ダイナミックマッププラットフォーム、大阪ガスとMOU(基本合意書)を締結 ～ダイナミックマップを活用し、施設内および一般道の物流自動化に向けて連携～

　ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長CEO: 吉村 修一、以下「当社」)は、大阪ガス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長: 藤原 正隆、以下「大阪ガス」)と、大阪ガスのエネルギー事業の業務効率化を目的に、大阪ガス関連施設内および周辺一般道での自動運転車両の実装に向けた検討を協同で推進するMOU(基本合意書)を締結しました。

　この取り組みを通して、社会課題となっている人手不足の解消や労働環境における安全性の向上への貢献を目指します。2025年度中には実証エリアの検討および走行実証を実施し、技術や設備面での課題抽出、ならびに様々な観点で検証を実施いたします。

■本MOUの背景

　ドライバー不足という、産業横断で存在する喫緊の社会課題に対応すべく、各業界で自動運転の導入が進められています。高速道路においては政府主導のもと自動運転の走行実証が実施されていますが、民間事業者の限定エリア内における自動運転については民間各社に委ねられている面も多く、技術面・安全面に課題があります。

■今後の取り組み

　当社は、これまで高速道路といった公道や空港など公共エリア等での自動運転導入に取り組んでまいりました。これらで培った技術やノウハウを活用し、施設内の車や人の状況など車両に対する動的なダイナミックマップ情報配信システムの構築を軸に、大阪ガスが関連する多様な業界毎の用途に合わせた自動運転サービスの提供を実現してまいります。また、お客様側のシステムとの連携も必要に応じて実行し、より実運用に根ざした自動運転車の導入による業務効率化を目指します。

＜ダイナミックマップについて＞

ダイナミックマップとは、情報のリアルタイム性ごとに4階層に分類された情報を持つ地図データベースの概念です。当社は車線情報、路面情報などをまとめた“静的情報”の基盤となる高精度3次元地図データを提供するとともに、準動的～動的なダイナミックマップ情報を配信するシステムの構築に取り組んでいます。

＜大阪ガスの事業について＞

Daigasグループは、国内エネルギー事業、海外エネルギー事業、ライフ＆ビジネス ソリューション（LBS）事業という3つの事業分野で培ったノウハウと強みのある資本を活用し、国内外を問わず新たな事業領域の拡大に積極的にチャレンジしています。様々なステークホルダーとともに社会課題の解決に資する価値「ミライ価値」を共創するため、AI技術の導入などDXの推進にも取り組み、持続可能な社会の実現への貢献を目指してまいります。

設立: 1897年4月10日

本社: 大阪府大阪市中央区

代表者: 藤原 正隆

事業内容: ガスの製造・販売、電力の発電・販売　等

URL: https://www.osakagas.co.jp/

＜ダイナミックマッププラットフォーム株式会社について＞

当社は日本政府によるバックアップのもと、国内自動車メーカー10社などの出資により設立されました。日本をヘッドクオーターに、北米・欧州・中東・韓国に拠点を持ち、26ヶ国で事業を展開しています。

現実の世界をデジタル空間に複製する高精度3次元データのプラットフォーマーとして、様々な産業分野におけるイノベーションを支えています。

設立: 2016年6月

本社: 東京都渋谷区

代表者: 吉村 修一

事業内容: 自動運転・ADASをはじめ多様な産業を対象とした高精度3次元データの提供

URL: https://www.dynamic-maps.co.jp/