難溶性物質の溶出性・吸収性改善に貢献! ショ糖脂肪酸エステルによる固体分散体製剤特性の向上
~第33回DDSカンファランスで発表~(9月12日)
第一工業製薬(本社:京都市南区、代表取締役社長:山路直貴)は、2025年9月12日(金)に静岡県立大学草薙キャンパス(静岡市)で開催される「第33回DDSカンファランス」において口頭発表を行います。
本発表は、静岡県立大学と共同研究によるもので、「HPMC-ASを担体とする非晶質固体分散体の特性に及ぼすショ糖脂肪酸エステルの影響」を報告いたします。
医薬品や健康食品分野では、水に溶けにくい機能性物質の溶出性および消化管内での吸収性改善が重要な課題です。本研究では、難溶性物質のモデル化合物としてクルクミンを選定し、固体分散体担体として広く使用される酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース (HPMC-AS)を用いて固体分散体を調製しました。さらに、当社のショ糖脂肪酸エステルを用いることで、クルクミンの溶出性や吸収性が著しく向上しました。
当社は、引き続き、固体分散体製剤化技術の研究を進め、これを通じて、医薬品分野や健康食品などの技術開発へ貢献してまいります。
■学会概要
1.学 会 名 第33回 DDSカンファランス
https://sites.google.com/view/33ddscshizuoka/home
(参加には事前登録が必要です。)
2.日 程 2025年9月12日(金)
3.開催場所
静岡県立大学 草薙キャンパス(静岡市)およびオンラインによるハイブリッド開催
4. 発表内容
【発表日時】
2025年9月12日(金)10:25~10:40
【タイトル】
HPMC-ASを担体とする非晶質固体分散体の特性に及ぼすショ糖脂肪酸エステルの影響
【発 表 者】 京都中央研究所価値創造研究部新規材料グループ長 岩木徹
研究担当者コメント
当社が長年取り組んできたショ糖脂肪酸エステルの技術が、非晶質固体分散体においても一定の効果を示すことが確認できました。今後の応用に向けて、さらに検討を進めていきたいと考えています。
【本リリースについてのお問い合わせ先】
第一工業製薬株式会社 管理本部 戦略統括部 広報IR部
TEL.075-276-3027 E-mail: d-kouhou@dks-web.co.jp
〒601-8002 京都市南区東九条上殿田町48番地2

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