TimeTree×Oshicocoコラボレーション推し活実態調査 9月15日は敬老の日!若者だけでなく、60代の半数が「推し活」中!シニア層に広がる「スポーツ推し活」や子や孫との推し活の実態が明らかに
〜健康・交流・デジタル適応で新しい生きがいに〜
世界中の人々の時間を豊かにする株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川 泰斗)は、9月15日に控えた「敬老の日」を前に、全国10代~70代の男女3,376名を対象にした調査から、シニア層の推し活の実態を分析しました。本調査により、従来「若者の文化」とされてきた推し活が、60代を中心としたシニア層にも浸透し、社会的広がりを見せていることが明らかになりました。本リリースではこうした社会的広がりを背景に、推し活が「生活の質」「家族間のコミュニケーション」「デジタル活用」といった生活の幅広い要素に与える影響について、60代の動向を中心に深掘りしていきます。
なお、今回コラボレーションした株式会社Oshicoco(以下、Oshicoco)では、「若年層から見るシニア推し活」をテーマに調査を実施しました。Oshicocoによる調査レポートの詳細は、こちらをご参照ください。

【調査結果のポイント】
1. 60代の半数以上(52.3%)が推し活を実施、生活の質向上にも効果
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60代の52.3%が推し活を実施しており、推し活が広い世代に浸透していることが判明。従来の「若者だけの文化」というイメージを覆す結果に。
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60代の74.9%が「生活にハリ」、26.1%が「健康に気をつけるようになった」と回答。推し活がシニア層のウェルビーイング向上に寄与。
2. 60代はスポーツ推し 若年層の約2.5倍に 推し対象No.1は「Snow Man」 60代・70代、10代〜50代ともにトップ
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60代は26.8%、70代は53.1%が「スポーツチーム・選手」を推すと回答。10代・20代(共に約1割)に比べ、シニア層では圧倒的にスポーツ推しが主流に。
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「推しの対象」は、60代・70代、10代〜50代ともに1位は「Snow Man」という結果に。
3. 推し活で世代を超えた家族コミュニケーションが活発化
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推し活を一緒にする相手についての回答は、10代、20代では「会ったことのある知人・友人」が最も多く、30代〜70代は「ひとりで行う」が最も多かった。
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10代の31.4%が「親・祖父母」と、60代の27.3%、70代も26.7%が「子や孫」と推し活を実施。「配偶者・パートナー」と楽しむ人も約4人に1人にのぼり、推し活が家族間の交流にも広がっている実態が明らかに。
4. シニアの推し活にもデジタルツールが浸透傾向 60代はSNS7割・動画配信6割、AI活用は限定的
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推し活に使うツールは多くの世代でSNSが最多。60代もSNS利用、動画配信が共に7割程度と高水準で、シニア層にもデジタルツールが定着しつつあることが伺えた。一方でAIサービスの利用は60代2.4%、70代0%にとどまり、世代差が際立つ結果に。
【代表コメント】
株式会社TimeTree 代表取締役社長 深川泰斗

今回の調査から、シニアには若者とは異なる推し活の楽しみ方があることが明らかになりました。シニア層は「スポーツ推し」が多い結果でしたが、TimeTreeの予定データでも世代ごとの違いが見えており、スポーツに関しては『観戦』や『大谷翔平』『ドジャーズ』といったワードがシニアに多く登録されています。
一方でアーティストに関する推し活では、若者は『ライブ』の登録が多いのに対し、シニア層はディナーショーやコンサートが目立ち、予定の入れ方にまで世代ごとの特徴が反映されています。こうした違いは、単なる“世代ギャップ”ではなく、それぞれの世代に合った楽しみ方が根づいていることを示しています。さらに、家族で推し活を共有することで新しいコミュニケーションが生まれている点も見逃せません。シニア層が孫と一緒に推し活を楽しむ実態は、生活や世代間関係をより豊かにする兆しとして捉えることができます。今回の結果は、推し活が単なる若者文化にとどまらず、世代ごとの生活スタイルや価値観に深く結びついていることを示していました。幅広い世代に広がるこの現象は、多くの人が共感できる新しい視点を提供してくれるのではないでしょうか。
株式会社Oshicoco代表取締役 多田 夏帆

