セーブ・ザ・チルドレンは、シリア・イドリブにおける化学兵器の使用が疑われる攻撃に対して、早急な調査と公正な説明責任が果たされることを求めます
セーブ・ザ・チルドレンは、4日早朝にイドリブで起こった化学兵器を使ったとみられる攻撃により、またしても子どもたちやその家族の命が奪われる壊滅的な事態に衝撃を受け、セーブ・ザ・チルドレンシリア事務所代表ソニア・クシュによるコメントを発表しました。
「セーブ・ザ・チルドレンのパートナー団体であるシリア・リリーフ(Syria Relief)が運営する病院の医師たちによると、4日に病院に運ばれてきた6歳未満の子ども3人は、鼻水や瞳孔の縮小を伴う呼吸困難や意識障害など、サリンのような神経ガスにさらされた兆候が見られました。もし、違法とされている化学兵器の使用が確認されれば、国際法違反であるのは明らかであり、2013年に採択された国連安全保障理事会決議2118号で定められた、シリア国内における化学兵器廃棄の公約が実行されていないことを示すものです。イドリブには、アレッポなどの激しい戦闘地域から避難してきた国内避難民を含め、およそ200万人の一般市民が暮らしています。このまま事態が悪化し、アレッポ東部で起きた惨劇が再び引き起こされることを、容認するわけにはいきません。」
セーブ・ザ・チルドレンは、今回の攻撃に関して、一刻も早く公平な調査が開始されることを求めます。犠牲になった人々に対して、公正な説明責任が果たされなければなりません。
<セーブ・ザ・チルドレンによる、シリア国内の子どもたちへの支援>
セーブ・ザ・チルドレンは、シリア国内の10県で、メンタルヘルスおよび心理社会的支援と、教育支援を行っています。また、7つの基礎医療施設と1つの産科医院への支援提供、ワクチン接種キャンペーンの実施、家庭用品や衛生用品、防寒用品の配布なども実施しています。シリア国内ではこれまでに、150万人以上の子どもを含む240万人以上の人々に支援を届けました。*シリア危機への対応として、セーブ・ザ・チルドレンはさらに、ヨルダン、レバノン、イラク、エジプトなどの周辺国でシリア難民支援も実施しています。
http://www.savechildren.or.jp/lp/syriacrisis_6years/
<セーブ・ザ・チルドレン概要>
セーブ・ザ・チルドレンは、すべての子どもにとって、生きる、育つ、守られる、参加する、「子どもの権利」が実現されている世界を目指して活動する子ども支援の国際NGOです。1919年に英国で設立され、現在、日本を含む29の国と地域の独立したメンバーが連携し、約120ヶ国で子ども支援活動を展開しています。
http://www.savechildren.or.jp/
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