インティメート・マージャー、SMNへポストCookie時代に向けたターゲティング技術の提供を開始

3rd Party Cookieに依存しない共通IDソリューション「IM UID」をDSP「TVBridge Ads」へ連携~iOSデバイスのWebブラウザ面へ広告配信が可能に~

国内最大級パブリックDMPを提供するデータプラットフォームカンパニー、株式会社インティメート・マージャー(本社:東京都港区、代表取締役社長:簗島 亮次、以下当社)は、当社が提供する3rd Party Cookie を利用せずに、異なるドメイン間で3rd Party Dataを連携する共通IDソリューション「IM Universal Identifier(以下IM-UID)」 をソニーグループでマーケティングテクノロジー事業を行うSMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:原山 直樹、以下SMN)が提供する、DSP(Demand Side Platform)「TVBridge Ads」へ技術提供し、連携を開始したことをお知らせします。


昨今、Webユーザーのプライバシー保護の高まりとともに、欧州では「GDPR(EU一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」などによるデータ収集・活用の規制強化が行われています。また、AppleのブラウザであるSafariは2020年3月にITP(Intelligent Tracking Prevention)のアップデートにより3rd Party Cookieはブロックされるほか、GoogleはChromeでの3rd Party Cookieを段階的に終了することを発表しています。これらの影響により、インターネット広告における広告配信や効果計測において、これまで活用されてきた3rd Party Cookieに代わる対策が早急に必要とされています。


これらの対策として、IMでは3rd Party Cookieに依存しない共通IDソリューション「IM-UID」を2020年12月より提供開始し、数々のマーケティングテクノロジー企業に向けて技術提供を行ってまいりました。そしてこのたび、新たにSMNが提供するDSP「TVBridge Ads」との連携を開始しました。


この連携により、「TVBridge Ads」を用いたiOSデバイスのWebブラウザ面へ広告配信が可能となります。実際に、SMNが「IM-UID」を活用した広告配信のテストを行った結果、iOSデバイスのWebブラウザ面へ広告配信が可能となったことで、プロモーション全体のターゲティングボリュームが約1.7倍まで拡大しました。


■テスト配信の結果

ボリューム拡大に留まらず、AndroidデバイスのWebブラウザ面と比べ入札競争の少ないiOSデバイスのWebブラウザ面を活用することでCPM(Cost per Mille)が200%改善。CTR(Click Through Rate)も55%と大きく改善し、結果、CPC(Cost Per Click)も400%改善しました。テスト配信の結果から、「IM-UID」を活用した配信により、TVBridge Adsの配信ボリュームを拡大させつつ、広告効果が向上したことを確認しました。



 なお、当社が提供しているポストCookieソリューションはDSPやSSPを提供している事業者と連携していくことで、今後もAdTech領域におけるポストCookie時代へ向けた対応を支援していく予定です。


 当社は、消費者のプライバシーに配慮しつつ、DX時代の企業のプライバシーガバナンスへの対応を目指し、プログラマティック広告におけるポストCookie時代のデジタル広告のエコシステムにおいて、3rd Party CookieやデバイスIDに代わる選択肢を提供し、業界に貢献してまいります。


<【メディア向け】7分で解説!インティメート・マージャーのポストCookieソリューションまとめと導入プロセス>


■国内最大級のテレビ視聴データを活用する「TVBridge」(https://tv-bridge.com/

「TVBridge」は、国内大手テレビメーカー4社が取得しているテレビ視聴データと、SMNが保有するデジタルメディアの接触データをもとにした広告配信を実現するデータ活用サービスです。コネクテッドテレビ約1,000万台分(2023年5月30日時点)のテレビ視聴データを活用し、様々なターゲット手法を用いて効果的な広告施策を実現しています。テレビ視聴データとは、ユーザーから広告用途への利用が許諾されているテレビ放送(全国の地上波、BS、CS)の視聴データです。このデータには、個人を特定する情報は含まれません。

 

■SMN株式会社 (https://www.so-netmedia.jp/

2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ活用広告配信サービス「TVBridge」を提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。

 

■株式会社インティメート・マージャーについて(https://corp.intimatemerger.com/

「世の中のさまざまな領域における、データを使った効率化」をミッションに掲げ、国内DMP市場導入シェアNo.1(※1)のデータ活用プラットフォーム「IM-DMP」を保有するデータマーケティングカンパニー。約4.7億のオーディエンスデータ(※2)と高度な分析技術を掛け合わせたデータ活用プラットフォーム「IM-DMP」の提供・構築支援、データ活用に関するコンサルティングサービスを提供しています。また、プライバシー保護に関する取り組みとして、一般社団法人 日本経済団体連合会が掲げる「個人データ適正利用経営宣言」に賛同しています。今後はSales TechやFin Tech、Privacy TechなどのX-Tech領域に事業を展開し「データビジネスのプロデューサー集団」を目指します。

※1 出典元:「教えてURL Webサービス調査レポート 2021.2」(https://oshiete-url.jp/report/docodoco/2021_2/ )

※2⼀定期間内に計測された重複のないブラウザの数を⽰します。多くの場合、ブラウザの識別にはCookieが利⽤され、⼀定期間内に計測された重複のないCookieの数のことを⽰します。


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会社概要

URL
https://corp.intimatemerger.com/
業種
情報通信
本社所在地
港区六本木3-5-27 六本木山田ビル4F
電話番号
03-5797-7997
代表者名
簗島亮次
上場
マザーズ
資本金
4億7553万円
設立
2013年06月