経済産業省が推進する「オレンジイノベーション・プロジェクト」に参画
認知症当事者と介護者、双方が充実した日々を送れる「共生」社会実現を目指して
大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 井上眞、以下「大塚製薬」)は、経済産業省の令和6年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業である「オレンジイノベーション・プロジェクト」の第2期実践企業に採択されました。大塚製薬は、株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役CEO:上路健介、以下 ジョリーグッド)との共同事業であるVRトレーニングプログラム「FACEDUO(フェイスデュオ)」において、本年9月10日には新しく「認知症ケア支援VR」の提供を開始しました。オレンジイノベーション・プロジェクトへの参画を通じて、「認知症ケア支援VR」のコンテンツ拡充や支援ツールの開発などに、認知症の方(当事者視点)や家族や介護スタッフ(介護者視点)の意見を取り入れ、当事者と介護者双方が充実した日々を送ることが出来るようサポートする製品やサービスの開発・提供の取り組みを拡大してまいります。
「オレンジイノベーション・プロジェクト」は、認知症の人も自分らしく暮らし続けられる「共生」社会の実現を目指し、認知症の人が主体的に企業や社会等と関わり、認知症当事者の真のニーズをとらえた製品・サービスの開発を行う「当事者参画型開発」の普及と、その持続的な仕組みの実現に向けた取組を推進するものです。
FACEDUOの「認知症ケア支援VR」は、認知症の方のご家族や介護士の方をはじめとする介護者の方々が、介護を行う際の具体的な対応を学ぶための、専門医監修の体験型VRトレーニングプログラムです。介護者自身の普段の対応や行動を、VRを通じて認知症当事者の主観で体験することで、当事者の行動の背景や気持ちを理解でき、接し方の工夫を学ぶことができます。本プログラムが認知症ケアの向上につながり、認知症の方がその人らしく暮らし続けることを可能にしながら、介護者のストレスも軽減され、双方がより充実した日々を送れるようになることを目指しています。
大塚製薬はオレンジイノベーション・プロジェクトメンバーの採択企業として、9月には東京都の商業施設で実施された展示会に出展し、FACEDUOを紹介しました。今後も、同プロジェクトの取り組みに参画するとともに、認知症の方とそのケアをする方々双方をサポートするサービスや製品の開発を推進することで、「共生社会」実現に向けた歩みを進めてまいります。
■ 大塚製薬株式会社について (https://www.otsuka.co.jp/)
大塚製薬は「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」(世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)の企業理念のもと、病気の診断から治療にアプローチする医療関連事業と、日々の健康維持・増進をサポートするニュートラシューティカルズ関連事業の二つの事業を中心に、トータルヘルスケア企業として多様な事業を展開しています。
■ 株式会社ジョリーグッドについて (https://jollygood.co.jp/)
ジョリーグッドは、米国やアジアを中心に、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。
これまで日本では250以上の医療・福祉機関への導入実績があり、米国ではハーバード大学やボストン大学、タイではマヒドン大学と共同開発事業を手掛けています。
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