いま「推し活」は若者だけでなく、シニア世代にも広がっています。子育てや仕事が落ち着き、自分のために時間を使えるようになった世代が、アイドルやアーティスト、スポーツ選手を“推し”として楽しんでいるのです。最近では、親子三世代で同じアーティストのライブに行ったり、孫と一緒にアニメ映画を観たりと、家族で推し活を共有する姿も珍しくありません。誰かを応援することで外出や新たなコミュニティに参加する機会が増え、心が前向きになり、孤独の解消や自己肯定感の回復にもつながります。年齢に関係なく「好きなものに夢中になれる」ことこそが、人生を豊かにしていく。推し活はシニアにとって“第二の青春”と言えるのではないでしょうか。
推し活実態調査詳細
1. 推し活実施状況の全体像
10代・20代の推し活経験率は驚異の9割超、60代も半数以上が実施
まずは推し活の実施有無について尋ねると、推し活の実施率は10代の93.4%が最も高く、年代が上がるごとに減少する結果に。しかし、一般的には推し活と結びつきづらいイメージの60代でも、52.3%と半数以上が推し活を実施している実態が明らかになりました。
◾️推し活の実施状況 (単一回答 n=3376)

推し活による変化、「生活にハリや楽しみが生まれた」が全世代で最多。シニア層では健康面への影響も
次に、推し活による生活の変化を尋ねたところ、全年代共通して、「生活にハリや楽しみが生まれた」の回答割合が最も多い結果に。世代別で回答割合に違いが見られた項目としては、10代・20代の若い世代では「気持ちが前向きになった」、「人生の目標ができた」、「新しいことに挑戦できた」といったマインド面の変化に関する回答割合が高くなった一方で、年齢層が上がると「健康に気を付けるようになった」の回答割合が高くなっており、変化に関する意識の違いが見られました。
また、このように推し活が新たな生きがいの創出、ウェルビーイングの向上にもつながっている実態が浮かび上がった一方で、「支出が増えた」(10代64.2%、20代69.9%、30代69.5%、40代69.3%、50代63.6%)と、生活に楽しみをもたらす反面、経済面での影響も確認されました。
◾️推し活による生活の変化

2. 推し活のジャンル
世代で異なる“推し”の形 若年層は多ジャンル、50~70代はスポーツに集中
自身が行う推し活のジャンルを尋ねたところ、10代〜30代の若年層では「アイドル」を中心に幅広いジャンルが支持されており、特に10代では、「漫画・アニメ」(32.6%)や「ゲーム」(20.4%)、「インフルエンサー」(19.2%)、「VTuber・ボーカロイド」(21.3%)など、二次元・デジタル領域での推し活実施割合が高いことが特徴的でした。
一方で50代以降は「スポーツチーム・選手」を推す割合が高く、50代では28.4%、60代では26.8%、70代では過半数の53.1%が「スポーツチーム・選手」を推していると回答しました。これらの結果から、若年層は「多ジャンル型」、シニアは「スポーツ集中型」という世代差が明らかになりました。
◾️推し活のジャンル

