子どもらが手作り体験 夏を彩る金魚ちょうちん
高槻市立しろあと歴史館で展示中の郷土玩具に倣う
令和5年8月8日(火曜日)、高槻市立しろあと歴史館で、同館で開催中の全国各地の郷土玩具を集めた企画展「郷土玩具くらべ 推しどっち?」の連携企画として、同展で展示している山口県柳井市の郷土玩具をモデルにした「金魚ちょうちん」を作る体験教室を開催し、参加者は自分だけのオリジナル金魚ちょうちん作りを楽しみました。
「金魚ちょうちん」は、山口県柳井市の郷土玩具で、明治時代以前から夏祭りや縁日の夜店などで売られ、同市の夏の風物詩として親しまれてきました。
今回、金魚ちょうちん作りは初めての開催で、ボランティア組織であるNPO法人高槻市文化財スタッフの会が材料の準備や制作指導で協力しました。可愛らしいオリジナル金魚ちょうちんを手作りできることが話題を呼び、定員30人の体験教室に約150人の応募があるほど大人気。
この日、参加者は、同館の企画展で実際に展示されている「金魚ちょうちん」をはじめ、鯛や船をかたどった灯りの郷土玩具について学芸員から解説を受けた後、骨組みに和紙を貼り付けていきました。また、丸い胴体と長い尾ヒレに水彩絵の具を使ってそれぞれ好きな色で模様を描き染色しました。参加者は、完成した金魚ちょうちんを見て「大好きな色と模様の金魚ができてうれしい。どこに飾ろうかな。」と楽しんでいました。
しろあと歴史館では9月10日(日曜日)まで、全国各地の郷土玩具が楽しめる企画展「郷土玩具くらべ 推しどっち?」を開催中。金魚ちょうちんのほか、招き猫やこけし、犬張り子など約400点の郷土玩具を展示しています。
【しろあと歴史館】
住所:高槻市城内町1-7
開館時間:10時から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
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