『かなわない』『家族最後の日』に続く待望の最新作にして最終章 植本一子『降伏の記録』大好評発売中 発売記念写真展開催
末期癌を患った夫との日常の果てに訪れた 破局と救済の記録
赤裸々に日常を綴った日記型エッセイ『かなわない』『家族最後の日』が大変な話題となった植本一子『降伏の記録』が河出書房新社(東京都渋谷区・代表取締役社長小野寺優)から10月27日に発売となりました。
本書は、写真家・植本一子さんが2016年11月から2017年7月までの日々を綴った日記と、夫とのあいだで、家族とのあいだで、世間とのあいだで自身を見つめた長篇エッセイを収録しています。
誰かとすれ違い、言葉を交わし、食事や旅行をともにする中で移りゆく時間の輝きと、研ぎ澄まされていく内省の日々――その峻烈な記録を読み進めた先で、日常に潜む埋めようのない〈違和感〉を感じたとき、この世界は斯くも複雑で痛みと歓びに溢れているのか、と感じずにはいられません。
これまでの植本さんの著作は、誰もが暮らしのなかで実感する不安や迷い、心の闇に寄り添う真っ直ぐな文章で、多くの読者に支持されました。本作は著者自身その「到達点」と感じる渾身の作品です。今後しばらく休筆されることもあり、これまでの軌跡の最終章にもなっています。
「家族」について悩み、苦しみ、考えつづけた著者のたどり着く先はどこなのか。どうぞ本書でお確かめください。
また、本書の発売を記念し、東京都渋谷区・青山ブックセンター本店にて植本一子写真展を行います。
本展示では書籍に収録されている作品のプリントに加え、ここでしか見ることのできない約50点の作品を展示いたします。書くこと、撮ること、そして生きることが峻烈に交差する作品世界を、この機会に是非お楽しみください。
11月1日(水)〜11月14日(火)
10:00〜22:00 *最終日のみ19時まで
青山ブックセンター本店
〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山ガーデンフロア(B2F)
【内容紹介】--------------------------------------------------
末期癌を患った24歳年上の夫にしてラッパー・ECDは、手術によって一命をとりとめたが、半年後に転移が見つかる。繰り返される入退院のなかで育っていく子どもたちと、ときおり届く絶縁した実家からの手紙。そしてある日、わたしは夫との間に、決定的な〈すれ違い〉があることに気がついたのだ……。
【著者紹介】--------------------------------------------------
植本一子(うえもと・いちこ)
1984年、広島県生まれ。2003年、キャノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞し写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活動中。著書に『働けECD――わたしの育児混沌記』、『かなわない』、『家族最後の日』、共著に『ホームシック――生活(2〜3人分)』(ECDとの共著)がある。
【本書概要】--------------------------------------------------
『降伏の記録』
植本一子
発売日◎10月27日/定価◎本体1,800円(税別)/造本◎46版・上製/ページ数◎328ページ(写真口絵16ページ付き)/ブックデザイン◎鈴木成一デザイン室/オビ写真◎植本一子
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309026206/
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