ヘナアートがユネスコの無形文化遺産に登録!ラマダンで特別なドバイを体験しよう
〜ドバイへの世界からの宿泊旅行者数、2024年も過去最高を達成〜
ドバイ経済観光庁より、今年は3月(予定)が始まりとなるラマダンの基本情報と期間限定イベントなど、この時期にだけドバイでできる体験をご紹介します。また、前年比9%増、1,872万人と今年も過去最高となった2024年のドバイへの宿泊旅行者数や、2025年1月に森記念財団都市戦略研究所が発表した「世界の都市総合力ランキング」において、ドバイが5年連続で「世界で最もクリーンな都市」に選出されたことについても詳しくご紹介します。
2025年のラマダンは3月上旬が始まりとなる予定で、終わりは3月末頃となる見込みです(*注:新月の観測により確定します)。神聖な月であるラマダン時期は、街は普段と異なる特別な雰囲気に包まれます。ラマダン・キャノンの大砲の音、アラベスク模様の華やかな装飾やイルミネーションが街全体を華やかに彩り、レストランではラマダン限定メニューが提供され、アラビアン雑貨が揃うラマダン限定のマーケットなども開催されます。この時期にアラブ文化体験として、伝統的なヘナアート体験はいかがでしょうか。繊細で芸術的な模様を一人一人手に施すヘナアートは、2024年12月にユネスコの無形文化遺産に登録されました。ラマダンが春休み時期に当たる今年、学生・卒業旅行や女子旅などでドバイを訪れ、ラマダンならではのアラブの伝統文化に触れる貴重な体験をお楽しみください。
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ドバイへの宿泊旅行者数が、昨年に続き、過去最高記録を達成
2024年、ドバイの海外宿泊旅行者数は、1,872万人となりました。この数字は、前年比9%増となり、昨年に続き、過去最高記録を達成しました。今年は、GW、お盆、年末年始に長期休暇が取りやすい年です。世界の旅行者から注目され、多様な選択肢を提供するドバイにはお一人お一人のご予算や目的に合ったホテルやレストランが揃っています。アトラクションや体験、そしてドバイチョコレートでも注目されるユニークなスイーツや高く評価される食文化が楽しめるドバイへぜひお出かけください。
ドバイが5年連続で「世界で最もクリーンな都市」に選出
2025年1月に、森記念財団都市戦略研究所が発表した「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index, GPCI)」において、5年連続で「世界で最もクリーンな都市」にドバイが選ばれました。特に環境分野の「都市の清潔さ」指標では、100%の満足度を達成し、世界の主要都市を上回る高い評価を獲得しました。この成果は、「ドバイ統合廃棄物管理戦略2041」に基づく取り組みの結果であり、廃棄物の発生量を18%削減し、2041年までに埋立地への廃棄物ゼロを目指す持続可能な施策が評価されています。ドバイ政府は、3,200人以上の専門チームと855台の最新設備を活用し、都市全体の清掃と廃棄物管理を徹底しています。主要道路や高速道路、観光エリアや水路などの清掃に加え、有害廃棄物の処理やスマート廃棄物収集システムの導入、公共清掃業務への電気自動車の活用など、革新的な技術と持続可能な取り組みを進めています。
ラマダンについて
2025年のラマダンはいつから?
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ラマダンの時期はイスラムの暦、太陰暦に基づいているため、毎年日程が変わります。今年のラマダンは、3月1日頃*から約1ヶ月間の予定です。
*ラマダン開始日は新月の観測によって決定され、宣言されます。このため、天候などの影響により直前に変更されることもあります。
ラマダンとは?
