU、Intel® Optane™パーシステント・メモリ(PMem)とRDMA over Converged Ethernet(RoCE)を組み合わせたユニークなスケールアウト・アーキテクチャで構築され、最大27.6M IOPSと、19マイクロ秒未満のOLTPレイテンシを実現しています。アナリティクス・アプリケーションを高速化するために、各「Exadata X9M」ラックは毎秒1 TB以上のアナリティクス・スキャン・スループットを提供し、低レベルSQLクエリー、アナリティクス、機械学習アルゴリズムを処理するためにインテリジェント・ストレージ・サーバーに最大576 CPUを提供します。

ITオペレーションを簡略化するために、「Exadata X9M」は、OLTP、アナリティクス、機械学習、インメモリおよび複合ワークロードの任意の組み合わせに対応し、より少ないリソースで高速な処理を実現します。「Exadata X9M」のお客様は、従来世代よりも33パーセント多くのデータベース・サーバーCPU数とメモリ数、および28パーセント多くのストレージ容量を備えており、単一のExadataシステムにさらに多くのOracleデータベースを集約して、コストと複雑さを軽減できます。

オラクルの「Zero Data Loss Recovery Appliance X9M
オラクルは本日、「Zero Data Loss Recovery Appliance X9M」の提供開始についても発表しました。「Recovery Appliance」は、オラクル・データベースを保護するための専用設計であり、データ喪失なしでデータベースを復元し、データベースの復元可能性を確保するために自動的にバックアップを検証するユニークな機能を搭載しています。オラクルは、マルウェアおよびランサムウェア攻撃からの信頼性復元のための新しい「Cyber Vault」構成への対応も発表しています。新たなバージョンの「Recovery Appliance」は、ストレージ容量を30パーセント増加しながら、エントリレベルの価格が50パーセント低減されています。新機能には、計画的および計画外の停止中のバックアップおよびリカバリ継続性を実現する、複数「Recovery Appliance」間の同期が含まれます。 さらに、長期バックアップ保持オプションのサポートには、オンプレミスの「Oracle ZFS Storage Appliance」と「Oracle Cloud Infrastructure Object Storage」が含まれています。

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

* Oracle、Java及びMySQLは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
 

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会社概要

日本オラクル株式会社

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URL
https://www.oracle.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月