推しの対象、60代・70代、10代〜50代ともに1位は「Snow Man」
60代・70代ではスポーツチーム・選手も多くランクイン
推しの対象について自由回答で詳しく尋ねたところ、シニア層での1位は、メンバーそれぞれが音楽活動に、俳優活動に大活躍の「Snow Man」でした。2位は「BTS」、3位は同率で「阪神タイガース」とロサンゼルス・ドジャースで大活躍の「大谷翔平選手」となり、5位には来春までの活動再開を発表したばかりの「嵐」が入りました。スポーツ推し活実施者の割合が高いシニア層は、「阪神タイガース」、「大谷翔平選手」、「ロサンゼルス・ドジャース」、「北海道日本ハムファイターズ」と、TOP10に野球に関する推し対象が4つランクインしました。
一方10代〜50代の推し活対象ランキングでは、1位はシニア層と変わらず「Snow Man」で、幅広い世代から支持されていることが明らかになりました。2位には「嵐」となり、シニア層と共通点はあるものの、ランキング全体を見るとアイドルグループが中心となり、60代、70代の推し活対象にも違いが見られました。
◾️60代・70代の推し活対象ランキング&10代〜50代の推し活対象ランキング

3. 推し活を一緒に行う相手
若年層は親や祖父母と、シニア層は子や孫と。
新たに見えた “家族をつなげる推し活”
推し活実施者に「誰と一緒に推し活を行うか」を尋ねたところ、30代〜70代では「ひとりで行う」が最も多く(30代69.1%、40代63.2%、50代53.7%、60代49.2%、70代55.0%)、自分のペースで楽しむスタイルが主流となっていました。
しかしそれ以外にも、10代・20代では「親や祖父母」と推し活を行う人がそれぞれ31.4%、21.4%にのぼりました。 また、40代以降では「子や孫」と一緒に行う割合が高まり、40代31.0%、50代31.7%、60代27.3%、70代26.7%と、若年層からシニア世代まで、家族で一緒に推し活を楽しむ実態が確認され、推し活が世代間の交流を生む文化となっていることが明らかになりました。
◾️推し活を一緒に行う相手

4. 推し活におけるデジタル活用実態
シニアの推し活にもデジタルツールが浸透傾向
60代はSNS利用7割、AI活用はまだ低調
推し活におけるデジタルツールの活用状況を尋ねたところ、全世代で「SNS(Instagram、Xなど)」が最も多く、10代から50代では9割前後が利用していました。これに続き「オンラインショッピングサイト(Amazon、楽天など)」「チャットサービス(LINE、Discordなど)」「スケジュール管理アプリ(TimeTree、Lifebearなど)」が3〜4割程度と、幅広くデジタルツールが取り入れられている実態が確認されました。
60代に注目すると、SNSの利用、動画配信サービスの利用が共に7割と高水準で、シニア層においてもデジタルを活用した推し活が日常的に定着しつつある様子がうかがえます。スケジュール管理アプリも27.1%が活用しており、推し活の予定や計画に役立てられていました。
一方で、AIサービス(ChatGPT、画像生成AIなど)の利用は若年層で1割前後あるものの、60代で2.4%、70代では0%と、シニア層における活用はまだ限定的であることも浮き彫りになりました。
◾️推し活におけるデジタル活用

【調査概要】
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調査期間:2025年8月7日(木)〜8月12日(火)
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調査対象:全国10代〜70代
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有効回答数:3,376名
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10代:380名
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20代:257名
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30代:291名
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40代:261名
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50代:356名
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60代:1578名
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70代:253名
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調査方法:インターネットアンケート
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調査機関:株式会社TimeTree
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」とは
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」は、共有とコミュニケーションを前提にしたカレンダーサービスです。家族、パートナー、サークル、職場など複数人数の予定共有が簡単にできて、目的に応じたカレンダーを複数つくることができます。2015年3月24日よりサービスの提供を開始、2025年5月には全世界で登録ユーザー数が6,500万を突破しました。「スマホの中の壁掛けカレンダー」として、ユーザーのみなさまの毎日の生活の中で幅広くご利用いただいています。
株式会社TimeTree概要
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社名:株式会社TimeTree(英語表記:TimeTree, Inc.)
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設立:2014年9月1日
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代表者:深川泰斗(代表取締役社長)
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所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿六丁目18番1号
住友不動産新宿セントラルパークタワー18階 -
事業内容:カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の運営・開発
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