ラマダンは、イスラム暦の9番目の月で、イスラム教徒にとって最も神聖な月です。ラマダン期間中、イスラム教徒は、日の出前に「スフール」と呼ばれる食事をとり、日没後の食事「イフタール」まで食事や飲み物を節制します。食事や水を控えることで、人生や食事のありがたさを改めて認識し、自我を抑制して飢えや貧困について考え、困窮している人々への共感を深めます。また、慈善活動が奨励され、貧しい人々への支援(喜捨)が積極的に行われます。日没後の「イフタール」を迎えると、街は活気に溢れ、ラマダンの祝福を分かち合う喜びに満ちたひとときが広がります。
ラマダンは、家族や友人との絆を強め、精神的な浄化や社会的なつながりを深める大切な期間です。この期間のドバイへの旅は、イスラム教の伝統に触れ、共感や思いやり、慈愛、精神性を感じられる貴重な機会となるでしょう。
日没を告げるドバイの伝統的なラマダン・キャノン
ラマダン期間中、ドバイでは日没とともに大砲の大きな音が街中に響き渡ります。10世紀のエジプトが起源と言われる、歴史あるラマダン・キャノンは1960年代からドバイでも受け継がれてきました。ラマダンの開始時に2回、そして、断食の終わりを知らせる、毎日の日没時に1回、ドバイ警察が厳重に管理する特別な大砲が、バージュ・カリファやマディナット・ジュメイラなどの人気観光地で、空の弾薬を使用して安全に発射されます。多くの観光客がその光景を一目見ようと集まります。大砲の発射は、宗教的な節目を象徴する重要な儀式であり、ラマダン期間中のドバイでしか体験できない特別な文化イベントです。
ラマダン期間中の食事について
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ラマダン期間中、多くのイスラム教徒は日の出前から日没まで食事を控えますが、ドバイでは主要なショッピングモールのフードコートやレストランは日中も営業しており、普段通りの食事が提供されます。また、期間中は、多くのレストランがラマダン特別メニューを提供し深夜まで営業します。誰もが日の出前の食事「スフール」や日没後の食事「イフタール」を味わい、ラマダンならではの特別な料理を堪能できます。また、市内各地には「ラマダンテント」と呼ばれる、特別な装飾を施されたスペースが設けられ、「スフール」や「イフタール」を体験しながらアラブ文化を堪能できる場となります。
*公共の場では、断食中の方々にご配慮ください。
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スフール(Suhoor):日の出前にとる食事で、家族や親戚、友人と集まり、果物、ナッツ、ヨーグルト、デーツ、卵料理、オートミールなどの栄養価の高い食事をとり、日中の断食に備えます。ただし、最近ではスフールという名前で、前日の夜に食事を提供するレストランも出てきました。
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イフタール(Iftar):日中の断食を終え、日没後に最初にとる食事です。まず、水を飲んで喉を潤し、デーツを取り、エネルギーを補給します。続いてスープ、肉料理や煮込み料理、米料理などの伝統的なエミラティ料理で必要な栄養と水分を摂取します。
ラマダンの終わりを祝う祭 - イード・アル・フィトル
約1ヶ月間のラマダンが終了すると、街中は一挙に祝祭ムードに。ラマダンの終わりを祝う「イード・アル・フィトル」が始まります(2025年は3月31日から4月2日に開催予定)。祭の初日は、家族や親族とともに過ごす人々が多く、ドバイの街の主な公共スペースでは、活気あふれる祭、伝統舞踊、音楽のライブ、そして特別なショーなどが開催されます。そこで街の人々に、現地の言葉で「イード・ムバーラク(イード、おめでとう)」と声を掛ければ、より一層、この祝祭の時間を楽しむことができるでしょう。
地域の人々との触れ合う、ラマダン限定現地ツアー ‐ ドバイ・スーク・イフタール・ツアー
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ラマダン期間中、地元に根ざしたツアー会社、フライング・パン・アドベンチャーズが主催する「ドバイ・スーク・イフタール・ツアー」が催行されます。少人数(8~10名)でガイドとともにドバイ旧市街(スーク)を巡り、地域の人々と一緒に特別なラマダンの雰囲気を味わいます。平日夜に開催されるこのツアーは、毎晩約2,500人が集まる合同イフタールの場所を訪れ、コミュニティの温かさや分かち合いの精神を体感します。その後、スパイス・スークを散策し、アブラ(渡し船)でドバイ・クリークを渡り、歴史と伝統が色濃く残るバール・ドバイ地区にあるエミラティ料理のレストランで、1960年代のエミラティ文化を感じられる家庭料理を堪能します。ツアー中にはデーツや軽食、水、チャイが提供され、休憩を挟みながら約3kmを歩きます。地元に根差したガイドが案内を担当し、ラマダンならではのストーリーや文化を分かりやすく紹介してくれます。このツアーは、地域の人々との交流を通じて、ドバイの伝統や文化を深く知る機会を提供します。
星空の下で贅沢なスフール ‐ パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ
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「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」の「ヒカヤット・ラマダン・ガーデン」は、ラマダン期間中に特別なスフール体験を提供する、洗練された魅力的な空間です。美しいパームツリーに囲まれ、ドバイ・クリークのきらめく水辺を望むこのガーデンでは、星空の下で心に残るスフールを堪能できます。スフールは18歳以上を対象に、毎晩午後9時から午前3時まで提供され、ラストオーダーは午前2時30分となっています。メニューは多彩な国際料理を取り揃えたアラカルト形式です。伝統的なアラビア風の装飾が施されたガーデンは、親しい友人や家族との集まりに最適な場所で、ラマダンの精神をスタイリッシュに体験できる贅沢な空間は、訪れる人々に忘れられないひとときを提供します。
地元食材の料理でイフタールを!‐ ジュメイラ・エミレーツ・タワーズのラマダン・マジリス
