前田工繊、2024年6月期 第1四半期決算を発表
2024年度第1四半期 決算
当第1四半期連結累計期間の売上高は13,779百万円(前年同期比11.9%増)となりました。利益面におきましては、営業利益は2,712百万円(同29.2%増)、経常利益は2,724百万円(同24.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,860百万円(同22.7%増)となりました。
≪ソーシャルインフラ事業≫
当社の公共工事事業においては、コンクリート構造物の補修・補強用資材の販売が伸び悩んだものの、盛土補強材の販売が回復傾向にあるほか、河川護岸材、海洋土木製品、景観資材の販売が堅調に推移しました。利益面においては、原材料価格の高騰に対応した販売価格への転嫁が徐々に進んだほか、製造原価の削減を進めた結果、計画に対して順調に推移しました。不織布関連の製品は、スパンボンド(連続長繊維不織布)の産業資材・自動車資材向け販売が伸び悩んだほか、マスク等の医療・衛生資材の受注が落ち込んだ結果、売上・利益とも厳しい結果となりました。
獣害対策製品、園芸用ハウス、農業資材を取り扱う子会社の未来のアグリ株式会社においては、獣害対策製品の受注は堅調に推移したものの、園芸用ハウスや酪農用製品などの農業資材の受注が伸び悩んだことにより、売上・利益とも前年同期を下回りました。また、天幕や帆布生地製品を取り扱う子会社の未来テクノ株式会社では、防衛省向け製品の受注が低迷したものの、一部大型案件の受注や海洋土木製品の販売拡大が奏功したことから、計画に対して順調に推移しました。海外子会社であるMAEDA KOSEN VIETNAM CO., LTD.においては、原材料価格の高騰の影響があったものの、取扱製品の拡充により、売上・利益とも計画に対して順調に推移しました。
当事業の売上高は8,618百万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は2,031百万円(同10.2%増)となりました。
≪インダストリーインフラ事業≫
インダストリーインフラ事業では、自動車用鍛造ホイールを製造・販売する子会社のBBSジャパン株式会社において、自動車メーカー向けOEM供給やアフター市場向け製品が好調に推移したほか、同社のドイツ子会社BBSMotorsport GmbHにおける売上の大幅な伸長や、製造原価の削減効果もあったことから、売上・利益とも好調に推移しました。
精密機器製造用ワイピングクロス、衣料・各種産業資材用の丸編製品を製造・加工・販売する子会社の未来コーセン株式会社においては、電力料や仕入れ価格の高騰によるコスト増加の影響があったものの、ワイピングクロスの売上が回復傾向にあることから、売上・利益とも計画に対して順調に推移しました。
当事業の売上高は5,161百万円(前年同期比20.9%増)、営業利益は938百万円(同78.7%増)となりました。
★詳細につきましては、本日発表の2024年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)をご覧ください。
決算短信 – 前田工繊株式会社 (maedakosen.jp)
https://www.maedakosen.jp/company/ir/irlib/tanshin/
【会社説明】
当社は、1972年の設立以来、インフラ(社会資本)の整備・維持に携わる会社として、土木資材の製造・販売ならびに各種繊維を原料とした産業資材および不織布の製造・加工・販売を行うことで業容を拡大してまいりました。
「ジオシンセティックス」の総合企業として、地域の皆様の安心・安全で豊かな社会づくりや、より災害に強い国土づくりに貢献しています。
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