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ジュメイラ・エミレーツ・タワーズでは、ラマダン期間中、タワー間のテラスに「ラマダン・マジリス」が登場します。マジリスはアラビア語で「人が集う場所」という意味を持ちます。美しく装飾されたオープンエアの空間で特別な時間をお過ごしください。イフタールとスフールは、地元の食材を中心としたサステナブルに配慮された料理で、シーシャの提供やライブショーも行われます。目の前には、ユニークな外観が話題の、ミュージアム・オブ・ザ・フューチャーがそびえ立ち、夜には迫力あるライトアップも楽しめます。
料金:イフタール 大人AED315、子供AED160、スフール AED220〜
ラマダン期間限定の注目のイベント
モールも深夜まで営業!ショッピング - ドバイ・モール / モール・オブ・ザ・エミレーツ
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ラマダン期間中、ドバイ・モールやモール・オブ・ザ・エミレーツなどの主要なショッピングモールでは営業時間が延長され、夜遅くまでゆっくりとショッピングを楽しむことができます。ラマダン限定アイテムの販売やラマダン期間限定のセールも実施され、お得に買い物ができるチャンスです。さらに、モール内はアラビック調のラマダンスタイルで華やかに装飾され、伝統音楽やダンスなどのライブエンターテイメントも開催され、お祝いムードに包まれますラマダン期間ならではの、より華やかなショッピングモールで特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
ユネスコの無形文化遺産に登録決定!伝統と文化を継承するヘナアート
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2024年12月、ヘナとその儀式、美的・社会的慣習がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
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ヘナとは・・・ヘナは、植物のヘナの葉から抽出される鮮やかな赤褐色の天然染料です。乾燥させたヘナの葉に水やレモン汁を加えてペーストを作り、専用のコーンを用いて緻密な模様が描かれます。乾燥後、色は薄茶色から赤褐色へと変化し、約2~3週間で自然に消えていきます。
ドバイでは、ヘナは大切な伝統文化の一部として継承されており、結婚式やラマダンなどの宗教行事で、幸運や祝福、邪気払いの象徴として、手足に緻密で美しいデザインが施されます。特に結婚式前には花嫁が親族や友人と集まり、幸福な結婚生活を願って、年長の女性たちが螺旋模様や花柄、太陽のモチーフを手足に描きます。母親や祖母のデザインが受け継がれることもあります。ヘナアートは、単なる装飾ではなく、幸運や祝福の願いが込められた、特別な意味を持つ伝統文化です。
ドバイでヘナアートが体験できる場所
ドバイには、伝統的なヘナアートを体験できるスポットが数多くあります。ジュメイラ・ロードにあるラチナ・サロン(Rachna Salon)では、結婚式向けの華やかな花柄デザインのヘナアートを提供しており、洗練された仕上がりを楽しめます。また、高級ホテル内に店舗を構えるヘリテージ・フォー・ヘナ(Heritage for Henna)は、本格的で美しいデザインを施すことで知られています。さらに、ジュメイラ・レイク・タワーズにあるドバイ・ヘナ(Dubai Henna)では、ヘナアートの施術だけでなく、ヘナ教室やイベント、体験プログラムも開催されています。ドバイ滞在中に、ぜひこの伝統美あふれるアートを体験してみてはいかがでしょうか。
ドバイの美食シーンをさらに高めるエミラティレストラン ‐ ガルブーがオープン
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エミラティ料理を現代的な視点で再構築し、地元の職人の技を称える、新しいコンセプトのレストラン「ガルブー」が、今月オープンしました。ガルブーとは、アラビア語で「つつましい我が家へようこそ」という意味。厳選された食材から手作りの家具や装飾品に至るまで、UAEの風景、職人、伝統との深いつながりと、アラブの温かいおもてなしの精神を感じられるレストランです。そんな特別な空間で、朝食、ランチ、ディナーに加え、エミラティならではの優雅なハイティー「ファラ」も楽しめます。メニューは、ミシュラン星付きレストランでの豊富な経験を持ち、世界の多様な料理の知識を持つシェフのイオネル・カタウ氏の指導のもと、地元の味わいと世界のエッセンスを巧みに組み合わせて創り出されています。食だけでなく、文化、芸術、そして職人技も体感できる、ユニークで特別なダイニングをぜひ体験してください。
ドバイ経済観光庁
ドバイ経済観光庁(DET)は、ドバイ首長国を世界経済と観光の主要拠点として世界有数の商業都市、投資拠点および観光地にするという究極のビジョンの下、ドバイ経済アジェンダ(D33)で掲げた、2033年までに同国のGDPを倍増させ、世界トップ3のグローバル都市としての地位を確固たるものにすることを目標にします。DETはドバイの多様で革新的なサービス産業をさらに強化し、世界トップレベルのビジネス環境を提供することで優秀な人材を惹きつけ、生産性向上の加速化を図ります。さらに、ドバイが誇る多様な観光資源、ユニークなライフスタイル、生活の質の向上を総合的に推進し、世界で最も住みやすく働きやすい都市になるよう支援を強化して参ります。ドバイ経済観光庁は、ドバイのビジネスと観光分野における計画、管理、開発、およびマーケティングにおける主要機関であり、宿泊施設や旅行案内業者を含めた全ての観光サービスの許認可及び種別分類を担当しています。ドバイ経済観光庁のポートフォリオには、ドバイ政府観光・商務機関、ドバイ・ビジネス・ライセンス・コーポレーション、ドバイ消費者保護・公正取引公社、ドバイSME、ドバイ観光・商業マーケティング公社、ドバイフェスティバル・小売事業、ドバイ観光大学、が含まれます。
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